浦部編(4-7巻)
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「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」の記事における「浦部編(4-7巻)」の解説
1964年。「伝説の夜」とも呼ばれたアカギと市川の戦いから6年経つが、それ以来、アカギは姿を消していた。その中で、安岡は代打ちを探していた川田組長にアカギを紹介する。「伝説の夜」にも同席していた若頭・石川は、そのアカギに違和感を覚える中で、昼間は町工場で働き、夜な夜なチンピラに喧嘩を吹っ掛けて過ごす本物のアカギを発見する。 川田の余興でアカギとニセアカギの麻雀勝負が決まるが、当日、ニセアカギは藤沢組の代打ち浦部の罠に嵌り、危機に陥る。ニセアカギを見限った川田は、3200万円の大金を賭けた勝負の代打ちをアカギに頼み、7万点のリードを持つ浦部と戦う。
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浦部編
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「アカギ 〜闇に降り立った天才〜」の記事における「浦部編」の解説
ニセアカギ / 平山幸雄(ひらやま ゆきお) 声 - 佐藤銀平、演 - 藤岡信昭(ドラマ) 安岡の相棒である代打ち(のち川田組の代打ち)。 アカギとよく似た風貌をした、白髪のオールバックに赤いサングラスの青年で、安岡が仕立てた偽者のアカギ。浦部編では一貫して「ニセアカギ」と呼ばれており、本名が登場するのは鷲巣編からである。常人離れした記憶力と計算力を持ち、アカギとは違った意味での天才。だが、当のアカギ本人からは「凡夫」と評価され、安岡からも「天才ではあるが所詮は俺たちでも努力すればたどり着ける延長線上でしかない」と評される。普段は自信家だが計算や確率に依存しており、アカギや浦部など、格上相手が仕掛ける非合理的な事態に直面すると、途端に狼狽してしまう。川田からは「そこそこの相手とのそこそこのレート勝負」なら安定するが、理も無視する格上相手には勝てず、極高レートの重要な勝負では「今一時の気持ち」が足りないと評される。 浦部編の冒頭から登場し、すぐに石川から偽者だとバレるものの、そのクレバーな打ち回しを川田に気に入られ、組の代打ちとなる。その後、本物のアカギと対面して格の違いを見せつけられ、後日、川田の余興で実際に麻雀で対決する段取りが組まれる。ところが舐めて掛かった藤沢組の代打ち・浦部の罠に嵌って、3200万円という大金を賭けた戦いに巻き込まれ、狼狽して危機に陥り、川田に見限られる。結局、アカギと戦うことはなく、姿を消す。 鷲巣編の冒頭において発見された遺体の正体として再登場する。すなわち鷲巣麻雀において敗北し、血液を抜かれて失血死した。また、この件によって、かつての相棒・安岡が連続殺人の犯人が鷲巣だと気づくきっかけとなる。 川田(かわだ) 声 - 川久保潔、演 - 中尾彬(Vシネマ) 川田組の組長。浦部編の狂言回し。 禿頭の威厳ある男。浦部編冒頭において安岡よりニセアカギを紹介されるが、偽者と判明した後も、その安定的な打ち回しを気に入り重用する。同編前半ではニセアカギを評価したり、現金による解決など合理主義者のように見えるが、一方では大ヤクザの長として精神性も重視しており、極高レートの浦部戦では、その点が軟弱なニセアカギをたやすく見限る。石川が全く理解できなかったアカギの不可思議な打ち筋を少なからず見抜くなど、洞察力も高い。 石川(いしかわ) 声 - 福田信昭 川田組の若頭。 髭にサングラスの男。かつてアカギと市川が戦った「伝説の夜」に居合わせており、川田よりニセアカギの真贋を判断するよう命令される。ニセアカギの打ち回しに違和感を覚えつつ、その実力を評価するが、市川戦の時に見せた異様な強さというものは見られず衰えたと判断する。