第四真祖
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 14:14 UTC 版)
「ストライク・ザ・ブラッド」の記事における「第四真祖」の解説
アヴローラ・フロレスティーナ 声 - 石原夏織 “焔光の夜伯”(カレイドブラッド)と呼ばれる先代の第四真祖の1人。虹色の髪に焔光の瞳をした少女。遺体は現在までMARによって「眠り姫」という計画で秘匿され、保管されていた。「十二番目の“焔光の夜伯”」と称され、牙城たちに「十二番目の妖精の柩」として発掘された時には数字しか示すものが存在せず名前も無かったが、リアナによって「フロレスタン王の娘オーロラ」の意味を持つ名を付けられた。 正体は“原初のアヴローラ”の監視者として共に封印されていた“妖姫の蒼氷”の器「十二番目(ドゥデカトス)」。ヴェルディアナの手で覚醒し、彼女と古城に保護された。口調は尊大で抽象的な表現を用いて話すが、非常に臆病で無邪気な性格。“原初”を倒す際にその魂を取り込んだ自身の肉体を古城に殺させ、それと同時に“原初”復活の儀式の余波でアヴローラに関する記憶は、関係者たちの間から忘れ去られることとなった。 しかし、魂が消滅する寸前に凪沙の能力により彼女の中につなぎ止められ、時折肉体の主導権を奪っては表出し、眷獣の力を行使していた。眷獣の魔力は保管されている遺体によって賄われていたが、その枯渇に伴い凪沙の命をも脅かす結果となる。最終的には六番目の助力で凪沙から分離し、六番目の肉体を譲り受けた。 その後はブルエリに置かれたMARの研究室で魔力が回復しないまま眠りについていたが、領主選争の最中に目覚め、深森の手で逃がされ古城と再会を果たす。ケノンとの戦いに苦戦する古城を救うために眷獣の封印を解き消滅しかけたが、寸前で古城によって第四真祖の能力を上書きされ、再び消滅を免れた。 異境での最終決戦では、シャフリヤル・レンの手で操られ、十二体の眷獣を同時に召喚させられて肉体が崩壊しかかる。しかし、ザナが作った指輪に崩壊しかかった彼女の肉体からこぼれた血が反応し、古城が復活。その際に、全ての眷獣を古城に譲り渡した。そして、古城に指輪をはめられたことで古城の12人の「血の伴侶」の1人となり、今度こそ「真祖から魔力をもらっているただの吸血鬼」な身体になり、平穏な日々を送れるようになった。 なお、アヴローラ以外の眷獣の器たちはそれぞれ違う組織の管理下にあったが、ジャーダの下にいた六番目と十番目以外は“原初”が復活する際に皆吸収されている。 一番目(ブローテ) “神羊の金剛”の器。ザハリアスの管理下に置かれており、彼に肋骨を奪われていた。 三番目(トリトス)、四番目(テタルトス)、五番目(ペンプトス) それぞれ“龍蛇の水銀”、“甲殻の銀霧”、“獅子の黄金”の器。ヴァトラーによって絃神島に解き放たれており、古城とアヴローラ、“原初”との戦いでは凪沙のために古城たちに手を貸した。 九番目(エナトス) “双角の深緋”の器。古城がアヴローラの次に会った“焔光の夜伯”。“原初”に取り込まれたが、古城にアイスクリームを食べさせてもらった恩を返すため、“原初”に反抗した。 六番目(ヘクトス) 声 - 小原好美 “冥姫の虹炎”の器。ジャーダの下で保護されており、混沌界域の内乱鎮圧に助力したヴァトラーの元へジャーダからの“贈り物”として、絃神島を訪れた。 他の封印体と異なり「生きること」を望んでいたアヴローラの願いを叶えるべく、“聖殲”発動の折に雪菜に眷獣を託し、自らの肉体をアヴローラのために空け渡し魂を古城に食らわせ消滅した。 十番目(デカトス) “磨羯の水晶”の器。#タルタロス・ラプスを参照。 “原初(ルート)” 初代第四真祖を操ってカインを殺害するための人工の“呪われた魂”(プログラム)であり、伝説に伝えられる「支配を望まず、人の血を啜り、殺戮し、破壊する冷酷非情な吸血鬼」のことである。“原初”に意識を乗っ取られた者は、制御不能の怪物となる。 監視者であるアヴローラと共に遺跡へ封印されていたが、黒死皇派襲撃事件の際に凪沙に憑依するという形で不完全ながら復活した。自身の力を分割する形で封じていた“焔光の夜伯”たちを数体吸収して本来の力を取り戻しかけるが、古城とアヴローラ、支配下に置いたはずの眷獣たちの反撃により、アヴローラの肉体に封じ込められたうえで完全に生命を断たれた。 その後アヴローラの遺体はMARが回収・保管していたが、彼女自身の眷獣の力で凍結されたままで何のデータ採取もできず、後に研究所を訪れた六番目により粉々に破壊された。 ミゼン(零)・カレイドブラッド グレンダに秘められていたカインの記憶から、明らかにされた初代第四真祖。元々はカインに対する監視者であったが、監視中にカインの唯一の友となる。その関係を危ぶんだ“天部”によって“原初”という呪いをかけられた結果、カインを殺害してしまう。それをきっかけに“天部”へ反旗を翻すも封印され、十二体の器に分割されたと語られている。 しかし、真相は死にかけていたところをカインに拾われて育てられた人間の少年ミゼン・カレイドブラッドを、“天部”たちが裏切者のカインを殺害する為に意趣返しも込めてミゼンの肉体をベースに第四真祖を生み出したが、カインと初代第四真祖ミゼンはそれを利用して計画通りにわざとカインを殺すことで、人工島センラの眷獣弾頭を封印した。更に、人類の技術が発達しカインが擬似人格として復活し眷獣弾頭の依代たちを救う準備が整うまで、第四真祖の復活を阻止する為に終焉教団を作り出し、自身をバラバラに引き裂いて十二体の星の眷獣をアヴローラを含めた十二人の人工吸血鬼の少女たちに託すというカインにとっても想定外の出来事を行ったことが、最終決戦で判明する。
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第四真祖(だいよんしんそ)
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「ストライク・ザ・ブラッド」の記事における「第四真祖(だいよんしんそ)」の解説
12体の眷獣を従えて災厄をもたらすという、世界最強の吸血鬼。伝説中の存在とされていたが、実際は3人の真祖が“天部”と共に“聖殲”のために設計した、世界最強の吸血鬼という生体兵器ではないかとされている。本体に相当する“呪われた魂”と眷獣12体の器に相当する12人の“焔光の夜伯”に分割され、封印されていた。
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