碧の野薔薇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/09 03:00 UTC 版)
シンボルは薔薇。シンボルカラーは碧。団員のほとんどが女性の魔法騎士団で、男性はパシリ扱いを受けている。前年度の星取得数は5位でアスタが入団した年は4位。女性団員殆どが男を毛嫌いし高貴な態度をとる団長のシャーロットを尊敬しており、表向きは恋愛を禁止していた。しかし、シャーロットが団員の前でヤミへの愛を告白した際には、ソル以外のほぼ全ての女性団員が裏で秘密裏に男性との恋愛関係を持っていたことを暴露し、男性の興味を惹きつかせる手段を数多く熟知していた。 シャーロット・ローズレイ 声 - 小林ゆう 9月18日生まれの27歳。身長171cm。血液型はA型。好きなものは私邸内庭園での落ち着いた時間、ヤミ(以外の男はほぼ嫌い)。魔法属性は「荊」。 「碧の野薔薇」の団長。上級貴族ローズレイ家の出身。軽装の鎧を身につけた騎士のような恰好をしている。男を軽んじる言動が目立つが、内心ではヤミに惚れている。ツンデレ。お酒は超弱い。ヤミからは「トゲトゲツンツン女王」若しくは「トゲツン女王」と呼ばれている。 「荊魔法」の使い手で、薔薇の装飾が施されている剣柄から膨大な量の荊を展開する中距離攻撃を得意としている。荊には青い薔薇が咲いているが、これは下記の呪いによりシャーロットの魂そのものが変質されたことによるもの。 ローズレイ家を恨む人物によって18歳になった時に発動する呪い(クローバー王国内の魔法とは異なるもの)を家にかけられ、それを克服すべく、言い寄る男達にも目もくれず魔法の研鑽を続けてきたが、努力も空しく呪いが発動し、荊の檻に閉じ込められそうになったところに「食ってたスープパスタをぶちまけられた」ヤミが登場して救われる。呪いを解く方法が「男に心を奪われる」ことだったため、長年の呪詛からも解放されると共に、ヤミに心惹かれるようになった。ドロシーによれば、全ての呪いの原点は悪魔・メギキュラによるものであるとされたため、シャーロット本人の呪いも間接的にメギキュラが影響している。 転生魔法の発動によりエルフの「シャルラ」に肉体を乗っ取られる。その最中でもシャルラとヤミの行動は見ていたようで、エルフ事件の後に目を覚ました際にはヤミを見るなり凄まじい速度で王国中を走り抜け、団員たちにヤミのことが好きであると告白している。その後、呪いについて聞きに来たヤミを食事に誘い、彼にゴードンの存在を指摘する。 アニメオリジナルの半年間の修行編では、ヤミに自身の思いを幾度か伝えようとするが失敗が続く。また、団長限定のクリスタル争奪チーム戦に参加し、ヴァンジャンス・フエゴレオン・ドロシーとタッグを組む。ハート王国の精霊守による修行には、シャルラに支配された際の魔の感覚を頼りに、彼女が使っていた赤い薔薇を再現し更に強くなるべく、自らを推薦した。精霊守・サラードの下で術式の特訓を行う。魔言術式に関する勉強は誰よりも熱心に行っていた。 半年後にクローバー王国がスペード王国の漆黒の三極性の一角であるダンテ及びゼノンの襲撃を受けたことから、ナハトにより結成された対スペード王国の精鋭の一人に選考され、スペード王国ではリルと共にヴァニカ及び彼女の呪いがかかった八輝将2名と対峙。自身の呪いを魔言術式により「呪いを吸うほど強くなる」ものに書き換え、八輝将をまとめて撃破。更に、自分の呪いが書き換わったことで本来の紅色の薔薇をシャルラのように使うことができ、碧と紅の2色の荊魔法で呪いの塊ともいえるヴァニカ及びメギキュラを圧倒し、一瞬にして拘束する。しかし冥府の門が開いた事で完全に悪魔の力を使える様になったヴァニカに拘束を破かれてしまう。更に操られたロロペチカが駆けつけた事もあり追い詰められるもノエルとガシャが駆けつけた事で助かる。自身の魔法で呪いを弱める事でノエルを援護していたが、現れたメギキュラの攻撃で再起不能となる。しかし、直前に発動していたリルの魔法によって復活し、メギキュラを完全体にすることを阻止し、ノエルを援護した。メギキュラの消滅後、リルの魔法が切れた事で再度死にかけるも、ミモザの魔法によって回復した。ルチフェロが不完全ながらも顕現しようとした際にはヤミやヴァンジャンスを除く他の団長と共にアスタを助けに駆けつけるも一蹴される。 魔法一覧 荊(いばら)創成魔法 呪いの影響で薔薇は碧色となっている。