秋田駅 - 青森駅間
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当区間は湖西線・北陸本線・IRいしかわ鉄道線・あいの風とやま鉄道線・えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン・信越本線・白新線・羽越本線とともに「日本海縦貫線」を形成していることから、通称として当区間を「奥羽北線」、福島駅 - 秋田駅を「奥羽南線」と称することがある。これらは全線開通前に「奥羽北線」「奥羽南線」と呼ばれた区間とは異なる。 優等列車以外は、大きく分けて秋田駅 - 大館駅間、大館駅 - 弘前駅間、弘前駅 - 青森駅間の3系統に分割された運行体系となっており、さらに秋田駅 - 八郎潟駅・東能代駅間、鷹ノ巣駅 - 大館駅・弘前駅間および碇ヶ関駅 - 弘前駅間の区間列車や、秋田駅 - 追分駅間では男鹿線、弘前駅 - 川部駅間では五能線への直通列車がそれぞれ設定されている。おおむね1 - 2時間に1本程度の運行であるが、秋田駅 - 追分駅・八郎潟駅間、弘前駅 - 青森駅間では1時間に1 - 3本程度運行されている。また、秋田駅 - 青森駅間の直通列車が2019年3月改正の時点で毎日1.5往復設定されている。一部列車はワンマン運転を行っている。2010年代半ば以降、大館駅での系統分割が減少し、弘前駅での系統分割が増加する傾向にある。上りのみ羽越本線への直通列車も運行されており、東能代発酒田行きが2本、休日運休の八郎潟発新屋行きが1本運行されている。 2016年3月26日の改正で、津軽新城駅 - 青森駅間の列車が新設され、そのうち夕方の1本は、津軽線蟹田発津軽新城行きで運行される。そのため津軽新城駅 - 青森駅では毎時2 - 3本運転されている。 2010年12月4日の改正において、青森駅 - 弘前駅間で朝5時台の列車と弘前駅終着時刻が日付を跨ぐ最終列車、弘前駅 - 大館駅間で5時台と22時台に列車が増発された。 2019年4月現在、下りには夕方から夜にかけて秋田から弘前・青森行きの快速列車が各1本、上りには朝に大館と弘前から秋田行きの快速列車が各1本(計2往復)設定されている(ただし2018年のダイヤ改正以降、これらの快速列車は秋田駅から八郎潟駅まで各駅停車となった)。このうち朝6時台の大館発秋田行き快速列車は、2002年11月30日までこの区間で設定されていた快速「しらゆき」のうち最速達列車であった「しらゆき2号」のダイヤを引き継いだものである。残り3本は2016年3月26日のダイヤ改正で減便された特急「つがる」の代替で設定されたものであり、このため弘前発着の列車も青森方面との接続が考慮されていて、3本とも秋田駅 - 青森駅間を特急と大差ない3時間前後で到達可能なダイヤである。2016年3月25日まではこのほかにも、かつて秋田駅 - 鹿角花輪駅(花輪線)間で設定されていた急行「よねしろ」(2002年12月1日より快速に格下げ)のダイヤを引き継いだ秋田駅 - 大館駅間の快速列車1往復(下り秋田発18時台、上り大館発8時台)が運転されていたが、その後、前述の快速列車と時刻が近接するためそれらに統合され廃止となっている。これらは2008年3月14日までは唯一の奥羽本線 - 花輪線直通列車として国鉄キハ58・28形気動車で運行されていた。 また、秋田駅 - 東能代駅間と弘前駅 - 青森駅間で五能線直通の観光列車「リゾートしらかみ」が1日3往復(冬期は最大2往復。通常は土曜・日曜日のみの1往復)運転されている。 1999年頃の大館駅 - 弘前駅間の下りは、8時前後頃から14時前後頃までの間に普通列車が無く、5 - 6時間も運転間隔が開いていた。