薫風高校の関係者
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源 たゆら(みなもと たゆら) 声:杉田智和 / 豊永利行 薫風高校1年。第二次世界大戦終戦直後に妖怪と化した化け狐。ちずるの義理の弟(ちずるに拾われた)で耕太の同級生。耕太と姉を「バカップル」呼ばわりするなどノリは軽く、クラスの人気者。姉に八つ当たりでボコボコにされてはいるが、妖狐としての能力は高い。本物は平気だがつくりもののお化けと絶叫系マシンが苦手。女性経験は豊富らしいが薫風高校入学直後にあかねに一目惚れしてしまい、以来あかねにはそれとなく頻繁にアタックするが毎回冷たくあしらわれている。結果として無視されたり殴られることも多いが「冷たいあかねもイイ!」「特別扱いしてもらっている証拠」と少々マゾじみた思いを持っている。耕太がちずると交際することは寂しさ交じりで応援しているが、あかねに対して(無意識にせよ)何らかのアプローチを行うことは強く警戒している。 朝比奈 あかね(あさひな あかね) 声:斎藤千和 / 同左 薫風高校1年で耕太の同級生。クラス委員長で「校則違反ですっ!」が決め台詞の眼鏡っ娘。耕太とちずるの高校生にあるまじき交遊にいつも振り回されている。ところ構わず風紀を乱しまくるちずると望を掣肘できる唯一の生徒で、そのために「小山田耕太のただれた女性関係」のひとりに誤解される。興奮しすぎると周りが見えなくなる(たゆらを蟹の脚で刺殺しかけた)。耕太に好意とまではいかないが気にかけているようであり、またたゆらの気持ちに気付き始めている。色々と起きる不可思議な事件からちずる達の正体に薄々気付いているが、大切な友人として常に変わらず接している。酒乱。 佐々森 ユウキ(ささもり ユウキ) 声:- / 世戸さおり 薫風高校1年で耕太の同級生。医者を父親に持ち、キリコとは幼稚園の頃からの仲良し。ベリーショートの癖っ毛に見られるようなおおらかな性格で、周囲のハチャメチャな環境を楽しんでいる。少年のような顔立ちだがキリコから教わった豊胸体操を続けた結果、バストサイズは親友のそれを上回っている。耕太の恥ずかしいあだ名は大抵ユウキが発端になっている。望の転入後は望にも興味津々で仲も良い。趣味はビデオカメラによる自作ライブラリ作成鑑賞。 高菜 キリコ(たかな キリコ) 声:- / 宮崎羽衣 薫風高校1年で耕太の同級生。ユウキとは幼稚園の頃からの腐れ縁で、彼女からは「きーちゃん」と呼ばれる。冷静で醒めた性格だが親友のユウキにはつきあいがよく、いつも振り回されっぱなし。ユウキとは正反対に女性関係にだらしない耕太に冷たく、「見られただけで生理が止まる」「同じ空気を吸っただけで新たな性癖に目覚めさせられる」、「そばにいるだけで妊娠しそう」、「ケダモノ」(後半の2つはいずれもアニメ第2話)と散々な評価をしている。 七々尾 蓮(ななお れん)七々尾 藍(ななお あい) 声:- / 門脇舞以 声:- / 仲西環 小説第5巻から登場。薫風高校1年で耕太の1年後輩に当たる。双子の姉妹で元はちずるの暗殺を仰せつかった葛の葉の刺客であったが、任務の失敗とともに耕太とちずるの「子供」になった。驚くほど容姿が似ていて、見分けはおさげの左右でしかつけられない。鎖を使った攻撃をする。アニメでは耕太たちの同級生で、食事代わりにパンの耳を食べて凌いだり(第1話)造花作りなどの内職に休憩時間中に勤しんだり(第2話)、あかねたちが失神するほど不味いちづるの手料理をうまそうに食べていたり(第3話)と毎日切羽詰った生活をしている「極貧姉妹」として登場する。小説版では葛の葉を裏切ったため、支援が打ち切られ自ら生計を立てねばならないことが描写されているが、実は「ママ」のちずるの財力をあてにすれば楽に生活が出来ると知りつつそれを良しとせずに自活していたことが後に明かされる。