1964年のF1世界選手権とは? わかりやすく解説

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1964年のF1世界選手権

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/12 00:02 UTC 版)

1964年のFIAフォーミュラ1
世界選手権
前年: 1963 翌年: 1965
一覧: 開催国 | 開催レース
1964年のF1世界選手権においてドライバーズタイトルを獲得したジョン・サーティース

1964年のF1世界選手権(1964ねんのエフワンせかいせんしゅけん)は、FIAフォーミュラ1世界選手権の第15回大会である。1964年5月10日モナコで開幕し、10月25日メキシコで開催される最終戦まで、全10戦で争われた。

シーズン概要

シーズンはジム・クラークジョン・サーティースグラハム・ヒルの3人で激しく争われたが、メキシコグランプリでヒルがロレンツォ・バンディーニのフェラーリと接触したことで決定した。クラークはオイル漏れのため最後の一周で停止し、フェラーリはバンディーニに対してサーティースを先行させるよう指示、サーティースはヒルに1ポイント差でタイトルを獲得した。ホンダはアメリカ人ドライバーのロニー・バックナムと共に控えめなデビューをし、モーリス・トランティニアンは47歳で引退、最長のF1キャリアに終わりを告げた。

開催地及び勝者

ラウンド レース サーキット 開催日 ポールポジション ファステストラップ 優勝者 コンストラクター タイヤ レポート
1 モナコグランプリ モナコ 5月10日 ジム・クラーク グラハム・ヒル グラハム・ヒル BRM D 詳細
2 オランダグランプリ ザントフォールト 5月24日 ダン・ガーニー ジム・クラーク ジム・クラーク ロータス-クライマックス D 詳細
3 ベルギーグランプリ スパ・フランコルシャン 6月14日 ダン・ガーニー ダン・ガーニー ジム・クラーク ロータス-クライマックス D 詳細
4 フランスグランプリ ルーアン・レゼサール 6月28日 ジム・クラーク ジャック・ブラバム ダン・ガーニー ブラバム-クライマックス D 詳細
5 イギリスグランプリ ブランズ・ハッチ 7月11日 ジム・クラーク ジム・クラーク ジム・クラーク ロータス-クライマックス D 詳細
6 ドイツグランプリ ニュルブルクリンク 8月2日 ジョン・サーティース ジョン・サーティース ジョン・サーティース フェラーリ D 詳細
7 オーストリアグランプリ ツェルトベク 8月23日 グラハム・ヒル ダン・ガーニー ロレンツォ・バンディーニ フェラーリ D 詳細
8 イタリアグランプリ モンツァ 9月6日 ジョン・サーティース ジョン・サーティース ジョン・サーティース フェラーリ D 詳細
9 アメリカグランプリ ワトキンズ・グレン 10月4日 ジム・クラーク ジム・クラーク グラハム・ヒル BRM D 詳細
10 メキシコグランプリ エルマノス・ロドリゲス 10月25日 ジム・クラーク ジム・クラーク ダン・ガーニー ブラバム-クライマックス D 詳細

