1989年のF1世界選手権とは? わかりやすく解説

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1989年のF1世界選手権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/05 10:21 UTC 版)

1989年のFIAフォーミュラ1
世界選手権
前年: 1988 翌年: 1990
一覧: 開催国 | 開催レース
1989年のF1世界選手権

1989年のF1世界選手権(1989ねんのエフワンせかいせんしゅけん)は、FIAフォーミュラ1世界選手権の第40回大会である。1989年3月26日ブラジルで開幕し、11月5日オーストラリアで開催される最終戦まで、全16戦で争われた。

シーズン概要

マクラーレン・ホンダMP4/5

1989年のチャンピオンシップは、アラン・プロストアイルトン・セナのマクラーレン・ホンダ勢同士で争われ、最終的にはプロストが3度目のチャンピオンを獲得した。ただし、両者の確執が露呈した結果、決定劇は鈴鹿における両者の接触という後味の悪いものだった。

勝利数ではプロストの4勝に対しセナは6勝と上回り、また双方が完走したレースにおいてセナがプロストの後塵を拝したのは、開幕戦ブラジルGPのみだった。しかし、6勝以外の入賞が2位1回のみだったセナに対し、プロストは2位6回などシーズンを通して安定、これが両者の明暗を分ける結果となった。

コンストラクターズ争いでは、プロストとセナで計10勝、4度の1-2フィニッシュを記録したマクラーレン・ホンダが圧倒。2位にはマクラーレンに2倍近い差を付けられたものの、リカルド・パトレーゼがランク3位、ティエリー・ブーツェンがランク5位となったウィリアムズ・ルノーが入った。3位はフェラーリ、4位はベネトン・フォードであり、1980年代末から1990年代前半を象徴するとされる4チームが揃って四強入りした。

往年の名ドライバー・ルネ・アルヌー、アメリカ人最多F1出走記録保持者のエディ・チーバー、「フライング・ドクター」ことジョナサン・パーマーなどが、この年をもってF1を去る。一方、ベルトラン・ガショーエリック・ベルナールJ.J.レート、逆に後に優勝も経験するジョニー・ハーバートジャン・アレジらがこの年のデビューを果たした。コンストラクターではブラバムが1年の休養を経て復帰。このシーズンから新規参入するオニクスが、第13戦ポルトガルGPステファン・ヨハンソンが3位に入り、チーム初(及び最初で最後)の表彰台をもたらした。ザクスピードリアルがシーズン終了後に撤退した。

ターボ禁止

レギュレーションによりターボエンジンが完全に禁止され、全車が3,500cc以下の自然吸気エンジンを使用することとなった。ホンダとルノーはV型10気筒、フェラーリはV型12気筒を採用した。コスワースはDFRの市販を開始するとともに、第7戦フランスGPでベネトンが新車B189を投入したことに併せ、新しいV型8気筒エンジンのHBを投入した。

ピレリタイヤ

ピレリタイヤが3年ぶりにF1復帰。これにより、グッドイヤーとのタイヤ戦争が再発した。

39台参戦

オニクス・フォードORE1

オニクスが新たに参戦した他、昨年1台参戦であったスクーデリア・イタリアやオゼッラ、リアルなどが2台体制に変更したことから、近年にない39台が参戦した。

予備予選

新規参戦チームや下位チームが本予選へ出場する権利を争うべく、1988年は金曜日の第一フリー走行と兼ねる形で行われていた予備予選だが、1989年は39台もの参戦台数となり、専用セッションが設けられた。

初日の最初のフリー走行の前に行われ、基本的に午前8時から9時の1時間とされた。予選への出走台数は合計30台とされ、予備予選を免除されるのは26台とされていたため、予備予選には13台が出走し、上位4台のみ(開幕戦ブラジルのみ、AGSが1台での参戦としたため5台)が本予選に進出することとなった。シーズン前半の成績により、後半の対象チームは入れ替わる方式だった。

