1972年のF1世界選手権においてドライバーズタイトルを獲得したエマーソン・フィッティパルディ
1972年のF1世界選手権 (1972ねんのエフワンせかいせんしゅけん)は、FIA フォーミュラ1 世界選手権の第23回大会である。1972年 1月23日 にアルゼンチン で開幕し、10月8日 にアメリカ合衆国 で開催される最終戦まで、全12戦で争われた。
シーズン概要
1972年シーズンはチーム・ロータス とその投入したタイプ72 のものとなった。インペリアル・タバコ のスポンサードが継続したが、車両は新たにJPS ブランドをフィーチャーした黒と金のカラーリングとなった。当時25歳のエマーソン・フィッティパルディ がタイトルを獲得し、最年少でのチャンピオンとなった。ジャッキー・スチュワート は2位を獲得した。
BRM はP160 を駆るジャン=ピエール・ベルトワーズ がモナコグランプリ で優勝したが、これが最後の勝利となった。
開催地及び勝者
エントリーリスト
チーム
コンストラクター
シャシー
エンジン
タイヤ
ドライバー
出場ラウンド
モーター・レーシング・ディベロップメンツ
ブラバム
BT33 BT34 BT37
コスワース V8
G
グラハム・ヒル
全戦
カルロス・ロイテマン
1-2, 5-12
ウィルソン・フィッティパルディ
3-12
マールボロ BRM
BRM
P160BP153 P180 P160C
BRM V12
F
ハウデン・ガンレイ
1-6, 8-12
レイネ・ウィセル
1, 3-10
ピーター・ゲシン
1-7, 9-12
アレックス・ソーラー=ロイグ
1, 3
ヘルムート・マルコ
1-2, 4-8
ジャン=ピエール・ベルトワーズ
2-12
ジャッキー・オリバー
7
ビル・ブラック
11
スクーデリア・フェラーリ SpA SEFAC
フェラーリ
312B2
フェラーリ F12
F
ジャッキー・イクス
全戦
クレイ・レガツォーニ
1-5, 8-12
マリオ・アンドレッティ
1-3, 5, 7, 10, 12
ナンニ・ギャリ
6
アルトゥーロ・メルツァリオ
7-8
ジョン・プレイヤー チーム・ロータス ワールドワイド・レーシング
ロータス
72D
コスワース V8
F
エマーソン・フィッティパルディ
全戦
デヴィッド・ウォーカー
1-9, 12
レイネ・ウィセル
11-12
STP マーチ・レーシングチーム
マーチ
721 721X 721G
コスワース V8
G
F
ロニー・ピーターソン
全戦
ニキ・ラウダ
全戦
エキップ・マトラ・スポーツ
マトラ
MS120C MS120D
マトラ V12
G
クリス・エイモン
全戦
ヤードレー チーム・マクラーレン
マクラーレン
M19A M19C
コスワース V8
G
デニス・ハルム
全戦
ピーター・レヴソン
1-3, 5, 7, 10-12
ブライアン・レッドマン
4, 6, 8
ジョディ・シェクター
12
ブルック・ボンド Oxo チーム・サーティース
サーティース
TS9B TS14
コスワース V8
F
ティム・シェンケン
全戦
アンドレア・デ・アダミッチ
1-3, 5-12
マイク・ヘイルウッド
2-10, 12
ジョン・サーティース
10, 12
エルフ チーム・ティレル
ティレル
003 002 004 005 006
コスワース V8
G
ジャッキー・スチュワート
全戦
フランソワ・セベール
全戦
パトリック・デパイユ
6, 12
チーム・ウィリアムズ モチュール
マーチ
711 721
コスワース V8
G
カルロス・パーチェ
2-12
アンリ・ペスカロロ
1-6, 8-12
ポリトイズ
FX3
アンリ・ペスカロロ
7
チーム・アイフェラント・キャラバンズ
アイフェラント
21
コスワース V8
G
ロルフ・シュトメレン
2-9
スクリバンテ ラッキーストライク・レーシング
ロータス
72D
コスワース V8
F
デイヴ・チャールトン
2, 6-8
チーム・ガンストン
サーティース
TS9
コスワース V8
F
ジョン・ラヴ
2
ブラバム
BT33
ウィリアム・ファーガソン
2
クラーク=モーダウント=ガスリー・レーシング
マーチ
721G
コスワース V8
F
マイク・ボイトラー
3-12
サーティース
TS9B
アンドレア・デ・アダミッチ
4
マルティーニ・レーシング
テクノ
PA123/3
コスワース V8 テクノ F12
F
ナンニ・ギャリ
3-5, 7, 9-12
デレック・ベル
6, 8, 10-12
ダーンヴァル・コンニュー・レーシングチーム
コンニュー
PC1
コスワース V8
F
フランソワ・ミゴール
7, 9
ジーン・メイソン・レーシング
マーチ
711
コスワース V8
F
スキップ・バーバー
11-12
チャンプカー・インク
サーティース
TS9B
コスワース V8
F
サム・ポージー
12
1972年のドライバーズランキング
ドライバーズポイントは1位から順に6位まで 9-6-4-3-2-1 が与えられた。前半6戦の内ベスト5戦および後半6戦の内ベスト5戦がポイントランキングに数えられた。
色
結果
金色
勝者
銀色
2位
銅色
3位
緑
ポイント獲得
青
完走
† 完走扱い(全周回数の90%以上走行)
規定周回数不足(NC)
紫
リタイア(Ret)
赤
予選不通過(DNQ)
予備予選不通過(DNPQ)
黒
失格(DSQ)
白
スタートせず(DNS)
レース中止(C)
水色
プラクティスのみ(PO)
金曜日テストドライバー(TD) 2003年以降
空欄
プラクティス出走せず(DNP)
除外 (EX)
到着せず (DNA)
欠場 (WD)
1972年のコンストラクターズランキング
コンストラクターズポイントは1位から順に6位まで、各コンストラクター最上位の車両に 9-6-4-3-2-1 が与えられた。前半6戦の内ベスト5戦および後半6戦の内ベスト5戦がポイントランキングに数えられた。
ノンタイトル戦結果
参照
^ 前半6戦の内ベスト5戦および後半6戦の内ベスト5戦がポイントランキングに数えられた。ポイントは有効ポイント、括弧内は総獲得ポイント。
外部リンク
1950年代 1960年代 1970年代 1980年代 1990年代 2000年代 2010年代 2020年代