エントリーリスト

チーム コンストラクター シャシー エンジン タイヤ ドライバー 出場ラウンド
エキップ・シロッコ・ベルゲ シロッコ SP クライマックス V8 D アンドレ・ピレット 1, 3, 6, 8
ピーター・レヴソン ロータス 24 BRM V8 D ピーター・レヴソン 1, 6, 8
ベルナール・コローム ロータス 24 クライマックス V8 D ベルナール・コローム 1
モーリス・トランティニアン BRM P57 BRM V8 D モーリス・トランティニアン 1, 3-8
ブラバム・レーシング・オーガニゼーション ブラバム BT7
BT11
クライマックス V8 D ジャック・ブラバム 全戦
ダン・ガーニー 全戦
オーウェン・レーシング・オーガニゼーション BRM P261
P67
BRM V8 D リッチー・ギンサー 全戦
グラハム・ヒル 全戦
ディッキー・アトウッド 5-6
A.J.フォイト 9-10
クーパー・カー・カンパニー クーパー T73
T66
クライマックス V8 D フィル・ヒル 1-7, 9-10
ブルース・マクラーレン 全戦
チーム・ロータス ロータス 25
33
クライマックス V8 D ピーター・アランデル 1-5
ジム・クラーク 全戦
マイク・スペンス 5-10
ゲルハルト・ミッター 6
ウォルター・ハンセン 9
モイセス・ソラーナ 10
ブリティッシュ・レーシング・パートナーシップ ロータス
BRP
24
Mk 1
BRM V8 D イネス・アイルランド 1, 3-10
トレバー・テイラー 1, 3-10
DW レーシング・エンタープライゼス ブラバム BT11 クライマックス V8 D ボブ・アンダーソン 1-8
レグ・パーネル・レーシング ロータス 25
24
BRM V8
クライマックス V8
D クリス・エイモン 全戦
マイク・ヘイルウッド 全戦
ピーター・レヴソン 3-5
ロブ・ウォーカー・レーシング・チーム クーパー
ブラバム
T66
BT11
BT7
クライマックス V8
BRM V8
D ヨアキム・ボニエ 1-3, 5-10
エドガー・バース 6
ゲキ 8
ジョー・シフェール 9-10
ハップ・シャープ 9-10
スクーデリア・フェラーリ SpA SEFAC
ノース・アメリカン・レーシングチーム
フェラーリ 156
158
1512
フェラーリ V6
フェラーリ V8
フェラーリ F12
D ロレンツォ・バンディーニ 全戦
ジョン・サーティース 全戦
ルドヴィコ・スカルフィオッティ 8
ペドロ・ロドリゲス 10
スクーデリア・セントロ・スッド BRM P57 BRM V8 D ジャンカルロ・バゲッティ 1-3, 5-8
トニー・マグス 1-3, 5-8
シフェール・レーシングチーム ロータス
ブラバム
24
BT11
BRM V8 D ジョー・シフェール 1-8
エキュリー・マールスベルゲン ポルシェ 718 ポルシェ F4 D カレル・ゴダン・ド・ボーフォール 2, 6
ホンダ・レーシング ホンダ RA271 ホンダ V12 D ロニー・バックナム 3, 6, 8-9
ボブ・ジェラード・レーシング クーパー T73 フォード L4 D ジョン・テイラー 5
イアン・ラビー・レーシング ブラバム BT3 BRM V8 D イアン・ラビー 5, 8
ジョン・ウィルメント・オートモビルズ ブラバム BT10 フォード L4 D フランク・ガードナー 5
フォード・オーストリア ブラバム BT10 フォード L4 D ヨッヘン・リント 6
デリントン・フランシス・レーシングチーム デリントン・フランシス DF ATS V8 G マリオ・カブラル 8
ブライアン・ガビー ロータス 24 クライマックス L4 D ブライアン・ガビー 8
ファーブル・ユルバン クーパー T60 クライマックス V8 D ジャン=クロード・ルーダス 8

1964年のドライバーズランキング

順位 ドライバー MON
NED
BEL
FRA
GBR
GER
AUT
ITA
USA
MEX
ポイント
1 ジョン・サーティース Ret 2 Ret Ret 3 1 Ret 1 2 2 40
2 グラハム・ヒル 1 4 5 2 2 2 Ret Ret 1 11 39 (41)
3 ジム・クラーク 4 1 1 Ret 1 Ret Ret 15 7 5 32
4 ロレンツォ・バンディーニ 10 Ret Ret 9 5 3 1 3 Ret 3 23
5 リッチー・ギンサー 2 11 4 5 8 7 2 4 4 8 23
6 ダン・ガーニー Ret Ret 6 1 13 10 Ret 10 Ret 1 19
7 ブルース・マクラーレン Ret 7 2 6 Ret Ret Ret 2 Ret 7 13
8 ジャック・ブラバム Ret Ret 3 3 4 12 9 14 Ret 15 11
9 ピーター・アランデル 3 3 9 4 11
10 ジョー・シフェール 8 13 Ret Ret 11 4 Ret 7 3 17 7
11 ボブ・アンダーソン 7 6 DNS 12 7 Ret 3 11 5
12 マイク・スペンス 9 8 Ret 6 Ret 4 4
13 トニー・マグス Ret DNS Ret 6 4 4
14 イネス・アイルランド 10 Ret 10 5 5 Ret 12 4
15 ヨアキム・ボニエ 5 9 Ret Ret Ret 6 12 Ret 18 3
16 クリス・エイモン DNQ 5 Ret 10 Ret 11 Ret Ret 14 2
17 モーリス・トランティニアン Ret 11 DNQ 5 Ret 2
18 ウォルター・ハンセン 5 2
19 フィル・ヒル 9 8 Ret 7 6 Ret Ret Ret 9 1
20 トレバー・テイラー Ret 7 Ret Ret Ret DNQ 6 19 1
21 マイク・ヘイルウッド 6 12 8 Ret Ret 8 Ret 8 16 1
22 ペドロ・ロドリゲス 6 1
- ジャンカルロ・バゲッティ 10 8 12 Ret 7 8 0
- ゲルハルト・ミッター 9 0
- ルドヴィコ・スカルフィオッティ 9 0
- モイセス・ソラーナ 10 0
- ピーター・レヴソン DNQ DSQ DNS Ret 14 13 0
- ロニー・バックナム 13 Ret Ret 0
- ハップ・シャープ NC 13 0
- ジョン・テイラー 14 0
- カレル・ゴダン・ド・ボーフォール Ret DNS 0
- アンドレ・ピレット Ret DNQ 0
- イアン・ラビー Ret DNQ 0
- フランク・ガードナー Ret 0
- エドガー・バース Ret 0
- ヨッヘン・リント Ret 0
- マリオ・カブラル Ret 0
- ベルナール・コローム DNQ 0
- ジョン・ラヴ DNQ 0
- ゲキ DNQ 0
順位 ドライバー MON
NED
BEL
FRA
GBR
GER
AUT
ITA
USA
MEX
ポイント
結果
金色 勝者
銀色 2位
銅色 3位
ポイント獲得
完走
完走扱い(全周回数の90%以上走行)
規定周回数不足(NC)
リタイア(Ret)
予選不通過(DNQ)
予備予選不通過(DNPQ)
失格(DSQ)
スタートせず(DNS)
レース中止(C)
水色 プラクティスのみ(PO)
金曜日テストドライバー(TD)
2003年以降
空欄 プラクティス出走せず(DNP)
除外 (EX)
到着せず (DNA)
欠場 (WD)
  • ベスト6戦がポイントランキングに数えられた。ヒルは7戦で41ポイントを獲得したが、有効ポイントは39であった。サーティースは40ポイントしか獲得しなかったが、全てが有効ポイントであった。その結果サーティースがタイトルを獲得した。

