主要な高等吸血鬼
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吸血鬼ゼンラニウム(きゅうけつきゼンラニウム) #VRC(吸血鬼研究センター)参照。 フォン・ナ・ドゥーブツ / へんな動物 声 - 高戸靖広 どんな姿にも変身できる能力を持った吸血鬼。極めて好色であり、エロいことを考えると変身がバグるので常に変身がバグっている。本来の姿は作中屈指の美青年。名前が長いため他者はおろか自身すら「へんな動物」と名乗っており、ロナルドからはもっぱら「へんな」と呼ばれる。依頼人として登場後、事務所に頻繁に押し掛けてくるようになる。 デッケー・ナ(ディッケーナ)・ドゥーブツ / ディック フォン・ナ・ドゥーブツの父。愛称はディック。髭を生やしてモノクル眼鏡を着用している以外は息子と同じ外見で、スケベ度においても同レベル。人間態ではダンディな紳士姿になる。 実は「揺らぐ影」の二つ名を持つ古き血の吸血鬼で、万象に変幻自在の変身能力を持つ。 チジョー・ナ・ドゥーブツ フォン・ナ・ドゥーブツの母。前髪を生やしている以外は息子と同じ外見で、スケベ度においても同レベル。人間態では息子と似た顔立ちの若い女性姿になる。 月光院 希美(げっこういん まれみ) / 吸血女帝希美(きゅうけつじょていまれみ) 声 - 花澤香菜 巨躯の女性。大学生。元は人間だったが、アダムに血を吸われて吸血鬼となる。強大な吸血鬼となる素質を持っており、吸血鬼化した後は吸血鬼たちから「女帝」と呼ばれ崇められている。 アダム 声 - 大町知広 人間社会に紛れて生きている吸血鬼。希美にストーキングされて困り果てロナルドの事務所に逃げ込んできたが、トラックに轢かれそうになった自分を救ってくれた彼女の一途な想いにほだされ、瀕死の重傷を負った彼女の命を救うために血を吸って吸血鬼に変えた。強大な吸血鬼となった希美と交際を始める。 辻斬りナギリ(つじぎりナギリ) 声 - 関俊彦 全国に特A級指名手配されている危険な吸血鬼。自身の血液で作った刃で斬りつけ、相手の血を奪う。自分の魂を肉体から抜き取り、分霊体(ぶんれいたい)として保管することで不死となっていたが、分霊体を納めていた人形を偶然見つけたドラルクに壊されて以来弱体化し、不死性も失われる。 以後、復讐を期して新横浜に居着いているが、登場する度に酷い目にあわされまともに吸血もできずにいる。窮乏生活を強いられている間に思考がずれ始め、唯一好意的に接してくれたジョンを「丸」と呼び、ジョンが退治人達にいじめられていると思い込み、「悪い退治人どもから『取り戻す』」ことが悲願となりつつある。また、自分が以前襲った警官のカンタロウがナギリ打倒のために吸血鬼対策課に配属したことから、身の危険を察して彼の前では辻田(つじた)と名乗り、彼に遭遇するたびに振り回される羽目になる。当初の醜態を目撃されたことから、ヒナイチには露出魔の吸血鬼として認識されている。 元々は人間で、退治人に憧れていた時期もあった。 半田 あけ美(はんだ あけみ) 声 - 井上喜久子 半田の母であり、吸血鬼。実年齢は52歳だが、吸血鬼であるため外見は若く、武々夫が一目惚れするほどの美人でもある。『ロナルドウォー戦記』にハマッてロナルドの大ファンになる。なお、半田とロナルドが元同級生であることは知らない。半田のことは「モモちゃん」と呼んでいる。 吸血鬼Y談おじさん(きゅうけつきワイだんおじさん) 声 - 井上和彦 強力な催眠術を操る高等吸血鬼。催眠にかかった者はY談(猥談)しか話せなくなり、自分の性癖を暴露する羽目になる。会話だけでなく筆談も全て性癖の暴露になってしまい、催眠自体も強固。人が性癖をぶちまけるのを好むはた迷惑な人物だが、常に煩悩丸出しのへんな動物や野球拳大好きとは意気投合している。頻繁に捕まってはVRCに収容されている。 古き血の吸血鬼で、ドラウスをはじめ他の古き血の吸血鬼たちとは旧知の間柄。ドラウスの父である真祖のことはトラウマになるほど恐れている。 