マーク・スミス (レースエンジニア)とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > マーク・スミス (レースエンジニア)の意味・解説 

マーク・スミス (レースエンジニア)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/03 02:52 UTC 版)

マーク・スミス
Mark Smith
生誕 (1961-03-09) 1961年3月9日(62歳)
イギリス
スタッフォードシャーペルソール
国籍 イギリス
教育ウルヴァーハンプトン大学
業績
専門分野 設計エンジニア
テクニカルディレクター
雇用者 レッドブル
フォース・インディア
ロータス
ケータハム
ザウバー
設計 (2005) レッドブル・RB1 (R&D)
(2006) レッドブル・RB2
(2007) レッドブル・RB3
(2008) フォース・インディア VJM01
(2009) フォース・インディア VJM02
(2012) ケータハム・CT01
(2013) ケータハム・CT03
(2014) ケータハム・CT05
(2016) ザウバー・C35

マーク・スミスMark Smith, 1961年3月9日 - )は、イギリスのモータースポーツエンジニア。F1ジョーダン・グランプリルノーF1等でテクニカルディレクターを務めた。

経歴

イギリス出身。

イングランドの国立ウルヴァーハンプトン大学で機械工学を学び、1988年に卒業した。

モータースポーツ業界での彼の最初の職場は、1988年のマーチ・エンジニアリングの複合材部門であるコンテック・コンポジット社(Comtec)で、ポルシェのインディカーや国際F3000用車両などの車体製造に関与した。

マーチ・エンジニアリング崩壊劇のさなかに、翌1989年にレイナードに移り、88Dに続く2代目のレイナードF3000カー、89Dの設計で仕事を始めていたゲイリー・アンダーソンと同じマルコム・オーストラーが統括するビスターの設計チームに所属し、ギアボックスの設計に携わることになる。

このレイナードのF3000カー設計チームには、すでに1987年からアンドリュー・グリーンが加入していて、サスペンションの仕事をしていた。

F1における活動

ジョーダン・グランプリ
1990年に当時国際F3000に参戦していたジョーダンチームで、翌1991年のF1参戦に向けた設計チームに入り、ゲイリー・アンダーソンの下でトランスミッションの設計に携わる。1993年ハイドロリックギアシフトを開発するなど活躍し、1997年には同チームのチーフデザイナーに昇格する。
1998年には、移籍してきたマイク・ガスコインとジョイントチーフデザイナーを務め、サスペンションの設計に携わった。1991年から2000年まで、11年にわたってチーフデザイナーなどを務め、ジョーダンチームの設計部門を支えた。
ベネトン/ルノー
2001年ベネトンチーム(翌年ルノーに改組)に移籍し、ジョーダン時代にも共に働いた経験があるマイク・ガスコインの下、ティム・デンシャムと同格のチーフデザイナーとして一部門を率う。ガスコインが導入したローテーション体制で、2002年R2022004年R24の設計を手がけた。
2004年中旬にジョーダンのエディ・ジョーダンによってテクニカルディレクターの役職を約束され、同年9月にルノーを去った。
再びジョーダン・グランプリへ
2004年12月1日、ジョーダンにテクニカルディレクターとして復帰したが、ジョーダンがミッドランドチームに買収された為、数週間後にジャガー・レーシングチームを買収したレッドブル・レーシングチームへ移籍した。
レッドブル・レーシング
2005年3月レッドブル・レーシングチームにチーフテクニカルディレクターとして移籍し、同年9月にテクニカルディレクターであったギュンター・シュタイナーが同チームを去った為、テクニカルディレクターに昇進し当初は開発部門を率いることとなった。
2006年1月エイドリアン・ニューウェイが同チームにチーフテクニカルオフィサー(CTO)として加入したことに伴い、開発部門の長としての座をニューウェイに譲る。その後2007年にレッドブルを去った。
フォース・インディア
2007年12月3日フォース・インディアにジョーダン、ルノーで同僚だったガスコインの下、デザインディレクターとして同チームの2008年2009年度マシンの開発を統括する役職を務めた。2010年2月に、テクニカルディレクターであったジェームス・キーの離脱に伴い同職に昇進した。
チーム・ロータス/ケータハム
2010年6月に、ロータスF1チーム(後のケータハムF1チーム)からのオファーを受け、テクニカル・ディレクターとしてシーズン終了後に移籍した。今後はCTOとして、かつてルノーF1で仕事をしたガスコインのもとで仕事をすることとなった。
2014年5月チーム再編によりケータハムを去った[1]
ザウバー
2015年7月13日より、ザウバーのテクニカルディレクターに就任する事が発表された[2]

脚注

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「マーク・スミス (レースエンジニア)」の関連用語

マーク・スミス (レースエンジニア)のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



マーク・スミス (レースエンジニア)のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのマーク・スミス (レースエンジニア) (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS