主人公、家族、親友とは? わかりやすく解説

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主人公、家族、親友

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/14 07:28 UTC 版)

CUFFS 〜傷だらけの地図〜」の記事における「主人公、家族、親友」の解説

久宝龍二沢渡憂作)(くぼう りゅうじ) 本作品の主人公享年35連載開始時)。 若い頃から多く悪行重ね、気がつけば街で一番恐れられチンピラとなっていたが、ある日ヤクザ喧嘩になり、ピストルで頭を撃ち抜かれ死んでしまう。しかし、神のいたずらか、龍二の魂は同じ日にイジメに耐え切れず自殺した自分息子沢渡憂作の体に乗り移ってしまい、第二の人生歩み始めることになる。 龍二息子・憂作の体で第二の人生歩むことになり、今度こそ真面目に生きよう決意するが、結局は暴力以外の手段根本的に模索しいために芝田学園トップ長瀬との戦い始め様々な喧嘩戦い巻き込まれ、その身を戦いの渦へと投じていくことになる。憂作の体格当初華奢なチビと言われていたが、数々修羅場潜った賜物龍二遺伝子か、筋肉質逞しい体に成長して行く。母(妻)の涼子笠原恵龍二因縁を除く人のために積極的に動いた事はない。ほとんど巻き込まれたか標的にされたか、自分暴力欲求基づいて目の前騒動飛び込むかであり、憂作の近親者だった芝田学園友人には無関心であり、ドラゴンズ編でO次郎急襲受けた生徒たちには何の責任罪悪感じず騒動起こしながら巻き込まれる無関係な者へは顧みない無責任な人間である。第一章では敵の規模小さく問題表出化しなかったが、笠原恵との出会い自分生き様痛感する事態となる。小松大工業高校(マツコー)最強不良集団であるBCM世良狙われ笠原お互いに惹かれ合っていったが、白血病患っていた彼女は病状進行し巻き込まれ負傷帰らぬ人となってしまう。笠原死によって、BCM憎悪するようになった憂作は復讐するため芝田学園からマツコーに転校する。マツコーに転校してからは同じくBCM恨んでいる「ミン」こと南谷雅彦初対面気が合うになったヒデ」こと岸川秀人などと一緒に行動することが多くなるまた、門倉女子高校モンジョ3人組のかすみ、あゆむ、琴子との絆も強めていく。それに伴って仲間意識薄く無責任だった憂作の心境徐々に変化していく。ヒデ堀田裏切られ時には激怒し"誰も信じられない"と言った心境にまで落ち込んだり(助けに来たミンをぶん殴り『俺に仲間はいねーよ』と吐き捨てるほどであった)、「これ以上十字架背負いきれない」と笠原の死をいつまで引きずる繊細な一面見せていた(ただし、自分暗黒面向き合うのは終盤直前である)。 男死利祭が終わったあとは、自分自身の闇からの問いかけ応じ今まで顧みることの無かった「憂作の心」と向き合う、そして、GATギャング伊武との戦いの際、一酸化炭素中毒薄れ行く意識の中で、沢渡憂作として数々戦い交流経て今まで顧みることの無かった「人の心」、さらには自分原因孤独な人生のまま生涯閉じた息子悲しみ無念さ、そして自分転生した本当理由悟り、かつての贖罪と、常に憂作の側に居るという誓いを胸に九死に一生得て生還を果たす。その後幾つかの事件先送りになっていた、カナダ旅立ってゆく。当初笠原が行く筈だった世界見てみたいという理由からだったが、「憂作の心」と向き合い生まれ変わった意味を悟った後は、憂作に世界見せてやりたいという思いから世界中旅する事となった。また、再婚した涼子たちの新婚生活を邪魔したくないという思いもあった。渡加から2年後カナダヒデ再会した所で物語は終わる。ヘビースモーカーであり、龍二時代ラッキーストライクを、憂作時代マイルドセブン愛飲している。なお、他者紹介登場する憂作は全て龍二の魂が乗り移った後の憂作」のこと。 沢渡憂作転生前)(さわたり ゆうさく龍二涼子の間にできた子供父親龍二原因子供の頃から虐められていた気の弱い少年であったが、自殺図った時に拳銃殺され父親の魂が乗り移ってしまう。