開催地及び勝者

ラウンド レース 開催日 開催地 ポールポジション ファステストラップ 優勝者 コンストラクター レポート
1 ブラジルグランプリ 3月26日 ジャカレパグア アイルトン・セナ リカルド・パトレーゼ ナイジェル・マンセル フェラーリ 詳細
2 サンマリノグランプリ 4月23日 イモラ アイルトン・セナ アラン・プロスト アイルトン・セナ マクラーレン-ホンダ 詳細
3 モナコグランプリ 5月7日 モナコ アイルトン・セナ アラン・プロスト アイルトン・セナ マクラーレン-ホンダ 詳細
4 メキシコグランプリ 5月28日 メキシコシティ アイルトン・セナ ナイジェル・マンセル アイルトン・セナ マクラーレン-ホンダ 詳細
5 アメリカグランプリ 6月4日 フェニックス アイルトン・セナ アイルトン・セナ アラン・プロスト マクラーレン-ホンダ 詳細
6 カナダグランプリ 6月18日 モントリオール アラン・プロスト ジョナサン・パーマー ティエリー・ブーツェン ウィリアムズ-ルノー 詳細
7 フランスグランプリ 7月9日 ポール・リカール アラン・プロスト マウリシオ・グージェルミン アラン・プロスト マクラーレン-ホンダ 詳細
8 イギリスグランプリ 7月16日 シルバーストン アイルトン・セナ ナイジェル・マンセル アラン・プロスト マクラーレン-ホンダ 詳細
9 ドイツグランプリ 7月30日 ホッケンハイムリンク アイルトン・セナ アイルトン・セナ アイルトン・セナ マクラーレン-ホンダ 詳細
10 ハンガリーグランプリ 8月13日 ハンガロリンク リカルド・パトレーゼ ナイジェル・マンセル ナイジェル・マンセル フェラーリ 詳細
11 ベルギーグランプリ 8月27日 スパ・フランコルシャン アイルトン・セナ アラン・プロスト アイルトン・セナ マクラーレン-ホンダ 詳細
12 イタリアグランプリ 9月10日 モンツァ アイルトン・セナ アラン・プロスト アラン・プロスト マクラーレン-ホンダ 詳細
13 ポルトガルグランプリ 9月24日 エストリル アイルトン・セナ ゲルハルト・ベルガー ゲルハルト・ベルガー フェラーリ 詳細
14 スペイングランプリ 10月1日 ヘレス アイルトン・セナ アイルトン・セナ アイルトン・セナ マクラーレン-ホンダ 詳細
15 日本グランプリ 10月22日 鈴鹿 アイルトン・セナ アラン・プロスト アレッサンドロ・ナニーニ ベネトン-フォード 詳細
16 オーストラリアグランプリ 11月5日 アデレード アイルトン・セナ 中嶋悟 ティエリー・ブーツェン ウィリアムズ-ルノー 詳細