後にこの時間帯に弘前駅 - 大館駅間に1往復毎日運転の臨時列車が設定され、2008年3月15日のダイヤ改正で定期列車化の上、大館駅で接続していた秋田方面との列車と統合され、下りが酒田駅→弘前駅間の列車に、上りが弘前駅→秋田駅間の列車となった。この列車は後に下りも秋田始発となり、2010年12月4日のダイヤ改正で秋田駅 - 大館駅間と大館駅 - 青森駅間の列車に分割された。そしてこの改正で、新たに大館駅 - 弘前駅間が毎日運転の臨時列車(下り大館発12時台、上り弘前発10時台)となる大館駅 - 青森駅間の列車が1往復新設された。2014年3月15日のダイヤ改正で弘前駅で系統分割され、大館駅 - 弘前駅間の毎日運転の臨時列車は下り大館発11時台、上り弘前発9時台に設定時刻が繰り上げられた。 なお、この区間は新幹線以外の在来線優等列車が走る数少ない区間となっている。2016年3月26日改正時点では以下の列車が設定されている。すべて昼行列車。 特急列車特急「つがる」(秋田駅 - 青森駅間) かつて、1992年7月の山形新幹線開業に伴い、山形駅 - 新庄駅・秋田駅間を運行する特急「こまくさ」が設定されていた。山形新幹線との連絡特急としての存在が大きかったが、平日の日中を中心に乗降客が少なく(とりわけ新庄駅以北は閑散としていた)、また特急でありながら停車駅が比較的多く、特急料金をわざわざ支払って乗車する意義についての沿線住民からの意見もあり、1997年3月の秋田新幹線開業を機に大部分の運転区間が山形駅 - 新庄駅・横手駅間に短縮され、1999年3月の山形新幹線新庄延伸工事を機に新庄駅 - 秋田駅間の快速列車へと代わった。「こまくさ」は全区間B特急料金が適用されていたため、秋田駅 - 大曲駅間で並走する秋田新幹線「こまち」(A特急料金適用)とは特急料金が異なっていた。 2016年3月26日の北海道新幹線開業前には、同年3月21日まで新青森駅 - 青森駅間で、新青森駅 - 函館駅間の特急「白鳥」・「スーパー白鳥」が運転されていた。 なお、新青森駅 - 青森駅間は特例として、この区間のみ寝台特急を除く特急列車に乗車する場合は乗車券のみで普通車自由席に乗車可能である。2010年12月の特例実施当初、「青春18きっぷ」などの一部の特別企画乗車券にはこの特例は適用されなかったが、2012年夏季より特例が適用されるようになった。
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秋田駅 - 青森駅間
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この区間は狭軌 累計営業キロは福島駅起算 凡例駅名 … (貨):貨物専用駅、◆・◇・■:貨物取扱駅(貨物専用駅を除く。◇は定期貨物列車の発着なし、■はオフレールステーション) 停車駅普通…基本的にすべての旅客駅に停車。ただし一部列車は▽印の駅を通過する。また、津軽湯の沢駅は冬季間(12月1日 ‐ 翌年3月31日)すべての列車が通過する。 