その後、男死利祭り後に「龍二自身心の闇」が憂作の姿を借りて現れるうになる沢渡涼子(さわたり りょうこ) 龍二の妻にして、憂作の母親お人好し家事が上手である。憂作に龍二の魂が乗り移った事に全く気づいていない。女手ひとつで憂作を育てたり、ヤクザ脅し屈しなかったりという心の強い一面持っているが、悪い意味で「子離れ出来ない母親」であり、憂作に依存している。ドラゴンズ編で出て行った憂作に食事をせず過ごし生きる意味を失ったことも。しかし、ハルオ言葉で憂作の人生考えるようになる。よく不良チンピラヤクザ襲われる最終章では憂作が家を出た後に龍二の元・舎弟警官内藤浩徳再婚して娘の憂を産む。 内藤憂菜ないとう ゆうな) 内藤浩徳涼子との間に生まれた子供久宝翔二(くほう しょうじ龍二の弟。涼子惚れており、涼子結婚をするために銃の密売で金を手に入れようとしていた。銃の密売取引相手広峰に謀られ殺されそうになるが、憂作によって助けられる。憂作と一緒に広峰さらわれた涼子助けるが、最後は自らの行為涼子たちを危険な目に合わせた責任を取るために警察出頭する平松誠治ひらまつ せいじ) 龍二親友ヤクザの銃の仲介人をやっていたことがきっかけになり最期責任を取らされヤクザ殺されてしまう。カジノキングを開くことを夢にしていた。史奈という子供がいる。キャメル愛飲していた。 平松史奈ひらまつ ふみな) 誠治の愛娘物語中盤登場龍二と彼女の父親の誠治が二人で作った誠龍会(後のドラゴン会)が小松大工業のイナーキによって乗っ取られたため、誠龍会を取り返すべく憂作に近づく美貌とは裏腹に抜群のファイトセンスを誇り達川町の不良達を次々と沈めていった(O次郎との戦いでは、一目惚れされる)。 誠龍会の看板めぐったドラゴンズとの戦いでは、イナーキによって肋骨等を数ヶ所骨折したにもかかわらず茂村信一互角戦いぶり見せた。誠龍会の看板取り戻した後は絶縁状態だった母親元へ帰っていった。 沢渡琢郎(さわたり たくろう沢渡涼子父親琢郎ラーメン経営している。幼少の頃から少林寺拳法習っており、その実力は若かりし頃の龍二では到底相手にならないほどであった年齢による衰えその頃比べる実力若干劣ってはいるものの、相変わらずで、そこらのヤクザ簡単に倒してしまうほど。 沢渡奈保子(さわたり なほこ) 沢渡涼子とは姉妹関係涼子とは対照的に気の強い性格で、料理才能があったことから、幼少の頃から琢郎にしごかれていた。それが原因で家を飛び出しチンピラ龍太郎駆け落ちして大阪移り住んでいた。しかし、龍太郎にとっては奈保子単なる金づるでしかなく、それに気づいた奈保子龍太郎から逃げるために琢郎元に現れる幼い頃記憶から、琢郎憎んでいたが、本心では救い求めていた。最後琢郎と憂作の協力によって龍太郎との決別成功し料理腕を磨くため、琢郎の手引きで九州へと移り住んだ別れ直前琢郎とは和解している。 内藤浩徳ないとう ひろのり警察官高校の頃は先輩である龍二憧れ舎弟をしていたが、憂作(龍二)自身一匹狼自認していたので、勝手に慕ってくる押しかけ舎弟多く居た事は覚えていたが、その中に内藤居た事は憶えていなかった。後に改心して警察官になり、物語終盤では涼子再婚し、娘を授かった改心して警官になった今でも龍二のことを尊敬しているが、涼子残して死んだことには憤り感じている。舎弟時代あだ名は「ナイナイ君」。 ハルオ 龍二が昔助けたことがあるゲイ。元外科医(オペ黒魔術祭壇持ち込んだことにより医師免許剥奪される)。憂作の体に龍二の魂が乗り移っていることに気づいた最初の人物。助けられた時から龍二惚れていたらしく、一度襲いかかろうとして返り討ちにされた。龍二涼子友美人生助言をしたり、外見似合わず神業的な医療技術を持つなど頼りになる一面持っている

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