エントリーリスト

エントラント コンストラクター シャーシ エンジン タイヤ ドライバー
ホンダ・マールボロ・マクラーレン マクラーレン MP4/5 ホンダRA109E(V10) G 1.アイルトン・セナ
2.アラン・プロスト
ティレル・レーシング・オーガナイゼーション ティレル 017B,018 フォードDFR(V8) G 3.ジョナサン・パーマー
4.ミケーレ・アルボレート
(4.)ジャン・アレジ
(4.)ジョニー・ハーバート
キヤノン・ウィリアムズチーム ウィリアムズ FW12C,FW13 ルノーRS1(V10) G 5.ティエリー・ブーツェン
6.リカルド・パトレーゼ
モーターレーシング・ディベロップメント ブラバム BT58 ジャッドCV(V8) P 7.マーティン・ブランドル
8.ステファノ・モデナ
アロウズ・グランプリ・インターナショナル アロウズ A11 フォードDFR(V8) G 9.デレック・ワーウィック
(9.)マーティン・ドネリー
10.エディ・チーバー
キャメル・チーム・ロータス ロータス 101 ジャッドCV(V8) G 11.ネルソン・ピケ
12.中嶋悟
レイトンハウス・マーチ・レーシング・チーム マーチ CG891 ジャッドEV(V8) G 15.マウリシオ・グージェルミン
16.イヴァン・カペリ
オゼッラ・スクアドラ・コルセ オゼッラ FA1M89 フォードDFR(V8) P 17.ニコラ・ラリーニ
18.ピエルカルロ・ギンザーニ
ベネトン・フォーミュラ ベネトン B188,B189 フォードDFR(V8)HB1,2(V8) G 19.アレッサンドロ・ナニーニ
20.ジョニー・ハーバート
(20.)エマニュエル・ピロ
BMS・スクーデリア・イタリア ダラーラ BMS189 フォードDFR(V8) P 21.アレックス・カフィ
22.アンドレア・デ・チェザリス
ミナルディチーム ミナルディ M188B,M189 フォードDFR(V8) P 23.ピエルルイジ・マルティニ
(23.)パオロ・バリッラ
24.ルイス・ペレス=サラ
リジェ・ロト リジェ JS33 フォードDFR(V8) G 25.ルネ・アルヌー
26.オリビエ・グルイヤール
スクーデリア・フェラーリ SpA SEFAC フェラーリ 640 フェラーリTipo035(V12) G 27.ナイジェル・マンセル
28.ゲルハルト・ベルガー
ラルース・カルメル ローラ LC88B,LC89 ランボルギーニ3512(V12) G 29.ヤニック・ダルマス
(29.)エリック・ベルナール
(29.)ミケーレ・アルボレート
30.フィリップ・アリオー
コローニ SpA コローニ FC188B,C3 フォードDFR(V8) P 31.ロベルト・モレノ
32.ピエール=アンリ・ラファネル
(32.)エンリコ・ベルタッジア
ユーロブルン・レーシング ユーロブルン ER188B,ER189 ジャッドCV(V8) P 33.グレガー・フォイテク
(33.)オスカー・ララウリ
ウェスト・ザクスピード・レーシング ザクスピード 891 ヤマハOX88(V8) P 34.ベルント・シュナイダー
35.鈴木亜久里
マネートロン・オニクス・フォーミュラ1 オニクス ORE1 フォードDFR(V8) G 36.ステファン・ヨハンソン
37.ベルトラン・ガショー
(37.)J.J・レート
リアル・レーシング リアル ARC02 フォードDFR(V8) G 38.クリスチャン・ダナー
(38.)グレガー・フォイテク
(38.)ベルトラン・ガショー
39.フォルカー・バイドラー
(39.)ピエール=アンリ・ラファネル
オートモビル・ゴンファロナス・スポーティブ AGS JH23B,JH24 フォードDFR(V8) G 40.ガブリエル・タルキーニ
41.ヨアヒム・ヴィンケルホック
(41.)ヤニック・ダルマス
  • このほか、開幕前はファースト・レーシングがNo.42でガブリエル・タルキーニを起用、ピレリタイヤ・ジャッドCVエンジンでエントリーしていたが、開幕までにマシン完成が間に合わず欠場、そのまま撤退となった[1]

ドライバー変更

  • ティレルは第7戦よりアルボレートに代わりアレジを起用。アレジの国際F3000のレースに伴い第11戦と第13戦の2レースでハーバートを起用。
  • ベネトンは第7戦よりハーバートに代わりピロを起用。
  • アロウズはカートの事故で怪我をしたワーウィックに代わり第7戦のみドネリーを起用。
  • オニクスは第13戦よりガショーに代わりレートを起用。
  • ミナルディは日本GPのみマルティニに代わりバリッラを起用。
  • リアルは第14戦のみダナーに代わりフォイテクを起用。残り2戦でガショーを起用。第11戦よりバイドラーに代わりラファネルを起用。
  • ラルースはダルマスに代わり第7戦と第8戦はベルナールを起用。第9戦以降アルボレートを起用。
  • AGSは当初起用予定だったフィリップ・ストレイフがシーズン前テストで負傷したため、開幕戦はヴィンケルホック1台のみで参戦。第2戦よりタルキーニを起用。また第8戦よりビンケルホックに代わりダルマスを起用。
  • ユーロブルンは第12戦よりフォイテクに代わりララウリを起用。

