主人公、基本用語等
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/03 08:10 UTC 版)
「木星の骸骨人間」の記事における「主人公、基本用語等」の解説
サブヒーロー、サブヒロインについては、第2巻『火星の女神イサス』、第8巻『火星の透明人間』、第10巻『火星の古代帝国』などにおいても使用されている手法で、バローズの長期シリーズであるターザン、ペルシダーでも使われている。 なお、デジャー・ソリスの父親であるモルス・カジャックは、本作には登場しない。 ジョン・カーター 本作の主人公。地球出身で、元は南北戦争の南軍大尉。火星の低い重力下では抜群の運動性と筋力を誇る。そのうえ剣の達人であり、性格も清廉にして実直。いわゆる「頭を使うタイプ」ではなく、もっぱら剣と勇気に頼っている。 デジャー・ソリスを敵地から幾度も救い、相思相愛となって結婚。ヘリウム(都市名)の王子となった(『火星のプリンセス』)。その後、数々の冒険を経て「火星大元帥(ウォーロード)」の称号を得る(『火星の大元帥カーター』)。 デジャー・ソリス 本作のヒロインで赤色火星人。ヘリウムの王女であり、カーターの妻。絶世の美女であるが、すでに成人した息子(カーソリス。『火星の幻兵団』の主人公))と娘(ターラ。『火星のチェス人間』のヒロイン)もいる(火星人は不老長生であり、成人後は外見から年齢を伺うのは難しく、老衰の傾向が表れるのは800歳を過ぎたあたりからである)。なお、ターラにも娘(ラナ。『火星の古代帝国』のヒロイン)がいる。 タルドス・モルス ヘリウムを統べる老皇帝(ジュダック)。デジャー・ソリスの祖父。名前のみ登場。 ウ・ダン 本作のサブヒーロー。 赤色人の都市国家・ゾールのパドワール(士官)をしていた人物。ジェド(王)のズ・ティスの親衛隊員であったが、5年前、ヘリウムからの討伐軍に王が倒され、ゾールはヘリウム帝国の版図に入ったため、ウ・ダン自身もヘリウム帝国に編入されることになった(ズ・ティスが暴虐で残酷<P136>だったため、元々ヘリウム側に共鳴していた)。 恋人のバジャを人質に取られ、不本意ながらモルゴール人(骸骨人間)の手先となり、ジョン・カーター誘拐に加担する。 バジャ 本作のサブヒロイン。ゾールの王子であるマルチス・バルのいとこ。ウ・ダンの婚約者だったが、3年ほど前に失踪した。後にサスーム(木星)に囚われていたことが判明する。 美しく聡明で心優しいものの、出番も短く、ルポフのいう「(バローズのヒロインは)不活発」の典型。 飛行艇(フライヤー) 火星第8光線(推進光線)と第9光線を利用し浮遊・推進する飛行機械。単座の小型艇から戦艦並みの大型艦まで種々雑多なタイプが存在する。火星では海軍に属する(地表の海はほとんどが干上がっており、地球でいう船や海軍は一般には存在しない)。
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