とても息のあった双子で耕太とちずるを心から慕い、共に命懸けで守ろうとする。 桐山 臣(きりやま おみ) 声:近藤隆 / 同左 薫風高校2年。その正体は風を操る能力を持った妖怪・かまいたちで、「薫風高校の妖怪は番長に従うべし」という不文律を無視する源姉弟を仇敵視している。第4巻から薫風高校の番長を流星から受け継ぐ。耕太たちの交遊に嫌悪感を抱いていた者の1人だが、一介の人間ながら強敵と闘って成長していく耕太の実力は認めている。片言な喋り方をする。3人兄弟の末弟で兄と姉がいる。カラオケの持ち歌は「東京砂漠」。 長ヶ部 澪(おさかべ みお) 声:松来未祐 / 伊月ゆい 薫風高校2年。いつも臣に付き従っている。小学生と見紛うほど背が低く(そのため小学生に告白されたことがある)、華奢な体格をしている。その正体はカエルの半妖で、体からヒーリング(治癒)効果をもつ油(逆に毒になることもあるらしい)を出すことができる(ちずる達は「澪の油」と呼んでいるが、本人は嫌がっている)。オサカベ村の豪農の家に生まれて以来、父親によって座敷牢に閉じ込められていたところを臣に助け出されている。それまで名無しだったのを臣が名付けた(苗字は出身村の名前から、名前は臣の名前を入れ替えたもの)。臣に好意を持っている。普段は戦闘力は無いに等しいが臣が傷つけられると恐るべき力を発揮する。9巻において臣とたゆらを秒殺(秒コロスと表記されている)した臣の兄姉を逆に秒殺した。 熊田 流星(くまだ りゅうせい) 声:三宅健太 / 乃村健次 薫風高校3年。巨体と左目の十字の傷がトレードマークで、対外的には薫風高校の番長と見られている。その正体は熊の妖怪で神(キムンカムイ、アイヌ語で「山の神」の意)として崇められるほどの実力者だった。第4巻で卒業したが「熊田 彗星」(くまだ すいせい)と名前を変えて新入生として再び薫風高校に入学し、新番長の臣に従っている。巨体に似合わず、趣味はノートパソコンによるオンラインデイトレード(アニメ版ではブラジルのコーヒーが値上がりなどと言っていることから先物取引)。かつて「御方さま」と闘って敗北したことがあり、以来ともにお茶を飲んだりファミスタに興じるといった交友関係をもっている。 三珠 未弥(みたま みや) 小説第12巻で初登場。三珠四岐の妹。13巻現在で三珠家の当主である。外見はツインテールの小悪魔的女子高生だが、その力はたゆらでも歯が立たないほど。 砂原 幾(さはら いく) 声:下屋則子 / 同左 社会科教師で、耕太のクラス担任。天然ボケが激しい。幼いときから御方さまという妖怪にとり憑かれており、二重人格者のように性格が変わる。砂原家の当主であるが、ちずるの存在を隠すなどほとんど独立した行動をとっている節がある。妖怪たちの監査官をしている。 御方さま(おかたさま) 幾に憑依している妖怪。本名は砂女(すなめ)。正体は砂かけ婆。八千代の時を魂だけとなりながらも生き抜いてきた。代々、砂原家の当主に憑依している。葛の葉設立時のメンバーであり、組織内での立場はかなり高い。伝説の金属「ヒヒイロカネ」を持っている。 八束 たかお(やつか たかお) 声:松山鷹志 / 同左 体育教師兼生徒指導担当で、強面で通っている。葛の葉に所属していて、妖怪たちの監査官をしている。八束家からは勘当されているらしい(しかし第8巻では幾に「家を飛び出て - 」と言っているので、勘当というよりは家出に近い)。相当の苦労人らしく、雪花とはそういった面で気が合うらしい。第10巻にて、妹に言いくるめられ八束家の当主代理になった。アニメ版ではカップラーメンを食べている描写が第2話やOPなどで度々登場する。 雪花(ゆきはな) 詳細は「#雪花」を参照
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