1989年のドライバーズランキング

順位 ドライバー BRA
SMR
MON
MEX
USA
CAN
FRA
GBR
GER
HUN
BEL
ITA
POR
ESP
JPN
AUS
ポイント[2]
1 アラン・プロスト 2 2 2 5 1 Ret 1 1 2 4 2 1 2 3 Ret Ret 76 (81)
2 アイルトン・セナ 11 1 1 1 Ret 7 Ret Ret 1 2 1 Ret Ret 1 DSQ Ret 60
3 リカルド・パトレーゼ 15 Ret 15 2 2 2 3 Ret 4 Ret Ret 4 Ret 5 2 3 40
4 ナイジェル・マンセル 1 Ret Ret Ret Ret DSQ 2 2 3 1 3 Ret DSQ EX Ret Ret 38
5 ティエリー・ブーツェン Ret 4 10 Ret 6 1 Ret 10 Ret 3 4 3 Ret Ret 3 1 37
6 アレッサンドロ・ナニーニ 6 3 8 4 Ret DSQ Ret 3 Ret Ret 5 Ret 4 Ret 1 2 32
7 ゲルハルト・ベルガー Ret Ret Ret Ret Ret Ret Ret Ret Ret Ret 2 1 2 Ret Ret 21
8 ネルソン・ピケ Ret Ret Ret 11 Ret 4 8 4 5 6 DNQ Ret Ret 8 4 Ret 12
9 ジャン・アレジ 4 Ret 10 9 5 4 Ret Ret 8
10 デレック・ワーウィック 5 5 Ret Ret Ret Ret 9 6 10 6 Ret Ret 9 6 Ret 7
11 エディ・チーバー Ret 9 7 7 3 Ret 7 DNQ 12 5 Ret DNQ Ret Ret 8 Ret 6
12 ステファン・ヨハンソン DNPQ DNPQ DNPQ Ret Ret DSQ 5 DNPQ Ret Ret 8 DNPQ 3 DNPQ DNPQ DNPQ 6
13 ミケーレ・アルボレート 10 DNQ 5 3 Ret Ret Ret Ret Ret Ret 11 DNPQ DNQ DNPQ 6
14 ジョニー・ハーバート 4 11 14 15 5 DNQ Ret DNQ 5
15 ピエルルイジ・マルティニ Ret Ret Ret Ret Ret Ret Ret 5 9 Ret 9 7 5 Ret 6 5
16 マウリシオ・グージェルミン 3 Ret Ret DNQ Ret Ret NC Ret Ret Ret 7 Ret 10 Ret 7 7 4
17 アンドレア・デ・チェザリス 13 10 13 Ret 8 3 DNQ Ret 7 Ret 11 Ret Ret 7 10 Ret 4
18 ステファノ・モデナ Ret Ret 3 10 Ret Ret Ret Ret Ret 11 Ret DNQ 14 Ret Ret 8 4
19 アレックス・カフィ DNPQ 7 4 13 Ret 6 Ret DNPQ Ret 7 Ret 11 Ret Ret 9 Ret 4
20 マーティン・ブランドル Ret Ret 6 9 Ret DNPQ DNPQ Ret 8 12 Ret 6 8 Ret 5 Ret 4
21 中嶋悟 8 NC DNQ Ret Ret DNQ Ret 8 Ret Ret DNQ 10 7 Ret Ret 4 3
22 クリスチャン・ダナー 14 DNQ DNQ 12 4 8 DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ 3
23 エマニュエル・ピロ 9 11 Ret 8 10 Ret Ret Ret Ret 5 2
24 ルネ・アルヌー DNQ DNQ 12 14 DNQ 5 Ret DNQ 11 DNQ Ret 9 13 DNQ DNQ Ret 2
25 ジョナサン・パーマー 7 6 9 Ret 9 Ret 10 Ret Ret 13 14 Ret 6 10 Ret DNQ 2
26 オリビエ・グルイヤール 9 DSQ Ret 8 DNQ DNQ 6 7 Ret DNQ 13 Ret DNQ Ret Ret Ret 1
