帝国軍第53独立部隊
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/10 07:56 UTC 版)
「ゾイドフルメタルクラッシュ」の記事における「帝国軍第53独立部隊」の解説
軍司令部からの特命を速やかに行う為に組織された少数精鋭のガイロス帝国軍部隊。配備ゾイドはセイバータイガー、レッドホーン、アイアンコング、エレファンダー、ライガーゼロ、セイスモサウルスが確認できる(セイスモ以外は全てカラーバリエーション機)。コライユ基地を拠点とするが、地下には秘密裏にホエールキングが置かれている。 ベルク・ヴィレンスクラフト 声:宮田幸季 主人公。第53独立部隊の新入隊員。階級は少尉。ルートによっては中尉に昇格。銀髪の青年で、徐々にパイロットとして成長していく。甘い物は苦手。 ストーリー冒頭の手荒い"歓迎"をクリアすると、冷静さや観察力をエインガングに評価される。一方で、持ち前の正義感の強さから、前述の歓迎に関連してエインガングに"うそは良くない"と言ったり、不可解な作戦を命令するガイツ少将に反発して第53独立部隊のエースとして命運を大きく動かしていく。ルートによってはエインガングの名誉のために敵討ちに強い意志を見せるが、誤解を気付いて抵抗を止めたシュネルを討つほど感情的にはならなかった。 お人好しとも称される真っ直ぐな性格からか、(プレイヤーの選択肢にもよるが)何かと協力者を得る機会が多い。 主人公であるため搭乗ゾイドは不定だが、コング系ゾイドや高速ゾイドとの相性が良いとされ、ストーリーモードのルート次第で特にムラサメライガーとの適正を見出される。Ziファイターズモードで対戦相手として登場する場合はジェノザウラーやムラサメライガー、セイバータイガーに乗っている。 メーア 声:下屋則子 第53独立部隊に所属する茶色のショートヘアの少女。ストーリー冒頭では、麦わら帽子に白い私服姿でベルクと出会っている。階級はベルクと同じく少尉。レッドホーン系のゾイドを得意とし、ストーリーではダークホーンカラーのレッドホーンに搭乗。 エインガングとの練習戦では10戦で1勝できるかどうかの腕らしいが、第53独立部隊の戦闘要員(パイロット)として十分にやっている。サブパイロットとしての能力値は優秀。ちなみにベルク、エインガングに勝利時に専用ボイス有り。 出身地は北エウロペ大陸のニザム高地。。8人家族だったが、不毛な貧しい村にもが戦火が及び、全ての身寄りを亡くしたため軍の施設に預けられた。そのまま、生活のために軍人になる。 上記の分岐ルート2の敵討ちを提案するのは彼女であり、感情的なきらいがある。 なお、好物はよもぎパフェとのことだが、どういった物かは不明。 エインガング・シュヴェールト 声:内田直哉 第53独立部隊に所属する大柄の男性で階級は大尉。顔面や胸に大きな古傷を持ち、特徴的な立派な赤毛がある。「闘神・エインガング」と呼ばれ、共和国軍にも恐れられている。 コング系のゾイドが得意であり、Mk-IIカラーのアイアンコングに搭乗しているが、バウアー村での戦闘でシュネル・クラージュに撃破される。ルートによっては生存し、新たにデッドリーコングに乗りベルクの危機に駆けつける。 大雑把でがさつだが根は優しく頼りになる人物。ベルクのことを「俺の若い頃に(内面や精神が)そっくり」だと気に入っており、鍛えがいのある新人として一人前のパイロットへと育てた。メーアに「一番頼りになる人」、ハリスに「優しくて温かく、(自分より)大きい人」と評価されており、部隊内の信頼が厚い。以前に、ガイツ少将の命令による「白の砂漠(グレイラスト)での作戦」にベレッツァと共に従軍したことは苦い記憶となっている。また、ベレッツァの台詞から過去に盗賊をしていた頃があると思われる。 