上越新幹線本格稼働後の「いなほ」とその周辺列車群
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「いなほ (列車)」の記事における「上越新幹線本格稼働後の「いなほ」とその周辺列車群」の解説
2014年7月11日までの編成図いなほ ← 秋田・酒田 新潟 → 485系1 2 3 4 5 6 G 指 指 指 自 自 自 全車禁煙 4号車は指定席へ変更する場合があった。 凡例 G=グリーン車座席指定席 指=普通車座席指定席 自=普通車自由席 1985年(昭和60年)3月14日:東北・上越新幹線上野駅開業に伴うダイヤ改正に伴い、以下のようにダイヤが変更される。「鳥海」の定期運行を廃止し、上野駅 - 秋田駅間の臨時列車となる。車両は秋田運転区の485系7両編成に変更。 「いなほ」に酒田駅発着列車を1往復設定し、6往復体制となる。なお、これ以後「いなほ」の運行区間は羽越本線内が中心となる。車両は青森運転所と秋田運転区の485系6両編成に変更。 1986年(昭和61年)11月1日:酒田以北のアクセスは田沢湖線経由の「たざわ」が主となった状況を鑑み、秋田駅発着の「いなほ」の2往復を酒田駅発着に見直し。また、季節列車1往復(新潟 - 酒田)を設定し、定期7往復、臨時1往復となる。 1987年(昭和62年)10月9日:半室グリーン車投入。 1988年(昭和63年)3月13日:「いなほ」の1往復を増発。季節列車を定期列車化し、8往復体制となる。 7月:新潟駅 - 村上駅間の臨時快速列車「胎内」(たいない)を運行開始。 1991年(平成3年)3月16日:秋田駅発着の「いなほ」1往復(3・14号)の新潟駅 - 酒田駅間の途中停車駅を村上駅・鶴岡駅のみにした通称「スーパーいなほ」を設定。上越新幹線の速達列車と接続することで所要時間を短縮した。また、通過となった新発田駅・中条駅・坂町駅への利用客対策として新潟駅 - 村上駅間の快速列車「せなみ」2往復運行開始。 1993年(平成5年)3月18日:快速「せなみ」を格上げし、村上駅発着の「いなほ」2往復を運行開始。この改正で通称「スーパーいなほ」は通常の停車駅に戻されたが、1997年頃までは帰省シーズンの臨時列車として、新潟駅・村上駅間をノンストップにした列車が運行されていた。 1995年(平成7年)12月1日:「いなほ」の村上駅発着列車を1往復酒田駅まで延長、1往復廃止し、7往復に減便。 1997年(平成9年)3月22日:秋田新幹線開業により、酒田駅 - 秋田駅間の運行は半分に削減される。この頃から「いなほ」は新潟駅 - 酒田駅間の列車が中心となり、利用客のターゲットを山形県庄内地方・新潟県下越地方に絞る。酒田発新潟行きの上り1本(4号)が「スーパーいなほ」となり、途中停車駅が鶴岡駅・村上駅のみとなる。 1999年(平成11年)12月4日:「スーパーいなほ」の設定を廃止。 2000年(平成12年)2月23日:「いなほ11号」にて485系3000番台使用開始。 2001年(平成13年)3月3日:大阪駅 - 青森駅間の特急「白鳥」が廃止。それぞれ「雷鳥」「北越」「いなほ」に系統分離される。同時に、大阪駅 - 新潟駅間運行の「雷鳥」も廃止されたため、新潟駅 - 青森駅間の「いなほ」が日本の在来線で最長の定期昼行特急列車(458.8km)となる。 2002年(平成14年)12月1日:「エル特急」指定を廃止し、前面ヘッドマークに配されていたLマークが黒く塗りつぶされた。 2005年(平成17年)12月25日:秋田発新潟行の「いなほ」14号が羽越本線の第2最上川橋梁通過直後に突風に煽られて、脱線転覆事故が発生。 2007年(平成19年)3月18日:全車両禁煙となる。 2008年(平成20年)3月15日:ダイヤ改正で「いなほ」の新潟発の終発が繰り上げられる。 2010年(平成22年)12月4日:東北新幹線八戸駅 - 新青森駅間延伸開業に伴うダイヤ改正で秋田駅 - 青森駅間を「つがる」に分離。これによって、日本の在来線定期昼行特急列車において最長距離を走行する列車は「しなの」16号(長野駅→大阪駅間444.1km)となった。 2013年(平成25年)9月28日:「いなほ」1往復(7・8号)で新型車両E653系1000番台が運転開始。 2014年(平成26年)3月15日:E653系1000番台を追加投入し、「いなほ」4往復を置き換え。同時に、所要時間を1 - 4分短縮する。 7月12日:E653系1000番台を追加投入し、「いなほ」2往復を置き換え。「いなほ」の全定期列車がE653系に統一され、485系が「いなほ」定期運用から撤退。 2015年(平成27年)3月14日:ダイヤ改正で、酒田発の始発が5時台後半から前半に繰り上がる。 3月21日:「いなほ」が、4年3ヶ月振りに青森駅までの限定復活運転を実施。21日は新潟発青森行、翌22日は青森発新潟行きで、485系電車により運行した。 2018年(平成30年)4月15日:新潟駅の在来線ホーム一部高架化に伴い、一部列車を上越新幹線と同一ホームでの乗り換えに変更。 2019年(平成31年)3月15日 : 酒田駅 - 秋田駅間で車内販売を廃止。新潟駅 - 酒田駅間は車内販売を継続し、飲料・菓子類・つまみ類のみ販売に縮小する。 3月16日:ダイヤ改正で、上越新幹線との同一ホーム乗り換えの実施を全ての定期列車に拡大した。 2020年(令和2年)4月9日 : 5月31日までの期間中、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、車内販売を中止。 6月13日 - 6月14日:新潟駅・秋田駅 - 青森駅間の臨時列車として「鳥海」を運行する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で運休。 2021年(令和3年)1月16日:新型コロナウイルス感染拡大防止のため、同日より当面の間、車内販売を中止。 2月15日 - 2月23日:同月13日に発生した福島県沖地震による東北新幹線の一部区間不通による迂回措置として、「いなほ」11号(新潟発酒田行き)を、秋田駅まで延長運転。 3月12日:この日をもって全区間で車内販売が正式に廃止。 2022年(令和4年)3月12日:ダイヤ改正により、以下の通り変更。上下1往復(5号・10号)の酒田駅 - 秋田駅間廃止(厳密には臨時列車化)。 上下1往復が4両編成(グリーン車なし)に変更される。 3月18日:3月16日に発生した福島県沖地震よる東北新幹線の一部区間不通の影響で、ダイヤ改正で臨時列車化した「いなほ」を、当面の間迂回措置として、酒田駅 - 秋田駅間は全車自由席の臨時快速列車として延長運行。 6月4日:新潟駅高架化工事のため、この日は全列車が運休。豊栄 - 酒田・秋田間の臨時快速を運行。
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