27 ガブリエル・タルキーニ 8 Ret 6 7 Ret Ret DNQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ 1
28 ルイス・ペレス=サラ Ret Ret Ret DNQ Ret Ret DNQ 6 DNQ Ret 15 8 12 Ret Ret DNQ 1
29 フィリップ・アリオー 12 Ret Ret NC Ret Ret Ret Ret Ret DNPQ 16 Ret 9 6 Ret Ret 1
- イヴァン・カペリ Ret Ret 11 Ret Ret Ret Ret Ret Ret Ret 12 Ret Ret Ret Ret Ret 0
- エリック・ベルナール 11 Ret 0
- ベルトラン・ガショー DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ 13 12 DNQ Ret Ret Ret DNQ DNQ 0
- ニコラ・ラリーニ DSQ 12 DNPQ DNPQ DNPQ Ret DNPQ Ret DNPQ DNPQ DNPQ Ret DNPQ Ret Ret Ret 0
- マーティン・ドネリー 12 0
- ロベルト・モレノ DNQ DNQ Ret DNQ DNQ Ret DNQ Ret DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ Ret DNPQ DNPQ DNPQ 0
- ピエルカルロ・ギンザーニ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ Ret DNPQ DNPQ DNPQ Ret DNPQ Ret 0
- ベルント・シュナイダー Ret DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ Ret DNPQ 0
- J.J.レート DNPQ Ret DNPQ Ret 0
- ヤニック・ダルマス DNQ Ret DNQ DNQ DNQ DNQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ 0
- ピエール=アンリ・ラファネル DNPQ DNPQ Ret DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ 0
- パオロ・バリッラ Ret 0
- グレガー・フォイテク DNQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNQ 0
- フォルカー・ヴァイドラー DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ EX DNQ 0
- 鈴木亜久里 DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ 0
- ヨアヒム・ヴィンケルホック DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ 0
- エンリコ・ベルタッジア DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ 0
- オスカー・ララウリ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ 0
- フィリップ・ストレイフ WD 0
順位 ドライバー BRA
SMR
MON
MEX
USA
CAN
FRA
GBR
GER
HUN
BEL
ITA
POR
ESP
JPN
AUS
ポイント
結果
金色 勝者
銀色 2位
銅色 3位
ポイント獲得
完走
完走扱い(全周回数の90%以上走行)
規定周回数不足(NC)
リタイア(Ret)
予選不通過(DNQ)
予備予選不通過(DNPQ)
失格(DSQ)
スタートせず(DNS)
レース中止(C)
水色 プラクティスのみ(PO)
金曜日テストドライバー(TD)
2003年以降
空欄 プラクティス出走せず(DNP)
除外 (EX)
到着せず (DNA)
欠場 (WD)