快速…●印の駅は停車、|印の駅は通過弘前始発五能線経由東能代行き快速列車については「五能線#駅一覧」を参照(撫牛子駅停車) 特急「つがる」・臨時快速「リゾートしらかみ」の停車駅は列車記事を参照 線路…∥:複線区間、◇:単線区間(列車交換可能)、∧:これより下は複線、∨:これより下は単線 駅名営業キロ快速接続路線・備考線路所在地駅間累計秋田駅 - 298.7 ● 東日本旅客鉄道:■秋田新幹線・奥羽本線(湯沢・横手方面)・■羽越本線 ∧ 秋田県 秋田市 泉外旭川駅 3.1 301.8 ● ∥ (貨)秋田貨物駅 0.5 302.3 | ∥ 土崎駅 3.5 305.8 ● 日本貨物鉄道:奥羽本線(貨物支線) ∥ 上飯島駅 2.5 308.3 ● ∥ 追分駅 3.4 311.7 ● 東日本旅客鉄道:■男鹿線 ∨ 大久保駅 7.2 318.9 ● ◇ 潟上市 羽後飯塚駅 3.3 322.2 ● ∧ 井川さくら駅 1.4 323.6 ● ∥ 南秋田郡 井川町 八郎潟駅 3.9 327.5 ● ∨ 八郎潟町 鯉川駅 5.5 333.0 | ◇ 山本郡三種町 鹿渡駅 5.4 338.4 | ∧ 森岳駅 6.7 345.1 ● ∨ 北金岡駅 4.3 349.4 | ◇ 南能代信号場 - 352.5 | ◇ 能代市 東能代駅◇ 6.0 355.4 ● 東日本旅客鉄道:■五能線 ◇ 鶴形駅 4.9 360.3 | ∧ 富根駅 5.2 365.5 | ∥ 二ツ井駅 6.7 372.2 ● ∥ 前山駅 7.3 379.5 | ∨ 北秋田市 鷹ノ巣駅 5.4 384.9 ● 秋田内陸縦貫鉄道:秋田内陸線 …鷹巣駅 ∧ 糠沢駅▽ 3.2 388.1 | ∥ 早口駅 5.4 393.5 ● ∨ 大館市 下川沿駅 4.2 397.7 | ◇ 大館駅◆ 5.2 402.9 ● 東日本旅客鉄道:■花輪線 ∧ 白沢駅 6.5 409.4 | ∥ 陣場駅 7.1 416.5 | ∥ 津軽湯の沢駅▽ 5.8 422.3 | ∥ 青森県 平川市 碇ケ関駅 4.9 427.2 ● ∥ 長峰駅 4.8 432.0 | ∨ 南津軽郡大鰐町 大鰐温泉駅 3.3 435.3 ● 弘南鉄道: 大鰐線 …大鰐駅 ◇ 石川駅 5.4 440.7 | ∧ 弘前市 弘前駅■ 6.4 447.1 ● 弘南鉄道: 弘南線 ∥ 撫牛子駅 2.7 449.8 | ∥ 川部駅 3.6 453.4 ● 東日本旅客鉄道:■五能線 ∨ 南津軽郡 田舎館村 北常盤駅 3.2 456.6 ● ◇ 藤崎町 浪岡駅 5.5 462.1 ● ◇ 青森市 大釈迦駅 5.1 467.2 | ◇ 鶴ケ坂駅 6.2 473.4 | ◇ 津軽新城駅 5.4 478.8 ● ◇ 新青森駅 1.8 480.6 ● 東日本旅客鉄道: 東北新幹線・奥羽本線(貨物支線)北海道旅客鉄道: 北海道新幹線 ◇ 青森駅 3.9 484.5 ● 東日本旅客鉄道:■津軽線青い森鉄道:■青い森鉄道線 ◇ ^ 追分駅は男鹿線の起点駅であるが、列車はすべて秋田駅まで乗り入れる。 ^ 川部駅は五能線の終点駅であるが、列車はすべて弘前駅まで乗り入れる。 2021年度の時点で、JR東日本自社による乗車人員集計の除外対象となる駅(完全な無人駅)は、泉外旭川駅・上飯島駅・鯉川駅・北金岡駅・鶴形駅・富根駅・前山駅・糠沢駅・下川沿駅・白沢駅・陣場駅・津軽湯の沢駅・長峰駅・石川駅・撫牛子駅・大釈迦駅・鶴ケ坂駅・津軽新城駅である。 過去の接続路線 湯沢駅:羽後交通雄勝線 - 1973年4月1日廃止 横手駅:羽後交通横荘線 - 1971年7月20日廃止 秋田駅(駅前連絡):秋田市電 - 1966年3月31日廃止 八郎潟駅:秋田中央交通線 - 1969年7月11日廃止 二ツ井駅(駅前連絡):中西徳五郎経営軌道 - 1940年3月1日廃止 大館駅(駅舎は別に隣接):同和鉱業花岡線 - 1985年4月1日廃止 大館駅(駅舎は別に隣接):小坂製錬小坂線 - 1994年10月1日旅客営業廃止、2008年4月1日休止、2009年4月1日廃止 川部駅:弘南鉄道黒石線 - 1998年4月1日廃止
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