十四誹謗(じゅうしひぼう)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/10 05:21 UTC 版)
湛然の十四誹謗の説に依拠して、「わが宗のどんな高僧や大檀那と称される人でも凡夫である以上完璧はありえず、日々、無数の謗法を犯しているのである。ましてや高僧でも大檀那でもない自分ごとき者は、信仰に対する慢心や油断等を厳に慎んでいかねばならない」といった内省的観点からこの言葉が説かれる場合もある。『法華文句記』巻6に説く。 憍慢(きょうまん) - 増上慢と同義。慢心。おごり高ぶり仏法を侮ること。 懈怠(けたい) - 仏道修行を怠ること。 計我(けいが) - 我見と同義。人間我に執着し、自分考えで仏法を判断すること。 浅識(せんしき) - 自身の浅はかな知識によって正法を否定すること。 著欲(じゃくよく) - 欲望に執着して仏法に不信すること。 不解(ふげ) - 仏法を理解しようとせず自己満足すること。 不信(ふしん) - 仏法を信じないこと。 顰蹙(ひんじゅく) - 顔をしかめて仏法を非難すること。 疑惑(ぎわく) - 仏法を疑い惑うこと。 誹謗(ひぼう) - 仏法を謗(そし)り悪口を言うこと。 軽善(きょうぜん) - 仏法の善を信受する者を軽く見る・蔑視すること。 憎善(ぞうぜん) - 仏法の善を信受する者を憎むこと。 嫉善(しつぜん) - 仏法の善を信受する者に対して妬みを抱くこと。 恨善(こんぜん) - 仏法を信受する者に対して恨みを抱くこと。 この項目は、仏教に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています(ポータル 仏教/ウィキプロジェクト 仏教)。 表 話 編 歴 仏教 基本教義四諦 八正道 中道 三相無常 苦 無我 三法印と四法印諸行無常 諸法無我 涅槃寂静 一切皆苦 煩悩三毒(貪/瞋/癡) 五蓋 業三業 唯識 仏性 人物釈迦 十大弟子(舎利弗/目連/大迦葉/須菩提/富楼那/迦旃延/阿那律/優波離/羅睺羅/阿難) 龍樹 無著 世親 玄奘 達磨 世界観生と輪廻(サンサーラ) 三千大千世界 六道(天界/人間道/修羅道/畜生道/餓鬼道/地獄道) 三界 解脱と涅槃菩提 菩薩 四向四果 (預流/一来/不還/阿羅漢) 成仏 実践三十七道品 三学 (戒/禅定/般若) 四無量心 (慈/悲/喜/捨) 瞑想 (サマタ/ヴィパッサナー) 布施 信仰対象三宝(仏/法/僧) 仏の一覧 如来 菩薩 明王 天部 垂迹神 高僧 分類/宗派原始仏教 部派仏教 上座部仏教 大乗仏教 密教 神仏習合 修験道 仏教の宗派 仏教系新宗教 地域別仏教インド 中国 日本/日本の戒律史 朝鮮 台湾 ベトナム チベット スリランカ ミャンマー タイ 中東 ヨーロッパ アフリカ 中央アメリカ 聖典三蔵 律蔵 経蔵 論蔵 パーリ語 パーリ語経典 漢訳 漢訳大蔵経 大正新脩大蔵経 漢訳仏典一覧 西蔵訳 チベット大蔵経 聖地ルンビニー ブッダガヤ サールナート クシナガラ 霊峰 霊場 美術仏教美術 音楽声明 チベット仏教の声明 宗教 カテゴリ プロジェクト ポータル
※この「十四誹謗(じゅうしひぼう)」の解説は、「謗法」の解説の一部です。
「十四誹謗(じゅうしひぼう)」を含む「謗法」の記事については、「謗法」の概要を参照ください。
- 十四誹謗のページへのリンク