1989年のコンストラクターズランキング

順位 コンストラクター 車番 BRA
SMR
MON
MEX
USA
CAN
FRA
GBR
GER
HUN
BEL
ITA
POR
ESP
JPN
AUS
ポイント
1 マクラーレン-ホンダ 1 11 1 1 1 Ret 7 Ret Ret 1 2 1 Ret Ret 1 DSQ Ret 141
2 2 2 2 5 1 Ret 1 1 2 4 2 1 2 3 Ret Ret
2 ウィリアムズ-ルノー 5 Ret 4 10 Ret 6 1 Ret 10 Ret 3 4 3 Ret Ret 3 1 77
6 Ret Ret 15 2 2 2 3 Ret 4 Ret Ret 4 Ret 5 2 3
3 フェラーリ 27 1 Ret Ret Ret Ret DSQ 2 2 3 1 3 Ret DSQ EX Ret Ret 59
28 Ret Ret Ret Ret Ret Ret Ret Ret Ret Ret 2 1 2 Ret Ret
4 ベネトン-フォード 19 6 3 8 4 Ret DSQ Ret 3 Ret Ret 5 Ret 4 Ret 1 2 39
20 4 11 14 15 5 DNQ 9 11 Ret 8 10 Ret Ret Ret Ret 5
5 ティレル-フォード 3 7 6 9 Ret 9 Ret 10 Ret Ret 13 14 Ret 6 10 Ret DNQ 16
4 10 DNQ 5 3 Ret Ret 4 Ret 10 9 Ret 5 DNQ 4 Ret Ret
6 ロータス-ジャッド 11 Ret Ret Ret 11 Ret 4 8 4 5 6 DNQ Ret Ret 8 4 Ret 15
12 8 NC DNQ Ret Ret DNQ Ret 8 Ret Ret DNQ 10 7 Ret Ret 4
7 アロウズ-フォード 9 5 5 Ret Ret Ret Ret 12 9 6 10 6 Ret Ret 9 6 Ret 13
10 Ret 9 7 7 3 Ret 7 DNQ 12 5 Ret DNQ Ret Ret 8 Ret
8 ダラーラ-フォード 21 DNPQ 7 4 13 Ret 6 Ret DNPQ Ret 7 Ret 11 Ret Ret 9 Ret 8
22 13 10 13 Ret 8 3 DNQ Ret 7 Ret 11 Ret Ret 7 10 Ret
9 ブラバム-ジャッド 7 Ret Ret 6 9 Ret DNPQ DNPQ Ret 8 12 Ret 6 8 Ret 5 Ret 8
8 Ret Ret 3 10 Ret Ret Ret Ret Ret 11 Ret DNQ 14 Ret Ret 8
10 オニクス-フォード 36 DNPQ DNPQ DNPQ Ret Ret DSQ 5 DNPQ Ret Ret 8 DNPQ 3 DNPQ DNPQ DNPQ 6
37 DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ 13 12 DNQ Ret Ret Ret DNPQ Ret DNPQ Ret
11 ミナルディ-フォード 23 Ret Ret Ret Ret Ret Ret Ret 5 9 Ret 9 7 5 Ret Ret 6 6
24 Ret Ret Ret DNQ Ret Ret DNQ 6 DNQ Ret 15 8 12 Ret Ret DNQ
12 マーチ-ジャッド 15 3 Ret Ret DNQ Ret Ret NC Ret Ret Ret 7 Ret 10 Ret 7 7 4
16 Ret Ret 11 Ret Ret Ret Ret Ret Ret Ret 12 Ret Ret Ret Ret Ret
13 リアル-フォード 38 14 DNQ DNQ 12 4 8 DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ 3
39 DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ EX DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ DNQ
14 リジェ-フォード 25 DNQ DNQ 12 14 DNQ 5 Ret DNQ 11 DNQ Ret 9 13 DNQ DNQ Ret 3
26 9 DSQ Ret 8 DNQ DNQ 6 7 Ret DNQ 13 Ret DNQ Ret Ret Ret
15 AGS-フォード 40 WD 8 Ret 6 7 Ret Ret DNQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ 1
41 DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ
16 ローラ-ランボルギーニ 29 DNQ Ret DNQ DNQ DNQ DNQ 11 Ret Ret Ret Ret Ret 11 DNPQ DNQ DNPQ 1
30 12 Ret Ret NC Ret Ret Ret Ret Ret DNPQ 16 Ret 9 6 Ret Ret
- オゼッラ-フォード 17 DSQ 12 DNPQ DNPQ DNPQ Ret DNPQ Ret DNPQ DNPQ DNPQ Ret DNPQ Ret Ret Ret 0
18 DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ Ret DNPQ DNPQ DNPQ Ret DNPQ Ret
- コローニ-フォード 31 DNQ DNQ Ret DNQ DNQ Ret DNQ Ret DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ Ret DNPQ DNPQ DNPQ 0
32 DNPQ DNPQ Ret DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ
- ザクスピード-ヤマハ 34 Ret DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ Ret DNPQ 0
35 DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ
- ユーロブルン-ジャッド 33 DNQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ DNPQ 0
順位 コンストラクター 車番 BRA
SMR
MON
MEX
USA
CAN
FRA
GBR
GER
HUN
BEL
ITA
POR
ESP
JPN
AUS
ポイント

