ドイツへの技術供与とは? わかりやすく解説

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ドイツへの技術供与

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/28 06:08 UTC 版)

九一式魚雷」の記事における「ドイツへの技術供与」の解説

ドイツ日本に、航空魚雷技術九一航空魚雷譲渡申し込んできたことがあった。大日本帝国海軍はその申込み受け入れ技術だけではなく九一航空魚雷多数ドイツ持ち込んだドイツは「航空魚雷技術を知る必要があった。1940年11月11日タラント空襲イタリア戦艦リットリオ大破し1941年5月26日にはドイツ戦艦ビスマルクが1発の魚雷をうけて舵と操舵機構数時間故障した経験があった。またこのころドイツ地中海航行する連合国輸送船航空魚雷攻撃する必要があった、と伝えられる

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ドイツへの技術供与

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/10 09:34 UTC 版)

赤城 (空母)」の記事における「ドイツへの技術供与」の解説

1935年昭和10年6月イギリスとの海軍協定(対英比率35%)を締結したナチス・ドイツ海軍は、2隻の空母建造計画した空母建造経験持たない海軍は、事前にフリードリヒ・ハック日独協会理事、シンツィンガー・ハック商会代理人)を通じて第二次ロンドン海軍軍縮会議予備交渉帰途にあった大日本帝国海軍中将山本五十六アドルフ・ヒトラー総統との面会打診ヒトラーとの対面実現直前キャンセルされたが、ベルリンにてエーリヒ・レーダー海軍軍令部部長ヨアヒム・フォン・リッベントロップ軍縮問題担当全権代表、ポール・ベンケ(英語版提督山本会談実現する日本海軍ドイツ航空産業との関係は深く、また山本九九式艦上爆撃機新型艦上戦闘機零式艦上戦闘機)の開発にあたってドイツ技術強い関心示していた。実際に赤城視察ハインケル社からの急降下爆撃機技術導入交換条件一つであり、ドイツ側も、かつて山本艦長務めた赤城敢えて指定した可能性がある。当時ドイツ陸軍蔣介石中華民国)と密接な関係を持ち軍事支援を行う一方日本陸軍に対しては非常に冷淡であった日本側も、空母を巡る交流からドイツ最新技術取り入れたい思惑があり、軍務局黒島亀人艦政本部準備進めた。なお、ドイツ技術提供がなされた当時赤城三段飛行甲板であり、大改装前の状態である。 1935年1月24日山本ベルリン訪問直後ドイツ海軍は「ドイツ海軍将校によるに日本の軍艦調査」の依頼通知続いて駐日ドイツ海軍武官ヴェネガ―中佐赤城見学4月鹿屋にて赤城搭載機訓練許可された。8月日独海軍間で正式に協定結ばれ、「航空母艦赤城について、その設計から訓練方法まで、一切秘密公開しドイツ側技術者及び飛行将校視察」が許可される日本帰国後山本12月航空本部長職に着任するまで出仕のままであったが、思い入れのある赤城技術移転何らかの指導力発揮した思われる9月ドイツ技術使節アメリカ経由日本到着すると、海軍省赤城ブループリント提供された。これら赤城技術参考にして建造開始されたのが、ドイツ空母グラーフ・ツェッペリン1936年起工であった1936年昭和11年2月小島秀雄在ドイツ日本大使館附海軍駐在武官艦政本部造船造兵監督官航空本部造兵監督官)がドイツ着任レーダー海軍総司令官から赤城技術移転について感謝されたのち、小島呉海軍工廠用の1万5000トン水圧機室蘭用ローリングマシーン、最新防御甲鉄板クルップ社)を発注する大和型戦艦建造のために絶対必要技術であり、また赤城技術移転交換条件一つでもあった。一連の日独技術交流は、いわば空母赤城戦艦大和交換であったその後第二次世界大戦勃発後には赤城設計図九五魚雷などと共にドイツ届けられた(遣独潜水艦作戦)が、空母グラーフ・ツェッペリン遂に完成されることはなかった。1942年6月上旬ミッドウェー海戦赤城沈没すると、海軍山本黒島)はグラーフ・ツェッペリン買収して日本海軍編入しようとした。しかしドイツ側グラーフ・ツェッペリン極東回航不可能であると拒否し、代艦として神戸港係留されていた客船シャルンホルスト譲渡同船1943年昭和18年12月空母神鷹として竣工した

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