それでもなお代打ちとして十分通用すると川田に報告するが、その直後に本物のアカギと偶然出会い、違和感の正体(そもそも偽者だったこと)に気づく。その後、部下に素性を調べさせてアカギと確信し、南郷の手を借りて彼を再び賭博の世界へと呼び出す。 浦部(うらべ) 声 - 風間杜夫、演 - 古田新太(Vシネマ) 藤沢組の代打ち。 反っ歯が特徴の関西弁の中年男。ニセアカギの対戦相手として登場し、当初は気弱で打ち筋も平凡、ニセアカギ相手に下手に出るが、本性は狡猾で、彼より数段格上の打ち手。基本的に相手の打ち筋を観察してから攻勢に打って出るスタイルであり、相手の出方を探りながら逃げる猶予を残しておくなど、アカギからは「保留の麻雀」と評される。 藤沢組の代打ちとして、川田組の代打ちニセアカギとレート50万の半荘戦を行う形で作中に登場する。上記の通り、全く強さを見せずに弱気に振る舞い、その上でニセアカギを油断させ、半荘戦でニセアカギか浦部のどちらかが1位にならなければレートを倍にして次局に引き継ぐという条件を飲ませる。その上で巧みに局を支配し、ニセアカギが1位を取らないように打ち回し、最終的にレートを3200万円まで吊り上げ、額の大きさに狼狽したニセアカギを一気に追い込む。しかし、アカギにはその本質を見抜かれており、徹底的な情報の隠蔽や、偶機の北待ちに翻弄されてアカギの打ち筋が分からないままオーラスを迎え、最後は彼の裸単騎に河底で振り込んでしまい(河底撈魚)、最大7万点あったリードをひっくり返され敗北する。 策に溺れた自爆によって藤沢組に多額の損害を与えたことで、対局直後に3200万円の負債に加え、手の指全てを潰されるという凄惨な制裁を受ける。そして怒りの口調でアカギに再戦を誓うも、自分の怒りにすら損得を絡め、本当の怒りを持てる人間ではないと見抜かれており、負ければ手首を切り落とす勝負を今すぐしようと持ち掛けられ、自分の主張を引っ込めてしまう。 藤沢(ふじさわ) 声 - 家弓家正 藤沢組の組長。 白髪の角刈り頭が特徴の男。レートが3200万円に上昇したとして途中より対局に臨席する。浦部の勝ちを確信しており、川田組が負けた場合に約束を反故しないように牽制する。終盤、点差が詰まる中で浦部を心配するが、彼の勝てるという言葉を信じる。 川島(かわしま) 声 - 黒田崇矢 沼田玩具工場の工員。 丸眼鏡をかけた若い男。取り巻きの田原、古谷と共に毎月の給料日に社員寮で後輩社員を誘った賭け麻雀を開く。その実態は初歩的な通しを使った3対1のイカサマ麻雀で、後輩をカモに給料を巻き上げていた。 初給料日となった新入社員のアカギを相手に「歓迎会」と称して、上記のイカサマ麻雀に半ば無理やり参加させようとする。この時はアカギに石川と南郷の訪問があったために有耶無耶となり、結局、いつものように後輩の治をカモとする。その後、寮に帰ってきたアカギにイカサマを見抜かれた上で、彼がニセアカギとの勝負で得た200万円の大金を賭けたゲームを提案され、自分たちが絶対に勝てると確信してこれを受ける。しかし、全部アカギの罠であり、逆に全財産を失う。その翌朝に工場を辞めたアカギの前に田原、古谷と共に現れ、暴力で200万円を含めて脅し取ろうとするが、あっさりと返り討ちに遭う。 田原(たはら) 声 - 三宅健太 沼田玩具工場の工員。川島の取り巻き。 小太りの青年。アカギの賭けの誘いに乗った川島に注意を促すなど、慎重な一面も見受けられる。最後にアカギを襲った際も、唯一、攻撃を受けず、負傷した2人の「後片付け」を命令される。 古谷(ふるや) 声 - 中村悠一 沼田玩具工場の工員。川島の取り巻き。 長身でスポーツ刈りの青年。川島以上に血の気が多く、最後も逆恨みの恨み節でアカギに暴力を振るおうとするが、虚を突かれたところを、川島と共に返り討ちに遭う。
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