国務長官就任
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 13:35 UTC 版)
「レックス・ティラーソン」の記事における「国務長官就任」の解説
2017年2月1日に上院により、国務長官への就任が賛成56・反対43で承認され、就任した。 2月10日に中国の習近平国家主席との電話会談でトランプ大統領が、「一つの中国」の見直しから「一つの中国」政策支持に前言を翻した際にはジャレッド・クシュナー大統領上級顧問と共にティラーソンの説得があったとされ、公聴会や質疑でも「一つの中国」政策維持を主張していた。中国の王毅外交部長との初会談の際も「一つの中国」政策維持を確認している。また中国への春節の祝電もトランプ大統領にティラーソンが提案したとされている。 2月16日にロシアのセルゲイ・ラブロフ外務大臣と初会談をG20外相会合が開催されているドイツのボンで開催し、関係改善する前提としてウクライナ東部での停戦遵守を求めた。ロシアと意見が一致しない分野では「同盟国の価値と利益を守る」とし、シリアの反政府勢力をテロリストと扱う限りロシアとは軍事協力しない意向も表明した。また日本・韓国と3か国外相会談を開催して北朝鮮の弾道ミサイル発射を非難し、核兵器を含む「拡大抑止」の提供による日韓両国に対する防衛義務維持に言及した共同声明の作成を主導した。 2月28日にアメリカを訪問した中国の楊潔篪国務委員とワシントンD.C.の国務省で会談して、高官同士の定期対話が重要であるとの認識で一致し、北朝鮮の核開発の懸念について協議した。
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