八十神高校の学生
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大谷 花子(おおたに はなこ) 声 - 阿川りょう 主人公のクラスメート。肥満の巨体で、自信家かつかなり強引な性格。外見どおり大食いかつ強靭な胃腸の持ち主で、アニメ版では鳴上(主人公)と陽介が一口で昏倒した、千枝と雪子制作の殺人的な不味さのカレーを「新食感」と美味しく平らげてしまった。柏木と仲がよく、文化祭のミスコンで惨敗した後は彼女に連れられ天城屋旅館に来る。『ザ・ゴールデン』では陽介のバイクを粉砕している他、花火大会でクマを(中身があるにもかかわらず)ペラペラの状態にしてしまった。 海老原 あい(えびはら あい) 声 - 伊藤かな恵 アルカナ - 月 八十神高校2年生。主人公の所属した運動部(バスケ部かサッカー部)に途中からマネージャーとして参加する。富豪の娘で容姿も端麗だが、性格は奔放で高飛車でファッション品を買いあさっている。いわゆる「今時の女子高生」を絵に描いたような少女で、学内人気は高いが他者に対しては突っぱねた態度をとる。 かつては家庭が貧しく、親の事業成功による金銭的なトラブルを避けるため、遠くから稲羽市に引越してきた。また、中学生時代に容姿が原因で深刻ないじめを受けたことから自分の過去を知られていない土地で皆から愛される女性になろうと猛烈に自己改造するとともに「おしゃれな子」を演じるようなった経緯を持つ。普段見せる流行好みの一面もおしゃれに見せようと演じているものが大半で、実際は質素好みなものが多い。 アニメ版ではバスケ部のマネージャーで、主人公に「エビ」の愛称で呼ばれている。想いを寄せている一条の好きな相手である千枝には敵意を剥き出しにしていたが、25話では仲良さそうにしている姿が描かれた。 長瀬 大輔(ながせ だいすけ) 声 - 杉田智和 演 - 早乙女じょうじ アルカナ - 剛毅 八十神高校2年生。サッカー部所属。一条と陽介の親友で、陽介にとっては特別捜査隊のメンバー以外で行動を共にする数少ない学友。気のよい豪快な性格で、都会生まれであることや商店街との確執で距離を置かれることが多い主人公や陽介へも隔たりなく接するが、あまり口数が多くなく、喋った際も深く考えず余計なことまで口にしてしまうこともある。サッカーに対する情熱は非常に強く、プライベートにおいてもサッカーを話題とすることが多い。アニメ版では運動部のコミュ(剛毅コミュ)はバスケ部で展開したが、バスケ部の試合に助っ人で参加したり、文化祭で陽介の出し物にも加わったり(原作ゲームではこの役は主人公のクラスの委員長だった)など出番は用意されている。 容姿や人柄から女子からの人気は高いが、中学時代に口数の少なさが原因で恋人から一方的に別れを告げられた過去から、女性に対して苦手意識を抱いている。 一条 康(いちじょう こう) 声 - 福原耕平 / 小野大輔 演 - 太田基裕 アルカナ - 剛毅 八十神高校2年生。バスケ部所属。長瀬の親友で、陽介とも友人関係にある。陽気で気さくな性格で、口数も多い。千枝に好意を抱いているが、彼女からは一切気づかれていない。 孤児院育ちだったが、子宝に恵まれなかった稲羽市の名門・一条家に養子として引き取られたという過去を持つ。引き取ってくれた養親たちのためにも跡取りとしての厳格な教育に打ち込んでいたが、高校入学を前にして養親に実子が誕生したことで、そちらが跡取りとなることが決まる。その一件から念願だったスポーツなど世俗的なことに打ち込めるようになったが、同時に自分の存在意義を失ったのではないかと苦悩する。 アニメ版では主人公をバスケ部に誘い、後日千枝の紹介で入部してきた彼と友人になる。 小西 尚紀(こにし なおき) 声 - 代永翼 アルカナ - 刑死者 八十神高校1年生。完二の幼馴染で、早紀の弟である。高校では保健委員を務めている。家の仕事を手伝うなど真面目な性格だが、シニカルに振舞うことが多い。事件より姉の早紀が死亡してからは、周囲から腫れ物に触る扱いをされるようになり、それがさらに加速する結果となっている。シュークリームが好物で、かつては姉の早紀とは取り合うのが日課だった。 ゲーム版では林間学校を欠席しているが、アニメ版では出席しており、千枝と雪子のカレーを食べて倒れた鳴上(主人公)と陽介に胃薬を渡したり、完二に呼ばれて鳴上達と話したりしている。また、主人公の悪夢の中の話だが、完二と愛家で食事するシーンも追加されている。 小沢 結実(おざわ ゆみ) 声 - 伊藤かな恵 アルカナ - 太陽 八十神高校2年生。演劇部部員。アニメ版の太陽コミュは綾音と絆を築く形で展開した為、結実は第19話で一条のクラスの演劇で顔見せ程度の登場をしている。 卓越した演技力と並々ならる情熱を持ち、部員全体から一目置かれているが、感情の起伏が激しくて部員との摩擦も多い。幼い頃に親が離婚しており、母子家庭で育つ。そのため父に反目しているが、その父が末期の重病を患って余命いくばくもないことを知り、苦悩する。 アニメ版では19話にワンカットのみ登場。 松永 綾音(まつなが あやね) 声 - 遠藤智佳 アルカナ - 太陽 八十神高校1年生。吹奏楽部部員、トロンボーン奏者。音楽への情熱は強いが、実力不足と見られていることや主張と気の弱さから補欠および雑用にまわされている。非常に小柄かつ童顔で、中学生はおろか小学生に間違われることまである。 アニメ版では主人公がサッカー部の助っ人に呼ばれた際に、彼の蹴ったボールに当たった事がきっかけで知り合う(主人公は吹奏楽部には入部しない)。 中村 あいか(なかむら あいか) 声 - 悠木碧 アニメ版のみ登場。アニメ放送後に発売された『ザ・ゴールデン』では愛家店主から名前のみ語られるが、直接は登場しない。ただし、『ザ・ゴールデン』のアニメ版には登場する。 主人公たちのクラスメートで、商店街にある中華料理屋「愛家」の店主の娘。出前があると(所在を教える様子がない場合でも)どこにでもバイクで向かいに行く。感情をほぼ表に出さず常に無表情で口調も淡々としているが、仕事への思いは強く、将来厨房を担当するべく修行として天城屋旅館でアルバイトしており、さらには修学旅行中ですら旅行先にある親戚の店(『ペルソナ3』に登場したラーメン屋「はがくれ」)で働いていた。仕事で市内中を飛び回っているため、市内の話題や情報について詳しい。 アニメ第8巻特典のドラマCDでは主役として登場。1年の頃は千枝や雪子らと同じクラスだったかさえも朧気なほど存在が希薄だったが、主人公が引っ越してきた4月から出前サービスを始めたことにより自身のアイデンティティを得る。しかしその反面、出前が無くなったら自分の全てが無くなると思い込むほど繊細かつ一途な一面が見せられた。また、足がとても速く町内対抗リレーでは(代理ではあるが)アンカーに抜擢され活躍した。
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