モドキングの作ったメカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/20 01:54 UTC 版)
「空想科学大戦!」の記事における「モドキングの作ったメカ」の解説
ブルドーザン トラディショナル重工業作成の戦闘ロボット第1号。メインパイロットはパッチー。下半身が戦車型になっており、遠心力と重量に物を言わせた長い腕のパンチで建物を薙ぎ倒す。重心が高すぎるため自転車以上の速度を出すと横転してしまうが、なんと原子炉を搭載しており迂闊には手が出せない。 万科研を襲撃するがクレーン車で操られたカガクゴー(装甲だけで中身はスカスカ)に抱きつかれて拘束され、最後は底なし沼に突き落とされて沈んで行き、沼も放射能汚染を危惧した万科研によりコンクリートで埋められて封印された。 スミレスパイダー 戦闘ロボット第2号。スミレの自画像(生首)の下から8本の脚が生えた他脚戦車型の姿をしている。モドキング曰く「カッコ悪いぞ!!」。 主な武装は口から放つネットボムと、強風を放つファン。これを使い、複雑すぎる操作(未完成のまま出撃したのでAI無しの完全マニュアル制御)に悪戦苦闘するカガクゴーを葬り去ろうとするが、自滅してしまう。 スマイルゴールデンキャンディー号 元々計画されていた実用性を重視した「戦車にスミレの顔を付けただけの醜いロボット」の設計図を見て呆れ返ったスミレが勝手に書き換えた設計図を基に作られた、戦闘ロボット第3号。本当に設計図そのままの姿で製作されたため、少女漫画の登場人物のような猛烈に巨大な頭に加えてガリガリの痩身という、見るからにバランスに適していない(モドキング曰く「カッコ悪ーッ!!」。しかし元のデザインのただの戦車型にもモドキングは乗り気ではなかった)ボディになってしまった。 その弱点を補うべく100体も量産され、スクラムを組んで安定性を確保、口からのレーザー光線(「STM鋼を破る装甲」というモドキングの注文が世界各国から集められた研究者間で取り違えられて開発された「STM鋼を破る兵器」。なお新ためて発注されたSTM鋼以上の強固な物質は現代科学技術的に作成不可能と結論された)での集中砲火を武器に万科研に襲撃をかける。しかしその細すぎる体型は全く格闘戦に向いておらず、たちまち80体がカガクゴーに破壊されてしまう。これでは無理だと一旦距離を取り(最後尾で指揮を取っていたミツルが親馬鹿精神剥き出しで強引に止めたのも原因だが)、レーザーでカガクゴーの補給ケーブルを切断し優位に立つものの、最後はそのバッテリーを搭載した装甲車そのものに跳ね飛ばされてしまい瞬く間に全滅した。 ニセカガクゴー 戦闘ロボット第4号。スマイルゴールデンキャンディー号のそれを上回る、一撃でSTM鋼すら蒸発させるスーパーレーザー砲を両目に搭載している。ただしそのエネルギーを内蔵バッテリーでは補えないため、レーザー発射時には近くの電線から盗電している。完全コンピュータ制御であり、パイロットはいない。 万科研の評判を落とすためカガクゴーに酷似した姿(悪人面で黒目があるなど顔はまるで違う)で自衛隊を殲滅し、町を焦土に変えて暴れ回る。調子づいたモドキング一味は国会議事堂を攻撃しようとするが、あまりの強さに絶望しきった首相はあっけなく「万能科学国」の樹立を認めてしまい、モドキングの目論みは脆くも崩れ去った。その後も本物のカガクゴーを破壊せねばらちが明かないということで東京を破壊して回るが、カガクゴーに(シズカ発案の特に戦力的に意味のないカガクゴー新装備の「巨大刀」で)ケーブルを全て斬りおとされてレーザーを封じられてしまい、最後はカガクゴーが科学的ドジで転倒し偶然避けられた自分の腹部内蔵ミサイルが「標的のカガクゴー」をニセカガクゴーに設定し直して戻ってきてしまい命中・自滅した。尚、ミツル曰く「敵もイチコロの秘密のスペシャル兵器」機能をモドキングに直前まで内密にして組み込んである。 地上攻撃用気球 スミレの顔がデカデカと底面に描かれた巨大な円盤型気球。天井部分には膨大な太陽電池が敷き詰められ、レーザーを発射する機能しかない骸骨のようなロボット(カガクゴー相手には足止めにしかならないほどパワーが無い)を無数にワイヤーで吊るし、太陽エネルギーを武器に万科研をレーザーで空爆した。上空にはロボット生産プラントもあり、倒れても倒れても次々に増産される(工場長はズキン)。 その特性の為夜は攻撃できず、強い日光を浴びすぎると熱膨張で爆発してしまうという欠点があり、万科研を倒すには至らなかった。 オダイジン トラディショナル重工最後の切り札。全長400mもの超巨大ロボットで、全身にジェットエンジンを仕込んでいる(これによりロボットの超重量による地面への埋没も防いでおり、機動力も高い)。全部で五体作られ、番号が若い順にスミレ、パッチー、モドキング、ミツル、スグルが乗っている。 モドキングによってアヤノコウジの三人は洗脳され、東京を破壊して回るが、突如現れたキングカガクゴーの巨体とスピードに翻弄される。危ういとみるやモドキングは五機を合体させ全長1㎞の「アンビリバボ・オダイジン」としてキングカガクゴーに立ち向かわせる。…が、パッチーとモドキングの機体は両腕部位への変形・合体パーツとなっており、合体後の全身操縦を担当する洗脳されたスミレに腕ごと振り回され失神。スミレの暴走が始まってしまう。
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