B・A・R 005
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/01 16:34 UTC 版)
![]() |
|||||||||
カテゴリー | F1 | ||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
コンストラクター | BAR-ホンダ | ||||||||
デザイナー | ジェフ・ウィリス | ||||||||
先代 | B・A・R 004 | ||||||||
後継 | B・A・R 006 | ||||||||
主要諸元 | |||||||||
シャシー | カーボンファイバー コンポジット モノコック | ||||||||
サスペンション(前) | ダブルウィッシュボーン, プッシュロッド トーションスプリング ダンパー | ||||||||
サスペンション(後) | ダブルウィッシュボーン, プッシュロッド トーションスプリング ダンパー | ||||||||
エンジン | ホンダ RA003 3.0L V10, NA, | ||||||||
トランスミッション | X-Trac, 前進7速 + 後進1速, セミAT | ||||||||
タイヤ | ブリヂストン | ||||||||
主要成績 | |||||||||
チーム | ラッキーストライク BAR ホンダ F1 | ||||||||
ドライバー | ![]() ![]() ![]() |
||||||||
コンストラクターズタイトル | 0 | ||||||||
ドライバーズタイトル | 0 | ||||||||
初戦 | 2003年オーストラリアグランプリ | ||||||||
|
B・A・R 005は、B・A・Rが2003年のF1世界選手権参戦用に開発したフォーミュラ1カー。2003年の開幕戦から、最終戦まで実戦投入された。デザイナーはジェフ・ウィリス。
概要
005はウィリアムズから移籍してきたウィリスを中心に開発され、004までのレイナードカラーを払拭するマシンとなった。
設計はウィリアムズ流のコンベンショナルなもので、004よりもパフォーマンスは向上していたが、小型化したギアボックスやエンジンの信頼性、エアロダイナミクスの効率、ブリヂストンタイヤとのマッチングといった問題の解決に追われながらシーズンを過ごした。
イギリスGPでは後半戦仕様のエアロパッケージを投入。エンジンインテークが3角形から5角形に変更された。また、サイドポンツーン側面のフェアリングを1枚増やして、それと上面のミニウィングを連結する独特のデザインを採用した。
ホンダV10エンジンは軽量化や高回転化などのバージョンアップを続けたが、ダウンフォース不足を補うためウィングを立てて走行したので、自慢のエンジンパワーが相殺されてしまった。
2003年シーズン
レースドライバーはジャック・ヴィルヌーヴと新加入のジェンソン・バトン。佐藤琢磨がリザーブ兼テストドライバーを務めた。
バトンは予選順位・決勝成績ともにヴィルヌーヴを上回り、アメリカGPではリタイアするまで16周に渡りトップを走行した。ヴィルヌーヴは最終戦で佐藤と交代し、4位・6位のダブル入賞で1年を締めくくった。
チームは26ポイントを獲得し、コンストラクターズ5位でシーズンを終えた。
スペック
シャーシ
- シャシー名 005
- 材質 カーボンファイバー・モノコック
- トレッド 1,460 mm (F) / 1,420 mm (R)
- ホイールベース 3,140 mm
- 全高 950 mm
- 全長 4,465 mm
- ギアボックス B・A・R/エクストラック 7速セミオートマチック
- クラッチ APレーシング
- ブレーキ APレーシング
- ホイール BBS
- タイヤ ブリヂストン
エンジン
F1における全成績
年 | チーム | エンジン | タイヤ | ドライバー | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | ポイント | 順位 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2003年 | ラッキーストライク BAR ホンダ | ホンダ RA003E V10 | B | AUS![]() |
MAL![]() |
BRA![]() |
SMR![]() |
ESP![]() |
AUT![]() |
MON![]() |
CAN![]() |
EUR![]() |
FRA![]() |
GBR![]() |
GER![]() |
HUN![]() |
ITA![]() |
USA![]() |
JPN![]() |
26 | 5位 | |
ジャック・ヴィルヌーヴ | 9 | DNS | 6 | Ret | Ret | 12 | Ret | Ret | Ret | 9 | 10 | 9 | Ret | 6 | Ret | |||||||
佐藤琢磨 | 6 | |||||||||||||||||||||
ジェンソン・バトン | 10 | 7 | Ret | 8 | 9 | 4 | DNS | Ret | 7 | Ret | 8 | 8 | 10 | Ret | Ret | 4 |
参照
外部リンク
「BAR 005」の例文・使い方・用例・文例
- 探偵はBARにいる2―ススキノ大交差点
- 本作はヒット映画「探偵はBARにいる」の続編である。
- ソニーは2005年にカンパニー制組織から事業部制に移行した。
- 筆界特定制度は2005年の不動産登記法の改正により導入された。
- 2005年度版のカタログ
- 私の前任者の山田氏は2005年に退職しました。
- ジョンは2005年に日本に来ました。
- この製品は2005年に作られました。
- 本公債の償還期限は 2005 年である.
- これらの債券は2005年に満期を迎える
- 景気動向指数は2005年を基準年と比較して計算される
- ジュマー・イスラミアから分裂した強硬派により2005年に形成された過激派のイスラム民兵
- 2005年のマレーシアの最も大きい都市および以前の首都
- 米国の作家(カナダ生まれ)で、小説が第二次世界大戦後のアメリカ文学に影響を及ぼした(1915年−2005年)
- 米国の物理学者(ドイツ生まれ)で、天体物理学と核物理学の研究で知られる(1906年−2005年)
- 米国の心理学者(パナマ生まれ)で、その研究で人種別学校は差別だったと最高裁判所を説き伏せた(1914年−2005年)
- 1982年から2005年までのサウジアラビアの王(1923年−2005年)
- 米国の外交官で、ソビエトの攻撃性に対処する際に封じ込め政策を推薦した(1904年−2005年)
- 米国の劇作家(1915年−2005年)
- 「次の航海は2005年を考えている。」と堀江さんは言った。
- B・A・R_005のページへのリンク