アジア映画の状況
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 03:51 UTC 版)
「パブリックドメインDVD」の記事における「アジア映画の状況」の解説
パブリックドメインの原則は全ての著作物に適用されるため、日本映画作品でもパブリックドメインに該当するものは数多いが、主なマスター供給会社が欧米の会社であるためか、日本映画作品のパブリックドメインDVDは極めて少ない。 日本映画が極めて少ないことについて、一部には日本映画界による陰謀論を唱える者もいるが、一般にはマスター供給会社から見た邦画作品の市場規模の小ささに起因するものと考えられている。また、欧米よりプリントの管理が徹底しているため、プリントが流出しにくいことも考えられる。その他、太平洋戦争前の映画の場合は空襲や火災で焼失したり、日本国外に流出したまま行方不明の場合も多く、現存作品が少ないという点もある。 韓国・台湾・香港、などのアジア映画、特にブルース・リーやジャッキー・チェンなどが主演の香港映画にもいくつかパブリックドメイン作品があるが、発売は極めて少ない。またジャッキー・チェン出演のパブリックドメイン作品でも『ジャッキー・チェンの醒拳』、『ファイナル・ドラゴン』など、後に権利所有者が判明してパブリックドメインDVDが発売できなくなったケースもある。ロー・ウェイの生前には自ら独占していた「カンニングモンキー・天誅拳」などジャッキー・チェンが無名時代に出演し1980年代のジャッキーの大ブームの時日本で東映が独自の字幕や音楽や主題歌付けて公開された一連の作品は1997年にローが急死した時権利放棄と見なし1999年に日本でオリジナルの音声にTV放送時の吹き替えではない別の吹き替えを付けたビデオとDVDが発売されたが新たにデジタルリマスターとTVの吹き替えを収録したDVDが発売されたため、発売終了となりレンタルのみとなった。
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