地球防衛軍・艦艇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 05:32 UTC 版)
「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」の記事における「地球防衛軍・艦艇」の解説
ヤマト 真田志郎により最新の技術で改修され、第3次移民船団護衛艦隊旗艦として再就役した伝説の宇宙戦艦、アクエリアス氷塊ドックより発進する。全長280メートル。艦長は古代進。 艦体の外観はほぼ従来通りだが、今までよりも艦幅は広く、艦底部の第3艦橋(「電算室」が新設されている)は大型に描かれている。艦首・艦尾・両舷側ミサイル発射管には新たにバリアミサイルが搭載された。 波動エンジンの炉心が6連大炉心1基に増設されたため、切り札の艦首収束波動砲も6連発発射が可能な「トランジッション波動砲」となった。その反面、発射前のエネルギー充填および発射後の再充填に時間を要する弱点が生じている。その為波動砲を6連射すると波動エネルギーがゼロになってしまう。 大型格納庫に艦載機が60機搭載され、艦首下部に「特務艇 / 突撃揚陸艇信濃」を収納している。 第三艦橋の塗装のみ艦体色のグレーに変更されている。 特務艇(特殊攻撃艦・重攻撃艇) / 突撃揚陸艇信濃(シナノ) ヤマト艦首下部に格納される重攻撃艇、全長81メートル。劇中では副艦長の大村耕作が操縦した。波動エネルギー弾道弾ミサイル(初期設定では核だったが、後に波動エネルギーに変更になった)を24発装備し、ブースターロケットで敵の中核に迫り攻撃を行う。3名乗りだが、1名でも操縦可能。 なお、名称が大和型3番艦と同じだったことから、本作のメカニックデザイン担当の小林誠が「元々この特殊艇は、本来『信濃(航宙戦艦 / 戦艦的空母シナノ)』という船に搭載される為に作られた。だが『信濃』は建造を見送られ、名称の『信濃』だけがこの船の名として残った」という設定を個人的に考えている(公式設定になっているかは不明)。 宇宙空母ブルーノア 地球防衛軍最新鋭の大型空母だが、純然たる空母というよりは戦闘空母の色が強い。全長450メートル。第1次移民船団護衛艦隊旗艦で、上条了が乗っていた。 艦首に収束波動砲1門、艦首側面の艦名表記部にホーミング波動砲を装備(劇中では不使用)、通常火器は3連装主砲を艦前部に6基および艦後部に2基、3連装副砲を前部・後部に2基ずつ、2連装副砲を艦橋左右に2基装備している。主砲と副砲はいずれも、左右対称の並列配置となっている。そのほか、艦中央部に水平発射型の大型ミサイル発射管や格納式対空連装パルスレーザー機銃を多数装備。両翼部は左右に展開し、その両翼の内部から艦載機であるコスモパルサーを一度に発進させる。艦底部には第3艦橋らしき構造物がある。第1次移民船団を護衛中にSUS艦隊の襲撃を受けて大破し、漂流する。その後、設定では修理・改修して300年間運用される。 本艦は、1979年放映のTVシリーズ『宇宙空母ブルーノア』の主役艦を元に、OVA『YAMATO2520』制作時にデザインされた艦である。同作第三巻「戦闘」で、地球連邦軍第7艦隊旗艦として数シーンのみ登場していたが、艦の色や主砲の形状などを変えた以外はほぼそのままのデザインで、本作でも使用している。『2520』への橋渡しを意識して登場した。なお、『2520』制作時に、すでに「修理・改修して300年間運用された」という設定は存在した。 スーパーアンドロメダ級戦艦 『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』『宇宙戦艦ヤマト2』に登場したアンドロメダ級戦艦の流れを汲んだ、後継型戦艦。同型艦が多数建造されている。 艦橋や艦体部、主砲数などに変化が見られるが、艦首の連装波動砲2門は健在。武装は連装波動砲のほか、3連装主砲を艦前部に2基および艦後部に1基、8連装対空ミサイルポッドを艦橋基前部に1基、2連装副砲を艦橋左右に2基、格納式対空連装パルスレーザー機銃を艦両舷に24基など。なお、艦底部に取り付けられている増槽らしきタンクは、今回の設定では艦載機格納庫とされている。第1次移民船団護衛艦隊の1隻には古代雪が艦長として乗っていたが、SUS艦隊の襲撃を受けて大破し、かろうじてアマール星に辿り着くも、自動操縦でワープしてきており、艦内は無人で雪の姿も無かった。 ドレッドノート級主力戦艦 地球防衛軍の主戦力を担う宇宙戦艦で、艦隊のほとんどがこのタイプで構成されている。デザインは『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』『宇宙戦艦ヤマト2』の主力戦艦の流れを組んでいる。 武装は艦首に拡散波動砲を1門装備するほか、3連装主砲を艦前部に2基および艦後部に1基、格納式対空連装パルスレーザー機銃を多数、など。艦首波動砲発射口の上下には仕切りのようなものがある。艦体形状は長方体に近く、量産性を考慮している。また、艦底部にはブルーノアと同じく第3艦橋らしき構造物がある。 劇中では「はつゆき」「しらゆき」「あさぎり」などの艦名が確認できる。なお、いずれもBH199ブラックホールでの戦闘で撃沈されている。 移民宇宙船 地球人類を他の惑星へ移住させるため、1隻当たり約10万人を乗せて長距離航行を行う、超大型の宇宙移民船。全長2800メートル。 船体の大部分は居住区で構成され、船首の上下に操船部、船尾にエンジンを4基設置した推進部がある。ワープ機能を持つ。およそ数千隻が建造されているが、全てが非武装であるため、護衛艦は必須。なお、移民船団のことを「AMARE EXPRESS(アマールエクスプレス)」と呼び、全ての移民船に「AMARE EXPRESS 〇(数字が入る)」と書かれている。 波動実験艦ムサシ ヤマトの準同型艦。、ブリッジ周辺が大きく異なり、波動砲も砲栓で塞がれている。2210年造船。波動実験艇を8隻格納しており、ヤマト再建計画に先駆けて各種実験を行っていた。上部に艦橋が3つあり、上から研究ブリッジ、操艦ブリッジ、観測ブリッジがある。観測ブリッジは大きなグラスドームで覆われている。下部第三艦橋にはグラスドームに覆われた電算室があるが、ヤマトの様な立体高画質球面スクリーンは装備されていない。 ブルーアース 地球防衛軍旗艦。ブルーノア級の非武装艦。残存救助艦隊に所属し、残存人員の救助と政府中枢部の移動に用いられる。 アンドロメダA12 アンドロメダ級戦艦の12番艦。残存救助艦隊・内惑星救助部隊に所属し、火星軌道からアマールβに向かう。第1部に於いて波動砲口が閉鎖されていたが、装備自体は廃棄されてはいない。また、耐用年数を超えた主砲・副砲は艦橋砲に準じたモノに換装されている。 ペンシルバニア アリゾナ級戦艦。残存救助艦隊・海王星軌道救助艦隊に所属し、残存した人類の救助を行う。 ユキカゼ級駆逐艦 ブルーアースと共に救助活動に当たっていた。 パトロール艦 内惑星救助部隊所属艦が、アンドロメダA12と共に救助活動に当たる。なお、本作に登場するパトロール艦は耐用年数を超えた武装は撤去され、全て輸送用と思われるカーゴを牽引している。 護衛艦しまかぜ、きりしま 地球を追うヤマトが移民船団護衛の為に派遣した艦。艦級は不明だが、中盤に移民船6隻と共にアマールを出発した2隻のドレットノート級と思われる。[独自研究?]
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