最初の外遊:日韓訪問とアラスカでの中国との会談とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 最初の外遊:日韓訪問とアラスカでの中国との会談の意味・解説 

最初の外遊:日韓訪問とアラスカでの中国との会談

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/30 03:48 UTC 版)

アントニー・ブリンケン」の記事における「最初の外遊:日韓訪問とアラスカでの中国との会談」の解説

3月15日ロイド・オースティン国防長官と共に来日し国務長官就任後の初の外遊先が日本となった日米外務防衛担当閣僚による安全保障協議委員会(2プラス2)に出席し会談内容大半中国問題占めた共同声明の中で中国南シナ海東シナ海などでの動き念頭に国際秩序合致せず、国際システム損な行動反対する」と表明した香港新彊ウイグル自治区人権問題への懸念表明された。また軍事バランス中国傾きつつある台湾海峡の平和と安定を守る重要性強調された。菅義偉首相とも会談しから来月予定されるバイデンとの初の体面会談日米同盟の絆を確認する有意義な会談にしたいという意気込み伝えられた。また日本のメディアとのバーチャル会見においてブルーリボンバッジ着用して出席し拉致被害者家族からの手紙を読み「心を動かされた」と述べた次いで3月17日オースティン国防長官と共に韓国訪問した3月18日ソウル米韓外務防衛担当閣僚協議2プラス2)に及んだが、その共同声明全体3分の1中国批判費やされていた2日前の日米両国共同声明対照的に中国」と対中牽制協議体「クアッドに関する言及無かったブリンケン韓国にも日本同様の中国に関する言及共同文書盛り込むことを要求した可能性が高いが、米中間で「バランス」を維持したい韓国反対中国への言及ができなかったものと見られる。しかし北朝鮮アメリカ韓国に対して挑発行為繰り返して朝鮮半島情勢緊迫化してきており、日米韓3国が北朝鮮対す連携を取ることが重要である点では一致したその後文在寅大統領との会談において文は、「韓日関係朝鮮半島の平和と安定繁栄に非常に重要で、韓米協力でも強固な土台だ」・「韓日両国関係修復向けて努力続ける」とブリンケン述べたツイッターでは日韓両国食べた美味しい物を紹介し日本では桜餅手にする写真と共に「おいしい桜餅一緒に美しい春を楽しみました満開時期逃し残念ですが、また戻ってきます」というメッセージ書いた韓国ではスンドゥブ写真投稿し前回2016年ソウル訪問純豆腐どれほどおいしかったかを思い出しました」というメッセージ書いたその後中国には立ち寄らずアメリカ帰国した。しかし中国側から会談要請があり、帰り途上立ち寄ったアメリカアラスカ州会談応じた昨年6月当時ポンペオ国務長官と楊がハワイ米中外交トップ会談行っており、外交上の相互主義原則に従うなら、今回中国行われる必要があったが、そうはならなかった。 3月18日アラスカ中国外交統括する楊潔篪党中央政治局委員中国王毅外交部長との初の米中外交トップ会談及んだ会談冒頭から激し応酬になり、「新冷戦」が始まったことを象徴する会談となったブリンケン冒頭から「新疆ウイグル香港台湾アメリカへのサイバー攻撃同盟国への経済的搾取について深い懸念議論する。これらの行動ルールに基づく秩序脅かしている。」と切り出すと、楊は怒り満ちた表情になり、冒頭発言は2分ずつという双方合意無視して20分近い反論始めた。「新疆ウイグル自治区チベット自治区、そして台湾中国不可分領土であり、内政干渉する行為には断固として反対する」・「アメリカにはアメリカ民主主義があり、中国には中国民主主義がある。アメリカは自らの民主主義押し広めるべきではない」・「アメリカ軍事力と金覇権用いて他国圧力をかけ、国家安全保障という概念乱用し正常な貿易妨害し一部の国を煽って中国攻撃している」・「アメリカ人権問題根深く、この4年間に浮上したものではなく黒人への殺戮は昔からある。他国矛先を向けるべきではなくアメリカこそ人権より良い対応を取るよう希望する」と非難したブリンケン中国側の反論終わって退席しようとした報道機関引き留めて反論開始し、「国務長官として世界100近い国と話し最初外国訪問として日本と韓国訪れたが、私が聞いている話は貴方の主張大きく異なる。私が聞いているのはアメリカ復活同盟国友好国への関与対する深い満足と中国行為対する深い懸念である」・「私たち世界関与する上で指導力は完全に自発的に構築され同盟友好関係よるものだ」・「アメリカ国内ではより完全な団結目指し不完全さ過ち認め開放的に透明性をもって立ち向かってきた。課題から目を背けたり、存在しないように装ったり、隠したりしない。」と述べたこの後今度中国側退席した報道機関呼び戻し、楊は「アメリカ好意的に見過ぎていた。基本的な外交儀礼を守るべきだ」・「貴方たち強者立場で我々と話す資格はない。もし貴方たちが、我々としっかりと付き合いたいであれば我々は互いに敬意払って付き合うべきだ」・「我々が西洋人から受けた苦しみはまだ足りないというのか。外国から押さえつけられ時間がまだ短いというのか」と述べて過去歴史引き合い西洋非難した上で中国の首を絞め抑圧しようとしても最後に損をするのは自分自身だ」と述べた3月19日アメリカ報道機関はこの会談を「言葉戦争」と報じ中国国営報道機関は「アメリカ側中国政策根拠無く非難した。これは外交儀礼反しており、中国厳正に対処した。」と報じたブリンケン会談の中で同盟国友好国懸念伝えた明かしており、尖閣諸島沖への中国公船侵入にも言及したとみられる一方でブリンケンは「イラン北朝鮮アフガニスタン気候変動について、我々の利害重なっている」と述べており、中国国営新華社通信も、米中気候変動をめぐり共同作業グループ設置した発表した

※この「最初の外遊:日韓訪問とアラスカでの中国との会談」の解説は、「アントニー・ブリンケン」の解説の一部です。
「最初の外遊:日韓訪問とアラスカでの中国との会談」を含む「アントニー・ブリンケン」の記事については、「アントニー・ブリンケン」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「最初の外遊:日韓訪問とアラスカでの中国との会談」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「最初の外遊:日韓訪問とアラスカでの中国との会談」の関連用語

1
6% |||||

最初の外遊:日韓訪問とアラスカでの中国との会談のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



最初の外遊:日韓訪問とアラスカでの中国との会談のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのアントニー・ブリンケン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS