生徒会とその関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/25 05:29 UTC 版)
「にこプリトランス」の記事における「生徒会とその関係者」の解説
若林 輝也(わかばやし かぐや) 年齢17歳。高3。男。173cm。生徒会会長様。久我原このみの彼氏。成績優秀で優等生だが、性格のせいか「バカ様」扱い。動物全般が苦手だったり、流血が苦手だったりと弱点多し。常に本物の日本刀を持ち歩いている。 初登場時から久我原に惚れている描写があったが、その仲はなかなか進展しなかった。初登場時から惚れていて、姉妹校の生徒会長の後押しもあり、ようやく久我原に告白できたものの、その後も「会長」「久我原」と呼び合う上に手すらつないだ事もない状態が続いたが、第3巻でやっとカップルとなり名前で呼ぶことができ、手でつなぐこともできるようになった。 動物嫌いの割に、髪型はポニーテールである(本人曰く「伸びるのが早いから切るのが面倒」との事)。女性が強い家系らしく、姉と妹がいる。久我原に一度、アロハシャツを着せられたことがある。 名前の由来は「かぐや(輝夜)」姫から。 最終話では生徒会の面々と江藤と一緒に企業を興していることが語られる。 久我原 このみ(くがはら このみ) 年齢15歳。高1。女。生徒会書記。若林輝也の彼女。無口で大人しいが、自己主張はしっかりしている。端から見ると、若林をおちょくる余裕すら持ち合わせており、彼にだけついつい意地悪しちゃうおちゃめさん。このほか、異性ではりんすのことがなんとなく気になっていたようだが、作者曰く「りんすは女友達ってカンジ」。 若林の突然の告白以来、適当にあしらいながらも彼の分の弁当を作ってあげたりしている。弟が一人いる。りんすと並ぶと彼よりも背が低く、弟の方が背が高いことが腹立たしいと思っている。 普段は口数が少なく大人しいのだが、弟の笹が高校に変装して進入した際は性格が冷酷となり容赦なく叩きのめすシーンが描かれており、彼氏である輝也がビビるほどである。 最終話では髪がロングとなり、輝也の伴侶となっている様子が描かれている。 また、設定とデザインだけではあるが、後に輝也との間に双子の男女を産んでいることが判明している。 頼経 樹(よりつね いつき) 年齢17歳。高3。185cm。男。生徒会副会長。若林の右腕というよりも、忠犬ハチ公。敬愛している若林には天涯孤独の捨子だったところを拾われ、現在まで若林家に居候の身。真面目で純粋だが、惚れっぽいらしい。せすに一目惚れして以来、それとなく何度も告白しているのだが、相手のニブさ故に轟沈記録更新中。幼少時から絶えずケガをしているようだが、そのたびに復活。不死身。 根は善人なのだが、生徒会や若林家の人間に仇なす者には容赦が無く、特に騎士に対しては、初対面時に若林を侮辱したことが尾を引いているのか、敵意を隠そうともしない。結局は、せすの説得により不本意ながら騎士への敵愾心を自粛し、彼を「お義兄さん」と呼ぶようになる。 生徒会メンバーで唯一、結城貴咲博士と面識があるが、彼女が騎士の母親であることには気付かなかった様子。作者が一番気に入っているキャラクターらしいが、カラーで描かれたことは(本編を見る限り)単行本第2巻が出るまで一切無かった。 最終話近くでせすに真っ正面から告白するものの、玉砕。しかし以前兄に忘れ物を届けに高校に来た逆奈に見初められたようで、最終話では輝也を「お義兄さん」と呼んでいた。 江藤(えとう) 姉妹校の生徒会長で、「バカ様」こと若林輝也の幼なじみ。性別、男。物腰やわらかで、終始笑顔の生徒会長様。取り巻きの生徒会女子役員からは、「王子」もしくは「王子様」扱いされて騒がれるほどのアイドル性を保有。「バカ様」のことを「かぐやちゃん」と呼び、「バカ様」いぢりも実に手慣れたお手並み具合。輝也の姉・灰華とは、似た物同士だからか非常に息が合っており、手を組んでいろいろけしかけることも。 とはいえ、さして悪意は感じられず、「バカな弟がかわいくてかわいくて仕方がない」といった風情のからかい方。もっとも、当事者の若林にとっては苦手な人物であることは明々白々。実に、ねこかぶりでイタズラ好きな「王子様」である。 実は灰華に対して恋愛感情を抱いており、灰華が自分のことを輝也と同レベルで「弟のようなもの」としか見てくれないことに歯がゆさを覚えている。 レギュラーキャラの中で唯一、下の名前が完全に判明していない。単行本4巻の七夕イベントの短冊には「寿」という漢字の一部が書かれている。 最終話では輝也と一緒の企業に勤めている様子と輝也に「お義兄さん」と呼ぶようにお願いしていた。 若林 灰華(わかばやし はいか) バカ様こと若林輝也の姉。「女にうつつぬかしてる」という台詞とともに登場。外見は和服の似合う大和撫子だが、弟・輝也の最も苦手な肉料理をわざとらしく用意したり、頼経樹と同じ名のイツキという犬を飼っているなど、かなりサディスティックな性格をしており、輝也曰く「Sの化身」。バカ様いぢりを楽しむ一方で、輝也の弱点改善を目指すなど、弟想いの一面も見られる。 名前の由来は「灰かぶり」姫から。 また、設定とデザインだけではあるが、後に江藤との間に娘を産んでいることが判明している。この娘の容姿は父親そっくりで学生服を着こんでいるが、学生服を脱ぐと弥深子張りの巨乳。 若林 逆奈(わかばやし さかな) 若林輝也の妹。中学2年生。礼儀正しい所は一緒だが、動物嫌いの兄や「ドS」な姉と違って、かなり大人しい。樹に対して恋心を抱いている。 名前の由来は「人魚姫(=魚)」から。 最終巻では高校生となった大人びた容姿で登場する。また、樹が輝也を「お義兄さん」と呼んでいることから、卒業後に結婚した模様。 それを裏付けるかのように、設定とデザインだけではあるが、後に樹との間に娘を産んでいることが判明している。ただし他の面々と違い幼稚園児のデザインである。 久我原 笹(くがはら ささ) 久我原このみの弟。中学3年生。俗に言うシスコンで、姉のこのみに他の男性が近づく事を良しとしないが、姉の気に障るようなことをした場合鈍器(大抵フライパン)で叩きのめされてしまう。背は姉より高い。このみと仲の良い結城りんすのことを快く思っていないが、結城兄妹が招かれた時は騎士をりんすだと思い込んで(りんす本人を女の子と勘違いして)しまった。 名前は姉が「木の実」であることから植物関連で「葉っぱ」を連想させるものとして「笹」を選んだのが由来。 若林輝也を目の敵にしており、生徒会の衣装を借りて姉との中を引き裂こうと学校に進入した際、兄の忘れ物を届けに来た逆奈に一目惚れするも、輝也の妹と知って絶望した模様。 最終巻の書き下ろしでは成長して教師になったことが描かれている。しかし 逆奈との一件で悔しさを勉強にぶつけたのか、生涯独身と書かれている。
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