主要の敵
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/11 22:54 UTC 版)
「カニバル」 エニグマの座を狙う長いコートを着た長髪の男。顔に大きな縫い傷がある。3年前の通り魔事件やハイジャック事件を起こし、弓河とキリヲに罪を擦り付けた張本人。更にアルに歩けない程の怪我を負わせた張本人でもある。 正体は、ギドウの教え子であり、夕闇高校オカルト研究会の初代メンバーの一人である咬田シメイ。咬田シメイとしての彼については#主要人物の項を参照。 外骨島行きの列車では、ジロウを喰って彼になりすまし乗車。覆面の男を喰った後に赤目に罪をなすりつけ、スミオの信頼を得るが、キリヲに見破られる。そして本性を現し、今まで喰った人間を人質にし、ドクロを奪おうと企むが、スミオの策略により文字通り「空腹」にされてしまい、その後、本物のジロウらの手により人間・咬田シメイとしての記憶がよみがえり、本来の姿を取り戻したことに伴い「カニバル」としての能力が消滅した。能力:「人喰い(カニバル)」 才能を持つ人間を食べることで、その人間が持っている才能を使うことが出来る能力。食われた人間は身体から骨だけが無くなってしまい、その骨と才能を人型のパイにされて食べられ、ゴミ袋に入れられる。一般人である七節まおを襲っているため、才能がある人間だけを食べるとは限らない。 場合によっては食べた相手になりすます事が可能だが、スミオの「チャンネル[es]」の能力はごまかされないという弱点を孕んでいる(そのことにスミオはキリヲが指摘するまで気づかなかった)。 実は、運命の学園祭で、エニグマによって才能を植え付けられた事で得た能力である事が判明。 赤目 ツトム 列車の乗客。ニット帽を被った大柄でガラの悪い男。一人称は「俺」。 逃亡中の殺人犯であり、5歳の子供を誘拐して身代金を受け取った時には既に殺していた。性格は自己中心的かつ卑劣で、ジロウからは「クズのような男」、スミオからは「吐き気がするほどのクズ」と評されている。外骨島に行く目的は、逃亡の潜伏先とする為である。 ジロウを不意討ちし、夕闇刑務所駅にて刑務所に閉じ込め、4人の囚人を放つ。しかしマスターキーを手に入れたスミオの策略により、自分がスミオに喰われることとなり敗北。その後、キリヲによって彼の独房に収監され、最期は脱獄を企む囚人達への見せしめとして玄岩に拷問されることとなった。 覆面の男が「カニバル」に喰われたことで最後まで残った彼が「カニバル」の正体かと思われたが、実際はスミオの願いを邪魔すべく、ドクロが用意した邪魔者にしかすぎなかった。
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