アジア歴訪
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/20 13:35 UTC 版)
「レックス・ティラーソン」の記事における「アジア歴訪」の解説
3月15日から19日の日程でアメリカ合衆国国務長官就任後初のアジア歴訪として、日本・韓国・中国の順に訪問。16日に安倍首相と首相官邸で会談し、対北朝鮮政策の見直しにおいて「あらゆる選択肢がテーブルの上にある」と圧力路線への移行を鮮明にした。これに先立つ岸田文雄外務大臣との会談後の共同記者会見では、「過去20年間努力してきたが、北朝鮮の非核化は失敗した。脅威は増大しており、違うアプローチが必要だ」と発言した。韓国から中国に向かう機上のインタビューでは、状況の展開によっては日韓の「核武装の容認」も考慮しなければならないと表明した。18日の北京での王毅外相との会談では再び「一つの中国」政策の堅持を表明し、会談後の共同記者会見では、朝鮮半島の緊張が非常に高くなっていて「事態はかなり危険なレベルに達している」との認識を米中両国が共有し、北朝鮮の姿勢を転換させるべく「中国との協力を決意した」と述べた。19日には習近平国家主席と人民大会堂で会談した。習近平政権がアメリカに提案してきた「新型大国関係」(衝突・対抗せず、相互尊重し、Win-Winで協力する原則)に事実上同意して多くの観測筋を驚かせた。4月7日に行われた米中首脳会談の最終調整も行った。
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