1964年シーズン・トップ5

順位 ドライバー MON NED BEL FRA GBR GER AUT ITA USA MEX 有効ポイント
1 ジョン・サーティース 6 4 9 9 6 6 40
2 グラハム・ヒル 9 3 2 6 6 6 9 39
3 ジム・クラーク 3 9 9 9 2 32
4/5 リッチー・ギンサー 6 3 2 6 3 3 23
4/5 ロレンツォ・バンディーニ 2 4 9 4 4 23

1964年のコンストラクターズランキング

ポイントは1位から順に6位まで 9-6-4-3-2-1 が与えられた。ベスト6戦がポイントランキングに数えられた。各コンストラクターとも最上位の車両にポイントが与えられた。

順位 マニファクチャラー MON
NED
BEL
FRA
GBR
GER
AUT
ITA
USA
MEX
ポイント
1 フェラーリ 10 2 Ret 9 3 1 1 1 2 2 45 (49)
2 BRM 1 4 4 2 2 2 2 4 1 8 42 (51)
3 ロータス-クライマックス 3 1 1 4 1 8 Ret 6 5 4 37 (40)
4 ブラバム-クライマックス 7 6 3 1 4 10 3 10 Ret 1 30
5 クーパー-クライマックス 5 7 2 6 6 Ret Ret 2 Ret 7 16
6 ブラバム-BRM 9 Ret 11 4 Ret 7 3 13 7
7 BRP-BRM Ret 7 Ret 10 5 5 6 12 5
8 ロータス-BRM 6 5 Ret 8 Ret 11 8 13 8 Ret 3
- ホンダ 13 Ret Ret 0
- シロッコ-クライマックス WD Ret DNQ 0
- ポルシェ Ret 0
- ブラバム-フォード Ret 0
- デリントン・フランシス-ATS Ret 0
順位 マニファクチャラー MON
NED
BEL
FRA
GBR
GER
AUT
ITA
USA
MEX
ポイント
  • 太字はカウントされたポイント

ノンタイトル戦結果

レース サーキット 開催日 優勝者 コンストラクター レポート
II デイリー・ミラー・トロフィー スネッタートン 3月14日 イネス・アイルランド BRP-BRM 詳細
I ニュース・オブ・ザ・ワールド・トロフィー グッドウッド 3月30日 ジム・クラーク ロータス-クライマックス 詳細
XIII シラクサグランプリ シラクサ 4月12日 ジョン・サーティース フェラーリ 詳細
IX アインツリー 200 アインツリー 4月18日 ジャック・ブラバム ブラバム-クライマックス 詳細
XVI BRDC インターナショナル・トロフィー シルバーストン 5月2日 ジャック・ブラバム ブラバム-クライマックス 詳細
XIV ソリチュードグランプリ ソリチューダリンク 7月19日 ジム・クラーク ロータス-クライマックス 詳細
III メディトレニアングランプリ ペルグーサ 8月16日 ジョー・シフェール ブラバム-BRM 詳細
VII ランドグランプリ キャラミ 12月12日 グラハム・ヒル ブラバム-BRM 詳細



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