後野とは? わかりやすく解説

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後野

読み方:ウシロノ(ushirono)

所在 茨城県ひたちなか市


後野

読み方:ウシロノ(ushirono)

所在 京都府与謝郡与謝野町


後野

読み方:ウシロノ(ushirono)

所在 福岡県筑紫郡那珂川町


後野

読み方:ノチノ(nochino)

所在 福井県大野市

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒312-0014  茨城県ひたちなか市後野
〒912-0203  福井県大野市後野
〒629-2404  京都府与謝郡与謝野町後野
〒811-1241  福岡県那珂川市後野

後野(うしろの)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 00:47 UTC 版)

加悦谷祭」の記事における「後野(うしろの)」の解説

加悦町域のほぼ中央位置する後野区は、野田川東西両岸またがり氏神とする愛宕神社算所区・加悦区から続く旧街道が通る西岸の山の斜面造成し土地鎮座するかつては愛宕称され江戸時代には将軍地蔵菩薩祀り愛宕地蔵大権現称した臨済宗宝勝寺の裏山から1680年延宝8年)に現在地奉遷1690年元禄3年)に真言宗西光寺愛宕権現勧請し愛宕社再建したことにより、西光寺住持愛宕神社社僧となった。かつての本殿は、境内から社殿の裏山に続く山道を登った尾根線上にあり、人里から離れていたため拝礼が容易でなく、1896年明治29年)に現在地本殿新築した残された元の本殿は、「愛宕神社奥の院」と称されている。拝殿本殿新築以前の、明治維新の後の1874年1875年明治7~8年)頃に、宮津城本丸舘を譲渡され流用したもので、これは与謝野町指定文化財建造物となっている。 祭神火産霊命で、1869年明治2年8月山城国愛宕神社から神霊分祀した。明治中期加悦谷祭4月移行する前の、本来の例祭日は夏であった伝えられる。なお、後野区は、もともとは加悦区・算所とともに天満神社氏神としていたが、1869年明治2年)の神社御改を機に愛宕神社氏子となった現在の加悦谷祭での祭礼は、両日とも午後に、ほぼ同じよう内容行われる愛宕神社参道下での修祓行列による区内巡行愛宕神社での神事囃子奉納構成されるのであるなかでもちりりん棒の先導のもと、傘鉾神楽高張神主氏子総代、区役員、各町の代表、5台の屋台旧街道中心にそろって神社に向かう荘厳な行列は「後野の屋台行事」として1987年昭和62年4月京都府登録無形民俗文化財登録され1992年平成4年12月加悦町無形文化財指定されている。 神楽の「カマド清め」は他地区同じく宵宮区内全戸をまわり、鈴と御幣用いて、家にはあがらず土間玄関先などから、床の間と、カマド水神の2カ所を清める囃子は、笛,太鼓,二丁鉦,三味線構成され、「イッケンショ」「ロクダン」「オッピキ」「タケバヤシ」など後野区全町17曲が伝承され、各町がこのうちの7曲から14曲を伝える。このほか、大下町には古来伝統奉納曲がある。加悦区から金屋区へ向かう時には神を奉じる時に奏じる曲とされる神聖なロクダン」を必ず演奏するなど、巡行におけるいくつかの場面では特定の曲が演奏されるが、とくに定まっていない場所での選曲太鼓役の掛け声で決まる。各町の囃子は、伝承経緯などにより、同じ曲名でも微妙に異なる。 芸屋台を持つ町では、それぞれの山車の名称に関係する御神体町内のどこかで、通りからよく見えるように祀る宮本町では、江戸時代本地仏とした将軍地蔵を、町内の家で順番祀る上之町では、蛭子を釣る様子描いた像を、新築などの祝い事があった家の希望者宅に飾る。中之町では、大黒の像を飾り、場所は班ごとの持ち回りとして班で巡行の道に面した一戸指定し、「大黒さんの家」とする。下之町では竜の姿をした三輪明神飾り、この御神体を飾る家は班ごとの当番とされる各々飾りつけ方にも細かい決まりごとがある。 祭事担当地区団体以下の通り神楽舞 - 後野神楽保存会 「起(おこし)」「しょうがかり」「剣の舞」「鈴の舞」「乱舞」の5種の舞があり、このうち「起」はカマド清めに出る前の愛宕神社での納める「舞始め」の舞でのみ舞う。保存会1978年昭和53年)に結成されたもので、それ以前は嗎町が神楽組を務めた神楽は、明治期中頃の冬の農閑期に、4人ほどが他地域から習得した温江区から伝わったとも、岩滝まで習い行ったとも伝わる。現在は途絶えているが、かつては天狗の役もあった。 芸屋台愛宕山巡行 - 宮本町 屋台は、明治初期建造された。見送り幕は1954年昭和29年)に新調され金糸愛宕山刺繍が入る。御神体将軍地蔵。 子ども歌舞伎 - 宮本町愛宕山子供歌舞伎保存会隔年) 子ども歌舞伎のない年には、子ども屋台が巡行する。 囃子屋台蛭子山」巡行 - 上之町 屋台創設年は不詳であるが、1861年文久元年)に再建し1909年明治42年)に大幅に修理を行う。1948年昭和23年)に新造する際に、古い屋台金屋区に売却された。1790年寛政2年)に西陣織られた古い見送りもともに金屋区に移り関羽張飛描いた現在使用される見送り幕は1906年明治39年)に日露戦争紀念に作られたものである上之町にはこのほか、1932年昭和7年)に製造され子ども屋台がある。担い太鼓1908年明治41年2月5日付で全廃記録が残る。御神体蛭子像。 囃子屋台大黒山巡行 - 中之町 江戸時代後半寛政期屋台見送り整えた記録が残るが、現存活用されている屋台明治30年代製造されたものである1856年安政3年)に子ども役者2人雇った記録残り幕末には芸屋台であったとみられる御神体大黒天囃子屋台三輪山巡行 - 下之町 かつては御神体載せていた山屋台を芸屋台改造したもので、1893年明治26年)に新調された。見送り幕は1919年大正8年)に新調されている。囃子道具に関する記録1889年明治22年)には残されており、祭礼起源は古いと考えられる御神体は龍体の三輪明神。 鼓屋台建部山巡行 - 大下町 1947年昭和22年)に買い入れた中古白木屋台を、1980年昭和55年)から1年がかりで漆塗り施した子ども屋台である。以前には担い屋台があった記録が残る。 ウィキメディア・コモンズには、愛宕神社(後野区)に関するカテゴリあります屋台巡行 屋台巡行 加悦谷祭当日拝殿 氏子宅での神楽舞奉納所望舞) 愛宕神社下での神楽奉納 道中無格社もともに祀られる。(ちりめん街道

※この「後野(うしろの)」の解説は、「加悦谷祭」の解説の一部です。
「後野(うしろの)」を含む「加悦谷祭」の記事については、「加悦谷祭」の概要を参照ください。

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