けんちく‐かくにん【建築確認】
建築確認(けんちくかくにん)
マンションなどを建築する際には、建築主は工事着手の前に、その計画が法令に適合するかどうかについて、確認申請書を提出して建築主事の確認を受けなければならない。
建築主事とは、都道府県および政令指定都市に置かれる行政機関で、資格のある専門家がその職についている。また、建築主事とは別に、国土交通大臣または都道府県知事によって指定された「指定確認検査機関」という民間機関もあり、こちらの確認を受けた場合でも、建築確認を受けたことになる。
これらの確認機関は、申請を受理した日から21日以内に、敷地・構造・設備などを審査し、計画が法令に適合することを確認したときは、確認済証を交付する。この段階で、建築主は、工事に着手することができる。
この建築確認の制度は、建築物の安全性を確保するための制度であり、当然ながら建築物の構造計算についても建築基準法に基づき審査される。しかし、今回の事件では民間機関のほかに神奈川県平塚市や長野県松本市、東京都台東区のように行政機関が建築確認に携わっているケースもあり、どちらにしても構造計算書の偽造を見抜けなかった。
(2005.11.28掲載)
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