シーズン詳細

開幕戦ブラジルGP
第2戦サンマリノGP
第3戦モナコGP
第3戦モナコGPもマクラーレン勢が強く、予選では2戦連続でフロントローを独占、決勝もスタートからセナがトップを走り、すぐ後ろにプロストがつける展開でレースが進む。しかし中盤、周回遅れのリジェのアルヌーが2人に遭遇、レースに大きな影響を及ぼすこととなる。アルヌーはセナをあっさり前に出した後、かつてのチームメイト・ライバルであり不仲とされるプロストに対して執拗なブロックを繰り返し、この間にセナは独走体制を築いた。結局レースはセナが優勝、アルヌーの行為は物議を醸した。
マクラーレン勢以下は、予備予選組から予選8位となり、決勝でもストリートコースでの強さを見せたブラバムのステファノ・モデナが、3位で初表彰台を獲得した。以下の入賞者は、4位にスクーデリア・イタリアのアレックス・カフィ、5位にティレルのミケーレ・アルボレート、6位にモデナの僚友マーティン・ブランドルだった。
第4戦メキシコGP
第5戦アメリカGP
第5戦アメリカGPでは、予選でセナがジム・クラークを上回る34回目のPPを獲得。予選2位にはプロストがつけ、マクラーレン勢がフロントローを独占し続けていた。決勝でもセナが逃げプロストが追う展開となるが、サーキット付近から出ていた電波によって、セナは電気系トラブルに見舞われリタイヤ。以後はプロストが終始トップを守りシーズン初優勝、その後方ではパトレーゼがアロウズのチーバーに競り勝ち、2戦連続となる2位でフィニッシュした。
表彰台以下は、予備予選組であるリアルのクリスチャン・ダナーが4位の快挙。5位には開幕戦ブラジルGP以来の入賞となるハーバート、6位にはブーツェンという入賞者だった。また、カフィが一時2位を走行したが、チームメイトのアンドレア・デ・チェザリスに追い抜かれる際に接触しリタイヤした。
第6戦カナダGP
第7戦フランスGP
第8戦イギリスGP
第9戦西ドイツGP
第9戦西ドイツGPはセナがPP、プロストが2番グリッドからのスタートとなり、またもフロントロー独占となる。決勝ではベルガーが好スタートで1コーナーを奪うも、すぐにセナが抜き返し、そのままオープニングラップを獲った。その後、ピットストップのタイミングでプロストに先行される場面もあったが、シフトミスの間に追い抜き、5戦ぶりの勝利を手にした。3位マンセル、4位パトレーゼ、5位ピケ、6位ワーウィックだった。
第10戦ハンガリーGP
第11戦ベルギーGP
第11戦ベルギーGPは豪雨のレースとなり、濡れた路面を得意とするセナが独走でポールトゥーウィン。シーズン5勝目を記録し、またホンダに通算50勝目をもたらした。プロストは苦手なコンディションの中でも2位につけ、堅実にポイントをキープ。マクラーレンの1-2フィニッシュはこれがシーズン6度目となった。以下は3位マンセル、4位ブーツェン、5位ナニーニ、6位ワーウィック。
この3戦でセナは2勝・2位1回。しかしプロストも未勝利ながら2位2回・4位1回を記録しており、ポイント差は11であった。
第12戦イタリアGP
第12戦イタリアGPでもセナはPPからスタート、終盤までトップを独走していた。しかし、残り9周でエンジントラブルが起こりリタイヤ、3年連続モンツァで目前の勝利を逃すこととなった。セナのリタイヤ後、このGPでフェラーリへの移籍発表を行ったプロストがトップに立ち、そのままティフォシの前で優勝を飾った。2位は前年の覇者ベルガーとなり、ようやくの今期初完走を果たした。
3位・4位にはプーツェン、パトレーゼのウィリアムズコンビ、5位にはデビュー戦以来2度目の入賞となるアレジ。6位には、モナコ以来の入賞となるブランドルというトップ6だった。レースの表彰式でプロストが優勝カップをティフォシに投げ渡すハプニングが起きた。ホンダはプロストの行為に激怒。マクラーレンチームへプロストのエンジン供給を停止すると通告した。最終的にプロストがホンダに謝罪、優勝カップのレプリカを手渡したことでエンジン供給停止は免れた。
第13戦ポルトガルGP
第15戦日本GP
第16戦オーストラリアGP

トピック

  • 新規チームのオニクスが、ポルトガルGPで3位に入賞する快挙を見せた(ステファン・ヨハンソン)。新規チームの表彰台獲得はこの年、オニクスのみだった。
  • ロータス・ジャッドの中嶋悟が、オーストラリアGPで自身唯一のファステストラップを記録し、4位に入賞した。
  • この年からフル参戦したザクスピード・ヤマハの鈴木亜久里は全戦予備予選落ちした。

参照

  1. ^ なお、そのシャシーは翌年参戦したライフL190に流用された。
  2. ^ ベスト11戦がポイントランキングに数えられた。ポイントは有効ポイント、括弧内は総獲得ポイント。

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