ベレッツァ 曲者揃いの第53独立部隊を束ねる女性指揮官。階級は少佐。普段は冷静沈着だが、涙もろい性格でもある美人。キャラクターデザインでは、タイトスカート風の女性用士官服にヒールのある靴を履き、黒いロングヘアーという出で立ちで、さらにゲーム中で命令を出す場面には制帽(官帽)を被っている。 セイスモサウルスに乗っていると思われる。エインガングやプラトーとは士官学校からの付き合い。過去にガイツ少将の命令に従って「白の砂漠での作戦」をエインガングと共に成功させたが、その結果多くの犠牲者を出している。第53独立部隊では無駄な被害を出さないようにしながら戦争の早期終結を願っていたが、ガイツから無抵抗のバウアー村を完全破壊するよう命令される。 自分が冷静では無い時は部下の意見を聞き入れたり、敵に勝利した直後でも数的劣勢が部隊の弱点になっていることを忘れないなど、状況を理性的に判断できる人物。 一方で次々と仲間を引き込むベルクを「男にも女にもモテモテ」と評したり、メーアとの中を勘違いしたりと砕けた面も。 プラトー博士 金髪で色黒な肌をした女性技術顧問。コライユ基地のメカニック関係を一切を取り仕切っている。 基地地下に隠し持っていたホエールキングにブロックスゾイドのEシールドを装備したり、ゾイドを複座式コクピット(サブパイロットの同乗による強化)に改造したりするなど、その技術力はかなり高い。旧知のベレッツァには「切り詰めた予算で変な改造をするのは道楽」と言われるが、それによって何度もベレッツァを救っている。技術面だけでなく情報面でもベレッツァらを支えており、ガイツの命令がでっち上げであることも見抜いていた。 当初からベルクを名前ではなく「少年」と呼んでおり、本人の弁によれば「名前を呼ぶのは一人前と認めた男か、恋をした男」とのこと。ルート次第で、名前でベルクを呼ぶ場面があるが、真意は言わなかった。 ベルクと同じぐらいの年齢の弟を共和国ゾイドとの戦闘で亡くしているため、共和国軍に対して恨みはあるものの、帝国軍として戦うことで同じことが繰り返されることを憂いている。 分岐ルート3を提案するのもこの人。 ジニー 独立部隊の通信士。赤い髪とそばかすが特徴。階級は曹長だが、少尉であるベルクに対してタメ口で話してくる。メーアとも仲が良い。 闇バトルについて感心があるらしく、複数回話題に取り上げている。序盤は何故か医務室にいることが多い。とあるルートでの発言から部隊での調理は彼女が(あるいは彼女も)行っている様である。 ハリス 独立部隊所属のメガネをかけた細目の青年で、階級は中尉。一言多く、言った直後にそれを取り消すことがままある。また、エインガングとプラトーには頭が上がらない模様。 ストーリー中盤以降、ホエールキングの操縦を任されているが、実際に彼が行うのは着地と離陸だけで、航行は基本的に自動操縦である。様々なゾイドを操縦したいらしく研究をしているとの事だが、ホエールキング以外のゾイドを操縦する場面は無い。 終盤でベルクに対し密かにライバル心を抱いていた事を明かすが、特に敵対的な言動を見せる事は無い。ガイツの陰謀が明らかになった後、自ら活路を切り開いていく第53独立部隊の一員であることを誇りに思っている。 思いの外冷静な面もあり、分岐ルート1を提案するのは意外にも彼である。 スキアー・ヒリト補佐官 上記のルート2のみで登場するプラトー博士の部下の男性。情報収集担当。非常に影が薄い。「敵を疑い、味方を更に疑う」と言う家訓があるらしく、常に気配を消している。 出番が殆どなくパイロットでも無いゲスト的ポジションにも関わらず、メーアを差し置いて独立部隊の中ではベルク、エインガング以外でフルネームが判明する唯一の人物。
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