吸血鬼野球拳大好き(きゅうけつきやきゅうけんだいすき) / ケン 声 - 千葉繁 野球拳が大好きな吸血鬼。スキンヘッドを覆面とバンダナで隠し、ジャンケンマークが大量に描かれた法被を着ている。催眠術と結界を同時に使用する高度な技術を駆使し、他人に強制的に野球拳をさせる。スケベな性格であり、基本的に女性を狙う。ゴウセツの不在中、1人店番をしていた彼の娘のコユキに接近するものの、成り行きで彼女の手料理を口にする羽目になり、以来コユキとは仲良くなったがゴウセツから殺意を向けられるようになる。頻繁に捕まってはVRCに収容されており、宿泊目的で気軽に捕まるためヨモツザカからは迷惑がられている。 野球拳大好き・マイクロビキニ・下半身透明の3人は兄弟で、それぞれ長男、次男、三男である。 吸血鬼マイクロビキニ(きゅうけつきマイクロビキニ) / ミカエラ 声 - 安元洋貴 催眠術によって噛んだ相手にマイクロビキニを着用させてしまう吸血鬼。自身も常にマイクロビキニを着用し、目元をマスクで覆っている。大勢の配下を従えていて高慢な言動が目立つが、人見知りで繊細な性格。 吸血鬼下半身透明(きゅうけつきかはんしんとうめい) / トオル 声 - 島﨑信長 下半身が透明になっている吸血鬼。常に覆面を被り、白装束を着ている。催眠術で体を透明に見せることができるが、能力が不十分なため透明化できるのは下半身のみ。廃病院で暮らしており、本物の心霊現象こと地縛霊のあっちゃんとは大の仲良し。のちに廃病院おばけ屋敷『新横浜ホラー・ホスピタル』を営むようになる。他の兄弟に比べて社会性のある明るく気さくな人物で、ロナルドたちや半田とも親しく交流する。 吸血鬼熱烈キッス(きゅうけつきねつれつキッス) / 花咲 フランチェスカ(はなさく フランチェスカ) 声 - 小林未沙 体からハート型の唇をした口が3本突き出ている、珍妙な姿の吸血鬼。イケメンにキッスして血を吸うのが趣味で、特にヒヨシを気に入っている。職業はOLだが、職場で後輩社員などに迫っては度々上司に怒られている。 吸血鬼マナー違反(きゅうけつきマナーいはん) 声 - 斉藤壮馬 グールの使役を覚えたばかりの吸血鬼。グールを使って悪事を働くが、基本的にやることはマナー違反程度の軽犯罪。ジョンをいじめたことでキレたサテツに説教されて以来、彼を「兄ィ」と呼び慕うようになる。普段からマナー違反を旨としてあまのじゃくな言動ばかりとる。ノリが良いためロナルドたちのバカ騒ぎによく加わっているが、周囲の度を超えた暴走にドン引きしていることもある。 エルダー 「グールメイカー」「屍商人」などの二つ名を持つ古き血の吸血鬼。吸血鬼マナー違反の真祖にあたる。グールの生成では右に出る者がいない。長い生涯の中で、一度も退治されたことがないのが悩み。 本編中に出てきた姿はエルダーが遠隔操作したグールであり、本体は根城の棺桶の中で眠っている。 ヴェントルー・ブルーブラッド 「青き血のヴェントルー」「日食の大鴉」などの二つ名を持つ、強大な古き血の吸血鬼。気まぐれに退治人を弄び、タビコを追いつめるものの、靴下を奪われたことでメイドのごとく彼女にこき使われるようになった。当初は回想シーン2コマと単行本のおまけマンガにしか登場していなかったが、第217死で本編に登場した。 ノースディン ドラルクの師匠。「氷笑卿(ひょうしょうきょう)」の二つ名を持つ古き血の吸血鬼。ドラウスの旧友で、15歳くらいだったドラルクを引き取ってしばらく吸血鬼としての生き方を教えていた。強力なチャーム能力と冷気を操る能力を持つ。キザなセリフで少しでもときめいた相手は、ノースディンの意のままになってしまう。 イシカナ 「不滅の炎」「爆炎の吸血鬼」の二つ名を持つ古き血の吸血鬼。もともと炎を操る能力を持つが、最近タピオカを操る能力にも目覚めた。新横浜にタピオカ屋を開く。 チャンピオン創刊50周年企画のチャリティオークションに本作の作品出演権が出品された結果生まれたキャラクター。
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