チーム・ディフライダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 09:18 UTC 版)
「カードファイト!! ヴァンガードの登場人物」の記事における「チーム・ディフライダー」の解説
前年度(『G』第4期時点)の第1回「U20チャンピオンシップ」優勝チーム。メンバーは鬼丸カズミ、ベルノ・ファーレンハート、ミゲル・トルレスでチーム名は「チーム・オーガ」だったが、今大会ではU20に出場できなくなったミゲルの代わりに渕高サオリをメンバーに加え、チーム名を「チーム・ディフライダー」に変えて参加している。 U20終了後、ディフライダーの目的は「星輝兵 カオスブレイカー・ドラゴン」をこの世界に呼び寄せることと、彼らが主と呼ぶ存在をディフライドさせるための宿主となるファイターをU20の参加者たちの中から選別することが判明した。 鬼丸カズミ(おにまるカズミ) 声 - 松風雅也、白石涼子(幼少期) 誕生日7月26日(獅子座)、血液型はB型。 「チーム・ディフライダー」のリーダー。カズマの兄。第1回U20におけるMVP。 【G第4期】 閉店間際のカードキャピタル2号店に訪れクロノとファイトを行う。ファイトでは無敵だが、本人いわく「じゃんけんに勝ったことがない」。その正体は異世界からの憑依者(ディフライダー)である「忍竜 シラヌイ」であり、鬼丸の肉体と精神は同意なく強制的に憑依したシラヌイによって完全に支配されている。かつてはミゲルに憑依していた「竜胆の銃士(りんどうのじゅうし) アンテロ」の言う人間の可能性を信じていたが、彼が交通事故で亡くなり、人間を「脆く、脆弱な生き物」と見下すようになり、岡崎やラミーラビリンスの「笑顔で楽しいファイト」に不信感を抱いていたが、江西のファイトで人間の可能性の一環を見つける。 U20のファーストステージを一日で突破した後は星崎ノアを手引きし、その体にカオスブレイカーを憑依させることに成功する。セカンドステージでは、先述の人間の可能性を見出すために、次々とファイターにファイトを申し込み倒していくが、カズマを倒したクロノからファイトを申し込まれる。その際自分の正体を弟やタイヨウの前で暴露され、ヴァンガードという縛られた運命からユニットたちを解放するために、ヴァンガードそのものを破壊することを明かした。 ファイナルステージ決勝戦では最終的に僅差でクロノに敗れるが、自身と部下であるユニットたちの間に絆があることを悟り、ヴァンガードの本質を理解した。その後、シラヌイはカズミと和解し、ディフライドを解除して地球を去った。カズミは素の性格に戻ったが、その際シラヌイは自分の記憶を消さずにカズミの中に残しており、今回シラヌイを影から操った真の黒幕が「邪神司教 ガスティール」とその配下の「使徒」たちであること、そしてその上に君臨するのがメサイアと対をなす虚無を司る破壊神「破壊の竜神 ギーゼ」であることをクロノたちに告げた。 【G第5期】 カズマを心配する面をたびたび見せる。その後、カズマがギーゼに乗っ取られて落ち込むクロノに気合いを入れるべくファイトを行い、彼を立ち直らせるきっかけとなった。その後、使徒たちの強襲に対して他のメンバーが向かう中、1人カズマの気配を感じて彼を止めるべくファイトを行う。しかし、ギーゼの能力にかなわず敗北し、外に放り出され大怪我を負う。その後、トリニティ・ドラゴンとクミに支えられながら支部にたどり着き、クロノたちにカズマを救うよう全てを託す。その後、怪我を押しながら虚無に立ち向かいファイトを挑む。 【ヴァンガードエクス】 中学生時代が登場で伏総中学校1年生。本作で名門鬼丸家の跡取り息子という設定が追加され社交的だが、プライドが高くミーハーな一面があり事が判明した。デッキ 「ぬばたま」を使用。登場当時は「忍竜 シラヌイ」を中心とした「残影」デッキを使用していたが、セカンドステージからはシラヌイの新たな姿であり、禁忌の力を持つ「魔忍竜 シラヌイ “朧(おぼろ)”」を中心とした「支配」デッキを使用している。切り札は「閻魔忍鬼 ムジンロード」、ヴァンガードすら支配して追い込む「邪眼冥皇 シラヌイ “骸(むくろ)”」。『G』第5期では禁忌の力を振り切った新たなるシラヌイ「焔魔忍竜 シラヌイ “慚愧(ざんき)”」を主とした編成を使っている。 ベルノ・ファーレンハート 声 - MoeMi(ヴァンガードエクスより前は尾高もえみ名義) 北米で超有名モデルとして活躍している長身の美人ファイター。前回のU20をカズミとともに制した。実は「ジェネシス」の「崇高なる美貌(プライムビューティー)アマルーダ」に自身の身体を貸しており(そのため一人称は「僕」、二人称は「君」である)、シラヌイとは異なり、人間の可能性を信じている。