ベネトン・B201とは? わかりやすく解説

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ベネトン・B201

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/05/29 15:22 UTC 版)

ベネトン・B201
カテゴリー F1
コンストラクター ベネトン
デザイナー マイク・ガスコイン
ティム・デンシャム
先代 ベネトン・B200
主要諸元
シャシー カーボンファイバー モノコック
サスペンション(前) ダブルウィッシュボーン, プッシュロッド
サスペンション(後) ダブルウィッシュボーン, プッシュロッド
エンジン ルノー RS21 V10 (111度) NA
トランスミッション ベネトン製 6速 縦置き セミAT シーケンシャル
燃料 エルフ
タイヤ ミシュラン
主要成績
チーム マイルドセブンベネトンルノー
ドライバー 7. ジャンカルロ・フィジケラ
8. ジェンソン・バトン
コンストラクターズタイトル 0
ドライバーズタイトル 0
初戦 2001年オーストラリアグランプリ
出走 優勝 ポール Fラップ
17 0 0 0
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ベネトン・B201 (Benetton B201) はベネトン・フォーミュラ2001年のF1世界選手権に投入したフォーミュラカー。マイク・ガスコイン(テクニカルディレクター)、ティム・デンシャム(チーフデザイナー)、ベン・アガサンジェロウ(チーフエアロダイナミシスト)によって設計された。

2001年シーズン

前年のシーズン序盤にルノーへのチーム売却が発表されており、ベネトンとしては最後のF1シーズンとなった。また、2001年シーズンは翌年のルノー完全復帰に向けた準備期間といった意味合いもあり、B201には新設計のワークスエンジンを搭載してシーズンを戦うこととなった。

ドライバーはチーム在籍4年目となるジャンカルロ・フィジケラと、デビュー2年目・21歳のジェンソン・バトンの組み合わせ。

ルノーが新たに投入した111°の広角バンクエンジンは非常に斬新なものであったが、結局、このエンジンの深刻なパワー不足と振動・熱対策の遅れによる信頼性不足がネックとなり、当初の期待とは程遠いシーズンとなってしまった。特に予選でのスピード不足は深刻で、ワークスエンジン勢はおろかカスタマーエンジンを搭載した下位チームに負けるほどで、時には最下位に近いタイムを計測するほどの惨状に甘んじた。

シーズン後半にかけてマシンのパフォーマンスには大きな改善がみられたが、それでも表彰台はベルギーGPでフィジケラが獲得した3位の1度限り。前年、ウィリアムズで大活躍したバトンも5位入賞1回にとどまり、ベネトンはF1最後のシーズンをチーム創設史上最低となるコンストラクターズ・ランキング7位で終えることになった。

シーズン終了後、チームはルノーに売却されて名実ともにルノーF1チームとなり、1985年トールマンを買収して誕生したベネトンチームはその16年の歴史に幕を降ろすこととなった。

スペック

シャーシ

エンジン

結果

No. ドライバー 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 ポイント ランキング
AUS
MAL
BRA
SMR
ESP
AUT
MON
CAN
EUR
FRA
GBR
GER
HUN
BEL
ITA
USA
JPN
2001 7 フィジケラ 13 Ret 6 Ret 14 Ret Ret Ret 11 11 13 4 Ret 3 10 8 17 10 7位
8 バトン Ret 11 10 12 15 Ret 7 Ret 13 16 15 5 Ret Ret Ret 9 7
  • ドライバーズランキング
    • ジャンカルロ・フィジケラ 9位
    • ジェンソン・バトン 17位




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