即位灌頂
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/12/03 02:23 UTC 版)
即位灌頂(そくいかんじょう)とは、11世紀ないし13世紀から江戸時代にかけて、天皇の即位式の中で行われた密教儀式で、その内容は秘儀とされていた。一般的には即位式の前に摂関家、主に二条家の人物から天皇に対して印相と真言が伝授される「印明伝授」と呼ばれる伝授行為と、即位式の中で天皇が伝授された印明を結び、真言を唱える実修行為を併せて即位灌頂と呼んでいるが、印明伝授と即位灌頂の実修を明確に区別する研究者もある[1]。ここでは印明伝授と即位灌頂を併せて説明する。
- ^ 上川 通夫「中世の即位儀礼と仏教」、408頁
- ^ 松本 郁代『天皇の即位儀式と神仏』、190~194頁
- ^ 松本 郁代「中世の即位灌頂と天皇」、99~101頁
- ^ 平 雅行「日本中世社会と仏教」、462頁
- ^ 松本 郁代『天皇の即位儀式と神仏』、194~200頁
- ^ a b 上川 通夫「中世の即位儀礼と仏教」、427~429頁
- ^ 上川 通夫「中世の即位儀礼と仏教」、422~423頁
- ^ 松本 郁代「中世の即位灌頂と天皇」、109~111頁
- ^ 小川 剛生「即位灌頂と摂関家」、175頁
- ^ 橋本 政宣「即位灌頂と二条家」、691頁
- ^ 橋本 政宣「即位灌頂と二条家」、691、692頁
- ^ 小川 剛生「即位灌頂と摂関家」、151、152頁
- ^ 小川 剛生「即位灌頂と摂関家」、153、154頁
- ^ 小川 剛生「即位灌頂と摂関家」、148~154頁
- ^ 小川 剛生「即位灌頂と摂関家」、151~154頁
- ^ 小川 剛生「即位灌頂と摂関家」、154~158頁
- ^ 小川 剛生「即位灌頂と摂関家」、170~171頁
- ^ 上川 通夫「中世の即位儀礼と仏教」、417~423頁。小川 剛生「即位灌頂と摂関家」154~158頁
- ^ 松本 郁代「真言系即位法の構成」、125~126頁。小川 剛生「即位灌頂と摂関家」158頁
- ^ 松本 郁代「真言密教界における帝王の位相」、83~85頁
- ^ 松本 郁代「真言密教界における帝王の位相」、88~91頁
- ^ 小川 剛生「即位灌頂と摂関家」、160~162頁
- ^ 橋本 政宣「即位灌頂と二条家」、707、708頁
- ^ 橋本 政宣「即位灌頂と二条家」、708~717頁
- ^ 橋本 政宣「即位灌頂と二条家」、717~723頁
- ^ 橋本 政宣「即位灌頂と二条家」、723~730頁
- ^ 橋本 政宣「即位灌頂と二条家」、736頁
- ^ 山口 和夫「近世即位儀礼考」、281頁
- ^ 松本 郁代『天皇の即位儀式と神仏』、247~251頁
- ^ a b 山口 和夫「近世即位儀礼考」、278頁
- ^ 上川 通夫「中世の即位儀礼と仏教」、426頁
- ^ 小川 剛生「即位灌頂と摂関家」、156~161頁
即位灌頂と同じ種類の言葉
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