カズミがシラヌイに完全に支配されていることや、ヴァンガードを破壊するという目的については知らなかった。U20のセカンドステージでタイヨウを破るがアンリに敗れ、ファイナルステージのトーナメントではリンに敗れるが決勝進出。そして、決勝前の野外ファイトでトコハに敗れ、決勝先鋒戦でタイヨウにリベンジされたことで憑依が解除され一人称も「わたし」に戻った。なお、タイヨウとの身長差は40cm。 事件後は再びモデル業に戻った。 【G第5期】 日本でアイチが行動している中、国外で友人であるラティと共に行動している。 【ヴァンガードエクス】 14歳の頃のベルノが登場。落ち着いた雰囲気のある女性だがヴァンfガード歴は覚えたての初心者。デッキ 「崇高なる美貌(プライムビューティー)アマルーダ」を分身に、「天啓」を中心とした「ジェネシス」を使用。切り札は「究明の女神 イシュタル」。 渕高サオリ(ふちだかサオリ) / ダムジッド 声 - 松元恵 不遜で気だるげな態度の少年。音楽を愛する中学生。急死したミゲルに代わりエントリーしている。彼もまた不運の持ち主で、よくヘッドホンが壊れる。正体は「かげろう」の傭兵が憑依した「炎熱猟兵(フレアトルーパー) ダムジッド」であり、地球へ観光に来ていたがシラヌイに雇われてチーム・ディフライダーに入る。自分を人間以外の存在であるかのように語り、人間を見下している。 【G第4期】 U20セカンドステージでトコハを破るも、クロノに敗れる。ファイナルステージ決勝では先鋒戦を制したタイヨウを破るがカズマに敗れた。 クロノやカズマたちに負ける際に死を恐れるようになり、ヴァンガードと人間に対する恐怖と憎悪に飲み込まれていく。U20終了後、使徒と合流し再度暗躍する。 【G第5期】 使徒の一人として登場。「渕高サオリ」の名は捨てて、ディフライドしている「炎熱猟兵 ダムジッド」として暗躍し、普及協会の会議に宣戦布告しにやってくる。その場は伊吹に敗れたことで撤退するが、後に「獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ」を用いてカズマを破り、レリクスに落とすことに成功する。「獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ」は本来シラヌイが覚醒させる予定だったが、シラヌイがギーゼを裏切って離脱したためダムジッドがその後釜に座った。リスキーなゼロスドラゴンの力を躊躇なく使っており、ガスティールからは「熱心だがギーゼ様への信仰心が足りない」と評されている。そして追い込まれていったので戦果を挙げるためトコハを強襲、ファイトを行う。「獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ」の力でトコハを限界までに追い込むも、彼女がミゲルから託されたGガーディアン「絆の守護銃士 アンテロ」の力で攻撃が防がれ形勢が逆転、すべてのGユニットが使用不可になった上の猛攻で敗れ去る。その瞬間負けた証としてダムジッドのディフライドが強制的に解除されゼロスドラゴンを除く全カードが消滅、サオリ自身も意識を失い昏睡状態になってしまう。そして「獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ」は後のことを託すべくトコハから伊吹に預けられた。デッキ 「ドラゴニック・ブレードマスター“紅焔”」を切り札に「竜炎(ブレイズ)」を中心とした「かげろう」を使用。最大の切り札はリアガードだけでなくヴァンガードすら破壊する「獄炎のゼロスドラゴン ドラクマ」。 ミゲル・トルレス 声 - 野島裕史 トコハがパリで出会ったユーロジュニアリーグのファイター。ヴァンガードの実力は高いが日常生活ではとにかく運が悪い。U20に出場する予定だったが交通事故に巻き込まれ急死。生前はオーガのメンバーであった。 彼もまた「竜胆の銃士(りんどうのじゅうし) アンテロ」に憑依されていた憑依者(ディフライダー)である。今回のU20開催前に地球にやって来ており、人間を気に入り彼らの可能性を信じるようになった。U20出場は本来のミゲルの目標でもあるが、自分の可能性を確かめる挑戦も兼ねていた。ディフライダーの中でも純粋にヴァンガードが好きであり、ミゲルへの憑依も合意を得た上でのこと。 トコハは彼に好意を寄せていた節があり、クミに勘ぐられている。 『G』第5期では幻影の存在としてトコハととファイトを行うも、自分が進む道を決めたトコハに敗北。その後自らの手からトコハを助けるように彼女に「絆の守護銃士 アンテロ」を託す。デッキ 「銃士」を中心とした「ネオネクタール」を使用。
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