エルフのシャルラが使用する際は呪いの影響を受けず本来の紅色の薔薇となる。軀狩りの荊棘樹(くがりのおどろじゅ) 大量の荊が針葉樹のような形を創り出す。 四肢裂きの棘槍(ししざきのきょくそう) 何十本もの荊を弾丸のように放つ。 改荊魔法 ハート王国で習得した魔言術式により、自身の呪いを書き換えて発現した魔法。碧薔薇の楽園 呪いに反応し吸い尽くす荊を辺り一面に放つ。呪いを吸うと碧色の薔薇が咲く。 真荊魔法 呪いの碧色、本来の紅色の2色の薔薇を使う魔法。荊女王 碧と紅、2色の薔薇と荊を身に纏って使用でき、荊の鞭を持った形態。 緋威の麗戦槍(ひおどしのれいせんそう) 巨大な槍の形をした荊を放つ魔法。 ソル・マロン 声 - 書上春菜 5月13日生まれの18歳。身長180cm。星座は牡牛座。血液型はB型。好きなものはモンブラン、シャーロット。魔法属性は「土」。三等中級魔法騎士。 「碧の野薔薇」に所属する魔法騎士。平界出身。男勝りで自由奔放な褐色肌の娘。過去にシャーロットに救われたらしく、それ以降シャーロットに心酔しており、「姐さん」と呼び慕っている。 「土魔法」の使い手で、土のゴーレムを操ることを得意とし、独創性は魔法帝ユリウスにも褒められているが、ちょっと自由すぎると評されている。 王撰騎士団選抜試験ではキルシュ・マグナとチームを組む。1回戦はキルシュに誘導されたのもあり、流れるように勝利した。2回戦ではミモザを拘束するが、ミモザがゴーレムに仕込んだ魔法によってゴーレムの制御を奪われて敗北。ゾラからは「何かと大雑把すぎだ。テメーが魔力の機微に敏感だったら負けてなかったかもな」と罵倒された。 転生魔法によってシャーロットを乗っ取ったシャルラに攻撃を喰らった事にショックを受けながらも、シャーロットを追いかけた先でヤミと合流。ヤミから転生魔法の事を聞かされると過去に自分を救ってくれた恩返しとしてシャルラに立ち向かうが、彼女の魔力を前に魔法を上手く使うことすらできず、自分が毛嫌いする男の中でもかなり嫌がっていたヤミに泣きながらシャーロットの事を頼む。その後はヤミの指示を受け行動した。事件後はヤミへの恩義から面会を求めたシャーロットに会わせた。団員の中で唯一男と関係を持っておらず、周りが恋愛経験豊富であることに驚いた。また、星果祭の時にヤミの事を「ムサ苦しい男クサイ男の中の男No.1黒の暴牛団長」と言っていたが、エルフ事件後のシャーロットの見舞いの時はヤミの事に対して「男にしては魅力がある」と語っていた。 アニメオリジナルの半年間の修行編では、叙勲式にてエルフ騒動時での功績を称えられ、五等上級魔導騎士へと昇格。 魔法一覧 土魔法 土壁横断(どへきおうだん) 土を隆起させ壁を作る。 土創成魔法 暴れ地母神(あばれじぼしん) 土で巨人を創り出す。攻撃だけでなく、移動にも用いられる。 プーリ・エンジェル 声 - 小若和郁那 「碧の野薔薇」に所属する魔法騎士。魔法属性は「翼」。四等上級魔法騎士。 ハイテンションな性格の丸々した女性。王撰騎士団選出試験では、ラック・クラウスとチームを組む。 王撰騎士に選抜され、白夜の魔眼のアジト襲撃に参加。しかし、転生魔法の発動によりエルフに肉体を乗っ取られたことでライアに助太刀する形で他のエルフ4名と共にメレオレオナと対峙。その後はアスタたちを襲うも逃げられると今度は王都を襲うが黒の暴牛に敗北した。 恋愛に関しては知識豊富のようで、ヤミに恋心を抱く団長のシャーロットに対し様々なアドバイスを与える。 魔法一覧 翼魔法 天使の羽ばたき(エンジェルフラッピング) 自身の背中に生やした翼から無数の羽根を放つ。羽根は敵には攻撃を、味方には追い風を与える。 天使の魔翼 贈(エンジェルウィングギフト) 飛行可能な天使の翼を仲間たちに生やす。 連携技 複合魔法 神鳴の矢(かみなりのや) ラック・クラウスの魔法を混ぜ、巨大な雷の矢を一直線に放つ。途中の物体はすべて貫いて進む。 複合魔法 魔調の五重奏(エレメンタル・ク・インテット) エルフに転生した際、ライア・リラ・フラギル・ロッサと共に5人の魔を込めて発動した直線攻撃。 リサッカ・オンダル 声 - 小若和郁那 「碧の野薔薇」に所属する魔法騎士。魔法属性は「水」。 転生魔法の発動によりエルフに肉体を乗っ取られて平界の街を襲っていたが、駆け付けた黒の暴牛に敗北し転生魔法を解除された。
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