1971年のF1世界選手権において2度目のドライバーズタイトルを獲得したジャッキー・スチュワート
1971年のF1世界選手権 (1971ねんのエフワンせかいせんしゅけん)は、FIA フォーミュラ1 世界選手権の第22回大会である。1971年 3月26日 に南アフリカ で開幕し、10月3日 にアメリカ合衆国 で開催される最終戦まで、全11戦で争われた。
シーズン概要
前年にヨッヘン・リント が事故死した後、ロータスはエマーソン・フィッティパルディ のような若くて未経験なドライバーと共に散漫なシーズンを過ごすこととなった。チームは再びガスタービン車 や四輪駆動車の実験に多くの時間を費やした。そういったシャシーの開発はマトラ・MS80 の影響を大きく受けたものであったが、71年シーズンは結局よりコンベンショナルなシャシーを投入したティレル とジャッキー・スチュワート がタイトルを制した。
ジョー・シフェール とペドロ・ロドリゲス が71年シーズンに事故死している。
開催地及び勝者
エントリーリスト
チーム
コンストラクター
シャシー
エンジン
タイヤ
ドライバー
出場ラウンド
ゴールドリーフ チーム・ロータス ワールドワイド・レーシング
ロータス
72C 72D 56B
フォード コスワースDFV 3.0 V8 プラット・アンド・ホイットニー STN76 tbn
F
エマーソン・フィッティパルディ
1-3, 5-11
レイネ・ウィセル
1-8, 10-11
デイヴ・チャールトン
4, 6
デヴィッド・ウォーカー
4
スクーデリア・フェラーリ SpA SEFAC
フェラーリ
312B 312B2
フェラーリ 001 3.0 F12 フェラーリ 001/1 3.0 F12
F
ジャッキー・イクス
全戦
クレイ・レガツォーニ
全戦
マリオ・アンドレッティ
1-8, 10-11
STP マーチ・レーシングチーム
マーチ
711
フォード コスワースDFV 3.0 V8 アルファロメオ T33 3.0 V8
F
ロニー・ピーターソン
全戦
アンドレア・デ・アダミッチ
1-2, 5-9, 11
アレックス・ソーラー=ロイグ
1-5
ナンニ・ギャリ
3-11
ニキ・ラウダ
8
マイク・ボイトラー
10
エルフ チーム・ティレル
ティレル
001 002 003
フォード コスワースDFV 3.0 V8
G
ジャッキー・スチュワート
全戦
フランソワ・セベール
全戦
ピーター・レブソン
11
ブルース・マクラーレン・モーターレーシング
マクラーレン
M19A M14A
フォード コスワースDFV 3.0 V8
G
デニス・ハルム
1-8, 10-11
ピーター・ゲシン
1-7
ジャッキー・オリバー
6-9
モーター・レーシング・ディベロップメンツ・リミテッド
ブラバム
BT33 BT34
フォード コスワースDFV 3.0 V8
G
グラハム・ヒル
全戦
デイヴ・チャールトン
1
ティム・シェンケン
2-11
ヤードレー チーム BRM
BRM
P160 P153
BRM P142 3.0 V12
F
ペドロ・ロドリゲス
1-6
ジョー・シフェール
全戦
ハウデン・ガンレイ
全戦
ビック・エルフォード
7
ヘルムート・マルコ
8-11
ピーター・ゲシン
8-11
ジョージ・イートン
10
ジョン・キャノン
11
エキップ・マトラ・スポーツ
マトラ
MS120B
マトラ MS71 3.0 V12
G
ジャン=ピエール・ベルトワーズ
1-8, 10-11
クリス・エイモン
全戦
ブルック・ボンド オクソ チーム・サーティース アウト・モトール・ウント・シュポルト チーム・サーティース チーム・サーティース
サーティース
TS9 TS7
フォード コスワースDFV 3.0 V8
F
ジョン・サーティース
全戦
ロルフ・シュトメレン
1-10
ブライアン・レッドマン
1
ジェラール・ラルース
5
デレック・ベル
6
ディター・クエスター
7
マイク・ヘイルウッド
9, 11
サム・ポージー
11
ジィズ・ヴァン・レネップ
11
フランク・ウィリアムズ・レーシング・カーズ
マーチ
701 711
フォード コスワースDFV 3.0 V8
F
アンリ・ペスカロロ
全戦
デレック・ベル
2-3
マックス・ジーン
5
カルロス・パーチェ
9
エキュリー・ボニエ
マクラーレン
M7C
フォード コスワースDFV 3.0 V8
G
ヨアキム・ボニエ
1-2, 7-9, 11
ヘルムート・マルコ
7
チーム・ガンストン
マーチ ブラバム
701 BT26A
フォード コスワースDFV 3.0 V8
G
ジョン・ラヴ
1
ジャッキー・プレトリウス
1
クラーク=モーダウント=ガスリー・レーシング
マーチ
701 711
フォード コスワースDFV 3.0 V8
F
マイク・ボイトラー
2-3, 5-9
ジーン・メイソン・レーシング
マーチ
711
フォード コスワースDFV 3.0 V8
F
スキップ・バーバー
3-4, 10-11
スティヒティング・オートレーシズ・ネーダーラント
サーティース
TS7
フォード コスワースDFV 3.0 V8
F
ギス・ヴァン・レネップ
4
シェル アーノルド・チーム
マーチ
701
フォード コスワースDFV 3.0 V8
F
ジャン=ピエール・ジャリエ
5, 9
ジョー・シフェール・オートモビルズ
マーチ
701
フォード コスワースDFV 3.0 V8
F
フランソワ・マゼ
5
ジョリークラブ・スウィツァランド
ベラシ
F1 70
フォード コスワースDFV 3.0 V8
G
シルビオ・モーザー
9
ペンスキー=ホワイト・レーシング
マクラーレン
M19A
フォード コスワースDFV 3.0 V8
G
マーク・ダナヒュー
10-11
デヴィッド・ホッブス
11
エキュリー・エバーグリーン
ブラバム
BT33
フォード コスワースDFV 3.0 V8
G
クリス・クラフト
10-11
ピート・ラヴリー・フォルクスワーゲン・インク
ロータス
69
フォード コスワースDFV 3.0 V8
F
ピート・ラヴリー
10-11
1971年のドライバーズランキング
色
結果
金色
勝者
銀色
2位
銅色
3位
緑
ポイント獲得
青
完走
† 完走扱い(全周回数の90%以上走行)
規定周回数不足(NC)
紫
リタイア(Ret)
赤
予選不通過(DNQ)
予備予選不通過(DNPQ)
黒
失格(DSQ)
白
スタートせず(DNS)
レース中止(C)
水色
プラクティスのみ(PO)
金曜日テストドライバー(TD) 2003年以降
空欄
プラクティス出走せず(DNP)
除外 (EX)
到着せず (DNA)
欠場 (WD)
1971年のコンストラクターズランキング
ロータス・フォードはコンストラクターズ5位となった
コンストラクターズポイントは1位から順に6位まで、各コンストラクター最上位の車両に 9-6-4-3-2-1 が与えられた。前半6戦の内ベスト5戦および後半5戦の内ベスト4戦がポイントランキングに数えられた。
ノンタイトル戦結果
注
^ ポイントは1位から順に6位まで 9-6-4-3-2-1 が与えられた。
^ 前半6戦の内ベスト5戦および後半5戦の内ベスト4戦がポイントランキングに数えられた。ポイントは有効ポイント、括弧内は総獲得ポイント。
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