最初の大規模デモ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/28 07:54 UTC 版)
「2011年ロシア反政府運動」の記事における「最初の大規模デモ」の解説
野党勢力は12月5日夜にモスクワ市内でボリス・ネムツォフ元第一副首相らが反政府集会を呼びかけ、市民など数千人が参加。プーチンの退陣を要求し、約300人が拘束された。またプーチンの出身地であるサンクトペテルブルクでも、許可を得ない集会が行われ約200人が拘束された。こうしたデモはアラブの春におけるデモと同様、twitterやFacebookを通じて呼びかけられていった。 警察当局は5万人規模の警官を投入してデモの沈静化を図り、ネムツォフは一時的に拘束され、公務員の腐敗を告発する活動を行っているブロガーのアレクセイ・ナワルニーや著名活動家のイリヤ・ヤシン(英語版)は15日間拘留されることとなった。3日間で逮捕者は1600人に及んだ。 この抗議集会はロシア全土に波及し、12月10日にはネムツォフらが率いる野党・国民自由党が計画した反政府デモがモスクワなどで開かれ、主催者発表で5万人、警察発表で約2万5000人が参加、過去20年間でも最大級の規模となった。モスクワ以外でも10を超える都市でデモが行われ、参加者は15万人規模となったとされている。またデモ参加者はロシアだけではなく、12月9日にはウクライナの女性権利団体であるFEMENが抗議活動に参加したほか、12月10日には東京のロシア大使館前でも在日ロシア人約30人が抗議の声を上げた。そして今後はロシア国内だけでなく、ロンドン、パリ、プラハといった欧州各都市でもデモが予定されたほか、12月24日にも再び大規模デモを行うことが予告された。
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