獅子王機関関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:14 UTC 版)
「ストライク・ザ・ブラッド」の記事における「獅子王機関関係者」の解説
縁堂 縁(えんどう ゆかり) 声 - 井上喜久子(本来の姿) / 斉藤貴美子(仮の姿) 長命種(エルフ)の女性で、雪菜と紗矢華の師である。雪霞狼に付いた傷を見るだけで雪菜の戦法の癖を見抜き、日本本土から絃神市までの遠距離でも黒猫の姿をした使い魔や、紗矢華の姿をした式神を遠隔操作(後者は擬似的な自我を持たせての自立稼働)できるなど、相当な実力者である。 雪菜と紗矢華の師匠として非常に厳格である一方、後者に罰と称してメイド服を着させるなどの茶目っ気も持ち合わせており、古城との初対面時には使い魔を介して洒脱な口調で会話していたことから、「ニャンコ先生」や「駄猫」と呼ばれている。 雪菜の模造天使化が進行した際には、本人が絃神島を訪れて模造天使化を阻止すべく行動し、古城の肋骨の欠片を使った指輪を託す。 アヴローラの悲惨な過去を知っているため、彼女に生きる喜びを教えた古城に感謝の言葉を述べている。 “静寂破り”(ペーパーノイズ) / 緋稲 古詠(ひいな こよみ) 声 - 植田佳奈 獅子王機関の長老“三聖”の長。18歳。世襲で“閑 古詠(しずか こよみ)”の役職名を継いだ。普段は眼鏡をかけた三つ編み女子高生といった地味な容姿であるが、閑古詠として行動する時は金箔や宝石で彩った巫女装束を纏う。その際に発揮する実力はきわめて高く、“旧き世代”のヴェルディアナを圧倒するペンプトスの腕を一瞬で切断したこともある。“焔光の宴”には“采配者(ブックメーカー)”として関わり、ルール違反者に対する処罰権限を持っていた。 雪菜に古城の監視を命じた1人でもある。かつて冬佳を慕っていたため、彼女の消滅の遠因である雪菜のことを良く思っていない。学生として過ごす際には、本名の「緋稲」を名乗っている。 家系として特殊能力“静寂破り”を継いでおり、存在しないはずの時間を現実に無理矢理挿入して改変する能力を持つ。そのため、戦闘においては絶対先攻攻撃の権利を持つ者として、真祖たちにすら警戒されている。 ヴァトラーや第三真祖などに知られている一方、古城たちには「矢瀬の年上の彼女」としか認知されていない。最近では彼氏である基樹と会う機会が極端に減り、彼の友人からはすでに別れているのではと思われているが、基樹が負傷した際には菓子折りを持って見舞いに行こうとするなど、本人にその意思はない。 遠山 美和(とおやま みわ) 古城の回想内に登場。第四真祖を日本に留め、災厄を抑えるべく凪沙に取り憑いた“原初”を復活させ、交渉もしくは抹殺を試みた。MARと手を結び、ヴェルディアナの前では深森の秘書として振る舞っていた。実質的に、古城が最初に出会った獅子王機関の人物である。 羽波 唯里(はば ゆいり) 声 - 千本木彩花 本作ヒロインの1人。獅子王機関の“剣巫”。雪菜より1歳年上で、彼女のことを「ゆっきー」と呼ぶ。天涯孤独の者が多い高神の杜育ちの攻魔師の中では珍しく両親が存命しており、獅子王機関の職員として勤務している。古城の監視役候補に名前が挙がっていたが、雪霞狼を御しきれなかったこと、家族がいたことから雪菜に任務を譲る。雪菜が第四真祖の監視役を解任された際には、彼女の代役を務めた。 穏やかで人当たりが良く、古城からは獅子王機関の関係者にしてはまともな性格だと思われている。ベタな少女漫画を読むのが趣味で、周囲に男性の少ない環境で育ったことも重なり、少女漫画のような恋愛に強い憧憬を持つ。そのため、古城と雪菜の関係を非常に羨ましく思っている。 神縄湖の湖底に封印されていた“黒殻(アバロン)”封印の儀を執行するために神縄湖を来訪し、聖殲派のテロに遭遇する。その際に出会ったグレンダから懐かれた後、聖殲派による襲撃の際には助けてくれた古城に惹かれる。その後、絃神島でのタルタロス・ラプスの一件で古城に吸血された際には、まんざらでも無い様子を見せた。 その後もグレンダがアラダールに狙われた際や、領主戦争で目覚めたアヴローラを絃神島に送り届けるといった、格上の敵との戦いを強いられつつも奮戦することになる。 「吸血王(ザ・ブラッド)」の眷獣を移植されて暴走した古城を止めるために、ザナの作った「契約の指輪」を受け取り、12人の「血の伴侶」の1人となった。 武器は“六式降魔剣・改”(ローゼンカヴァリエ・プラス)”。 斐川 志緒(ひかわ しお) 声 - 本渡楓 獅子王機関の“舞威媛”。雪菜より1歳年上で、唯里とコンビを組む。紗矢華を同じ舞威媛としてライバル視しており、特に胸囲の大差から喧嘩が絶えず、雪菜と唯里がその都度仲裁役になっている。 神縄湖の湖底に封印されていた“黒殻”封印の儀を執行するために神縄湖を来訪し、聖殲派のテロに遭遇する。成り行きで行動を共にした牙城に悩み相談や戦闘で助けられたことから、かすかに好意を抱いている。 「吸血王(ザ・ブラッド)」の眷獣を移植されて暴走した古城を止めるために、ザナの作った「契約の指輪」を受け取り、12人の「血の伴侶」の1人となった。なお、古城への好意は「休日に買い物にでかけたり、手をつないだりするところからはじめたい」というレベル。とは言え、古城への「牙城と比べると凡庸な少年」という当初の認識は数々の戦いの中で覆されており、「ただの馬鹿か、本物の王」「あまりに危うく、黙って見てはいられない」と彼を支える思いを強く抱くようになっているのも事実である。 武器は“六式降魔弓・改(フライクーゲル・プラス)”プロトIII。複数の標的を一度に攻撃する「多重固定(マルチロック)」を得意とする。 闇 白奈(くらき しろな) 声 - 佐藤聡美 獅子王機関の長老“三聖”の1人。意識が2つあり、その1つは当代としてのもの、もう1つは千年単位もの昔から家系として継がれる意識で、自らをアヴローラと同様の「魔族であって魔族でなき者」と語る。自らと他者の任意の幽体離脱が可能であるうえ、髪の毛から伸びる霊糸によって数百人や数千人もの人間を完全に同期・統率して操る能力“神は女王を守り給う”(テオクラティア)を持つ。 藤坂 冬佳(ふじさか とうか) かつての雪霞狼の使い手で、本来なら古詠の代わりに三聖となるはずだった剣巫だった。異邦の女神を信奉する呪術集団の里へ潜入し、供物となるはずだった雪菜の命を救う代償として模造天使に昇華した結果、世界から消滅した。
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