渡会家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/12 09:15 UTC 版)
「じゃじゃ馬グルーミン★UP!の登場人物」の記事における「渡会家」の解説
渡会〔久世〕 ひびき(わたらい〔くぜ〕 ひびき) 渡会家次女で渡会家長男である佑騎の双子の姉。駿平と同年齢で初登場時16歳だが、高校へは進学せずに家業である牧場で働いている。人見知りがちで無愛想なため、初対面では非常にぶっきらぼうで取っ付き難い印象を与えるが、根は優しい。渡会家の姉妹の中では外見・性格共に最も母親に似ている。馬が大好きで普段はほとんど馬のことしか考えておらず恋愛にも無頓着なため、父からは心配をされていた。一方で小さい頃から馬の生き死にを見て来たためリアリストでもあり、感情的になった駿平と対立することも多かった。しかし、駿平との仕事上での関わりなどを通していく中で駿平に惹かれるようになり、駿平に恋心を告白して付き合い始める。その後、妊娠が判明して駿平と正式に結婚し、姓が「久世」となった。家事は全般に苦手だが、駿平と付き合い始めてからは料理を習い始める。母を「母さん」と呼ぶ。 渡会 健吾(- けんご) ひびきたちの父親で渡会牧場の社長を務めているが、地元の出身者ではなく、東京出身で渡会家の婿養子である。初登場時45歳。20歳代のころに襟裳岬で海を見ていた健吾を、千草が投身自殺と間違えて止めに入ったことを縁として渡会牧場で働くようになった。ところが牧場の現実についていけず、千草の父親からは千草のことも諦めるよう言われたため、東京に戻る荷作りしている所を千草から「一緒に東京に行く」と言われ、駆け落ち同然で東京に戻った。最終的には千草の父親が折れて千草と共に北海道に戻り、その後結婚して現在に至る。非常に温厚な性格で情にほだされやすく、誰に対しても優しい。娘のひびきは、常に腰が低い態度も本人なりの処世術だと評している。駿平には「人間が出来ている」と評されている。気が小さいところがあり、すぐに緊張しては胃を痛くしている。だが、久世親子が言い争いの末に父親が駿平に暴力を振るおうとした際に割り込んで制止するといった男気も持っている。温厚に見合う愛妻家で普段は妻のことを「母さん」と呼んでいるが、2人きりのときは「ちーちゃん」と呼んでいる。料理が得意で長女のあぶみが大きくなるまでは食事の支度は健吾がやっていた。趣味は将棋で、よく駿平に相手をしてもらっている。東京に住む兄がいる。 渡会 千草(- ちぐさ) ひびきたちの母親で健吾の妻。初登場時42歳。海を見ていた健吾を自殺すると誤解して止めに入ったことが縁となり、健吾と付き合い始めて後に結婚する。辣腕を振るって牧場を切り盛りしているが、社長である夫を立てるところはしっかりと立てており、健吾が決めたことは「お父さんが決めたこと」として従う。何事にも情にほだされる健吾とは対照的に、気が強く非情なリアリストだが、そのおかげで牧場の経営は成り立っており夫婦でバランスがとれている。立場としては圧倒的に千草のほうが強いが夫婦仲は良好で、普段は健吾のことを「お父さん」と呼んでいるが、2人きりの時は「ケンちゃん」と呼んでいる。ひびきの母だけに基本的には無愛想だが商売がらみとなると別人のように愛想が良くなり、その美貌もあって娘から「じじい殺し」と呼ばれるほど競馬関係者からもてはやされている。少々気が短く、特に生産者としてのプライドを傷つけられると黙っていられない。札幌に妹のちか子が住んでいる。 渡会 あぶみ 渡会家長女。初登場時19歳。美人で他者に対する人当たりも優しいので、周囲からも良い印象を持たれている。反面、酒癖が非常に悪く、酔うと誰彼構わずに抱きついたり、人前で着替えを始めたりする。性格は非常におっとりとしているものの、たづなが駿平のことを好きなことに気付いているという鋭い一面もある。人の世話をするのが習い性で、料理を始めとする家事全般が得意であり、渡会家の家事を一手に受け持っているほか、渡会牧場の独身寮の食事も彼女が担当している。毎年、バレンタインデーになると手作りのチョコレートを周囲の男性に配るため、それを知っている地元の独身者たちが渡会牧場に大勢訪れる。車の運転が上手ではなく、自宅の駐車場の立て札によく自家用車をぶつけては立て札を壊している。佑騎からは「一本道でも迷う」と言われるほどの極度の方向音痴である。両親があぶみの結婚を望んでいることを本人も自覚はしており、見合いで知り合った猪口繁行と付き合うも、最終的には縁談を断る。最終話では醍醐悟を婿養子に迎えて結婚して主婦となっていた。渡会家で「姉ちゃん」「おねえちゃん」といった場合あぶみのことを指し、他の姉に対してはこの呼称は使われていない。母のことを「お母さん」と呼ぶ。 渡会 たづな 渡会家三女。初登場時13歳の中学1年生。性格は少し攻撃的でカッとなりやすいところがある。牧場の事務を手伝い、母と共に牧場の財務を管理している。初登場時、事故としか言いようのない状況で駿平に裸を見られてしまい、初めは駿平に対し非常に敵愾心を持っていたが、次第に駿平に恋心を抱くようになり、学校の宿題を教えてもらうことを口実にしては駿平と2人きりの時間を作っていた。駿平のことをめぐってひびきとは大喧嘩してしまうが、駿平自身からひびきに対する想いを聞かされ、最終的には駿平とひびきの仲を認める形となった。家事は基本的に苦手だが菓子作りは得意で、後には徐々に料理も覚えるようになり、独身寮の食事の世話も手伝うようになっている。恋愛対象は年上基準のようで、同級生の男子のアプローチには全く気付くことはなかった。最終話では小説家となっていて、牧場での一連の出来事を小説としてまとめている。母のことを「ママ」と呼ぶ。 渡会 ひづめ 渡会家四女。初登場時9歳の小学3年生。おしゃまな子で余計なことを言っては家族から怒られることが多い。テレビゲームが好きなようで、よく自宅の居間でゲームに熱中している。東京や芸能界に対する憧れが強く、初めのころは駿平に対してよく東京についてのことを熱心に訊ねていた。本人曰く「上智大学へ行って在学中にキャンギャルになり、それを足がかりに芸能界デビューをし、バイリンガルを活かしニュース番組のキャスターに転向し、番組に呼んだサッカー選手か相撲取りのハートを射止める」のが夢であったが、最終話ではOLとなっていた。母のことを「ママ」と呼び、駿平のことは「しっぽ」、悟のことは「さる」や「さるっち」と呼ぶ。 渡会佑騎 渡会家長男。ひびきの双子の弟。詳細は#芹沢厩舎関係者を参照。 久世 響平(くぜ きょうへい) 280話で産まれた駿平とひびきの長男。6月6日生まれ。この出生当日が日本ダービーの開催日で、アダタラヨイチ(ヒコ)のゴールの瞬間に産声を上げた。名前はひびき(響)と駿平から取られている。最終話では15歳で、かつての駿平のように髪を後ろで束ねた髪型をしている。 久世 ほのか 駿平とひびきの長女。最終話にのみ11歳で登場。 久世 あかり 駿平とひびきの次女。最終話にのみ5歳で登場。
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