ザウバー・C16とは? わかりやすく解説

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ザウバー・C16

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/29 16:32 UTC 版)

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ザウバー・C16
カテゴリー F1
コンストラクター ザウバー
デザイナー レオ・レス
先代 ザウバー・C15
後継 ザウバー・C17
主要諸元
シャシー カーボンファイバー ハニカム コンポジット
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン, プッシュロッド, コイルスプリング/ダンパー
サスペンション(後) ダブルウィッシュボーン, プッシュロッド, コイルスプリング/ダンパー
エンジン ペトロナスフェラーリ)SPE-01 75度 V10
トランスミッション ザウバー製 6速 縦置き セミAT
燃料 ペトロナス
タイヤ グッドイヤー
主要成績
チーム レッドブル ザウバー ペトロナス
ドライバー 16. ジョニー・ハーバート
17. ニコラ・ラリーニ
17. ジャンニ・モルビデリ
17. ノルベルト・フォンタナ
出走時期 1997年
コンストラクターズ
タイトル
0
ドライバーズタイトル 0
初戦 1997年オーストラリアグランプリ
出走 優勝 ポール Fラップ
17 0 0 0
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ザウバー・C16 (Sauber C16)は、ザウバー1997年のF1世界選手権に投入したフォーミュラ1カー。開発責任者はレオ・レス。1997年の開幕戦から最終戦まで使用された。

概要

2年間使用したフォードのワークスエンジンZetec-Rの使用権がスチュワートに移ることになり、新たにフェラーリと契約を結んで、カスタマーエンジンユーザーとなった。フェラーリが前年使用したティーポ046/1エンジンの供給を受け、スポンサーのペトロナスバッジネームを付けて、「ペトロナスSPE-01」と呼称した(SPEは「ザウバー・ペトロナス・エンジニアリング」の略)。併せてフェラーリから後藤治が派遣され、エンジンのチューニングを担当することになった。

フェラーリエンジンの搭載は2006年BMWがチームを買収するまで続けられた。

1997年シーズン

ドライバーはチーム2年目となるジョニー・ハーバートに加えて、エンジン供給の関係から、フェラーリのテストドライバーであったラリーニがセカンドシートを獲得した。

しかしながらラリーニは5戦を持って解雇され、ジャンニ・モルビデリが代わってドライブする。モルビデリもシーズン中2度の骨折を負い、その間はテストドライバーで、フォーミュラ・ニッポンに参戦中のノルベルト・フォンタナが代わってドライブした。3名ともエースドライバーのハーバートを上回る成績を残すことはできなかった。

いくつかの期待に対して、C16はシーズン当初競争力を発揮したが、シーズンが進むにつれて潤沢な資金を持つライバルたちに比べて開発が進まず、その戦闘力は低下していった。ハーバートはハンガリーで3位に入賞したが、これは本家のフェラーリ2台を打ち破ってのものであった。

この年、チームはコンストラクターズ7位でシーズンを終えた。獲得した16ポイントのうち、15ポイントがハーバートによるものであった。

F1における全成績

(key) (太字ポールポジション

チーム エンジン タイヤ ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 ポイント 順位
1997年 ザウバー ペトロナス V10 G AUS
BRA
ARG
SMR
MON
ESP
CAN
FRA
GBR
GER
HUN
BEL
ITA
AUT
LUX
JPN
EUR
16 7th
ジョニー・ハーバート Ret 7 4 Ret Ret 5 5 8 Ret Ret 3 4 Ret 8 7 6 8
ニコラ・ラリーニ 6 11 Ret 7 Ret
ジャンニ・モルビデリ 14 10 Ret 9 12 9 9 DNS
ノルベルト・フォンタナ Ret 9 9 14

参照




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