ジョーダン・EJ13とは? わかりやすく解説

ジョーダン・EJ13

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/08 14:25 UTC 版)

ジョーダン・EJ13
カテゴリー F1
コンストラクター ジョーダン
デザイナー ゲイリー・アンダーソン
(Technical Director)
アンリ・デュラン
(Design and Development Director)
ジョン・マクキリアム
(Chief Designer)
ニコロ・ペトルッチ
(Head of Aerodynamics)
先代 ジョーダン・EJ12
後継 ジョーダン・EJ14
主要諸元
シャシー カーボンファイバー コンポジット モノコック
エンジン コスワース RS1 72度 V10 縦置き
トランスミッション ジョーダン製 7速 縦置き シーケンシャル セミAT
燃料 エルフ
タイヤ ブリヂストン
主要成績
チーム ジョーダン・グランプリ
ドライバー 11. ジャンカルロ・フィジケラ
12. ラルフ・ファーマン
12. ゾルト・バウムガルトナー
初戦 2003年オーストラリアグランプリ
出走 優勝 ポール Fラップ
16 1 0 0
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ジョーダン・EJ13 (Jordan EJ13) はジョーダン2003年のF1世界選手権に投入したフォーミュラ1カー、デザイナーはアンリ・デュラン

概要

シャーシはEJ12の改良型であり、フロントノーズの形状(前方視界の悪さ)などは修正された。

ワークスのホンダエンジンを失い、カスタマー仕様のフォード・RS1ジャガーが使用するワークスの1年落ち)を搭載したが、度々エンジントラブルに見舞われた。メインスポンサーだったDHLの離脱、人材の流出などにより、充分な開発作業を行えなかった。それもあってか、第3戦ブラジルグランプリ決勝ではファーマンのマシンのサスペンションが走行中に突然壊れたり、第13戦ハンガリーグランプリのフリー走行中にこれまたファーマンのマシンが走行中にリアウイングが突然外れたりなど、安全性を疑うようなトラブルも起きている。

2003年シーズン

レースドライバーは前年からの起用となるジャンカルロ・フィジケラと、F1ルーキーのラルフ・ファーマン。そしてファーマンが負傷休養となった2レースでスポット参戦したゾルト・バウムガルトナーの3人。最終戦日本GPでは本山哲が金曜特別フリー走行に参加した[1]

雨天のため大荒れとなった第3戦ブラジルグランプリにおいて、フィジケラが自身のF1初優勝を飾る健闘を見せるが入賞はこの1勝を含めて2回にとどまった。ルーキーのファーマンはスペイングランプリで8位入賞を果たしたが、ハンガリーグランプリのフリー走行2日目、走行中に突然リアウィングが外れるトラブルに見舞われてタイヤバリアに突っ込む大クラッシュを喫して2レースを欠場。代役としてサードドライバーのバウムガルトナーがハンガリー人初のF1ドライバーとしてデビューするに至った。

結局このシーズンは1勝を含むが入賞は3回となり、コンストラクターズランキング9位で終了した。

スペック

ハンガリーGPにて

シャーシ

エンジン

F1における全成績

(key) (太字ポールポジション

No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 ポイント ランキング
AUS
MAL
BRA
SMR
ESP
AUT
MON
CAN
EUR
FRA
GBR
GER
HUN
ITA
USA
JPN
2003年 11 ジャンカルロ・フィジケラ 12 Ret 1 15 Ret Ret 10 Ret 12 Ret Ret 13 Ret 10 7 Ret 13 9位
12 ラルフ・ファーマン Ret 10 Ret Ret 8 11 12 Ret 11 15 13 Ret INJ INJ Ret 14
ゾルト・バウムガルトナー Ret 11

太字はポールポジション、斜体字はファステストラップ

  • ドライバーズランキング
    • ジャンカルロ・フィジケラ 12位(12ポイント)
    • ラルフ・ファーマン 19位(1ポイント)
    • ゾルト・バウムガルトナー 24位(0ポイント)

参照





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