クロスボーン・ガンダムX-3
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/18 06:01 UTC 版)
「SDガンダムフルカラー劇場」の記事における「クロスボーン・ガンダムX-3」の解説
F91の夢の産物。刃物(ムラマサ・ブラスター)を持つだけに海鮮料理が上手。
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クロスボーン・ガンダムX3
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「クロスボーン・ガンダム」の記事における「クロスボーン・ガンダムX3」の解説
本機の型式番号はXM-X3であるがX1、X2同様偽装である。機体色は白と青。パイロットは主人公トビア・アロナクス。 本機は他の機体と比較して構造的な違いはほとんどないが、武装面でいくつかの新技術が取り入れられており、実験機としての特徴が色濃くなっている機体である。X1、X2との主な相違点は以下の通り。 フェイスデザインの一部変更(ツインアイ上下の刺青部とサイコガンダム風のマスクデザイン) 胸部前面装甲の強化、およびドクロ型レリーフの追加 ザンバスターの代替武装としてムラマサ・ブラスターを装備 ブランド・マーカー(=ビーム・シールド)の撤去 両前腕部を新開発のIフィールド発生装置内蔵型に置換 胸部コクピットハッチ上部にガトリング砲2門(口径不明)を追加装備 また『ゴースト』連載以前はF97の3番機とされてきたが、『ゴースト』でのX-0の設定から本来の3号機ではなく、実験用の予備機だったことが判明した。X-0が行方不明になったことで繰り上がり、3号機として扱われることとなったのである。 武装 胸部ガトリング砲 胸部コクピットハッチ上部にガトリング砲2門がドクロ型レリーフの目の中に装備されている。 ムラマサ・ブラスター 剣状の本体の外縁部に沿って、小型ビームサーベル(ビームザンバー)を合計14基並べた上、本体内部にブラスターガンを仕込んだ、接近戦・射撃戦の双方に対応したマルチウェポン。 X3腰部右側面のハードポイントに装着される。理論上はサナリィのハードポイントの性質上ハードポイントに装着したままでもビーム射出もでき、クロスボーン・ガンダム本体からのエネルギー供給による威力の上乗せも可能である。兵器の役割的には大型の射撃兵器を格闘戦時に強力な格闘兵器としての役割もできるように設計された。X2のバスターランチャーの上位互換の兵器を目指したものである。 本武装にはセーフティモードが設置されており、トビアがエオス・ニュクス号からX3を強奪した際にはこれを解除していなかった為ビームを発振させられず、そのままの状態で敵に叩きつけていた。 また、作中でトビアは本武装について「近くにあったものを適当に引っ掴んできた」と言及しており、そもそもX3用の武装であったのかどうかさえも不明である(X1の追加武装という説もあり)。ビーム・サーベル14基発生モード 特にビーム・サーベル14基発生させて使用した際の破壊力は非常に高く、既存のビームシールドはもとより防げるものはほとんど存在しない(作中では唯一、本機自身のIフィールド・ハンドならば防御可能)。 ロング・ビーム・サーベルモード また、外縁部ビーム・サーベルの発振を止め、ビーム・ガンの砲口からビーム発振をする事で、通常サイズもしくはロング・ビーム・サーベルとして運用が可能。ゲーム『第2次スーパーロボット大戦α』では、さらにロング・ビーム・サーベルと外縁部ビーム・サーベル全てを発振させた木の葉状の刃を持つ巨大なビーム・サーベルとして運用しているが、原作では14基発生モードとロング・ビーム・サーベルモードのみ登場している(しかし、後に『鋼鉄の7人』に登場したX1フルクロスが光のカリストの搭乗するユーリスディス・シニストラ・ディキトゥスとの対決の際にビーム・サーベル全てを発振させた状態で使用している)。 ブラスターガンモード ブラスターガンモードとしても強力なビームの威力を持ち、ザンバスターより強力なビームを放つ。ハードポイントに接続すればF9シリーズの性質上本体からのエネルギー供給が可能であるため、威力を上乗せしてF91のVSBR、ガンダムF90IIIY クラスターガンダムのメガビームバズーカやX2のバスターランチャーの様に強力なビームを理論上放てる。兵器の役割的には格闘戦時に格闘兵器としての役割も兼ねるX2のバスターランチャーの上位互換の兵器を目指したものである。 本武装は位置付けとしては、X1・X2で云うザンバスターの代替武装にあたるが、グレネードランチャーの機能を有していない。そのため、最終決戦において本機は、作戦の都合上、本武装は腰部ウェポンマウントに装着したままに、核弾頭装備のザンバスターを装備して作戦に臨んでいた。 ゲーム作品では各仕様により名称が区分され、『SDガンダム GGENERATION』シリーズでは、ビームを発振した状態(ビーム属性が付与されている作品もある)を「B・ムラマサ・ブラスター」としている。また、銃としては『SDガンダム GGENERATION』シリーズでは「ブラスターガン」、『第2次スーパーロボット大戦α』では「ムラマサ・ブラスター(射撃)」としている。なお砲口からビームをどのように放つのかは設定されておらず、原作でも表現は様々で明確ではない。 腕部Iフィールド発生装置 両前腕部に内蔵されたIフィールド発生装置。通称「Iフィールド・ハンド」。 高出力のビームを受けた場合に貫通される危険のあるビーム・シールドと異なり、Iフィールド展開中はビーム攻撃をほぼ無効化する事が可能である。 Iフィールドは掌から発生される為、使用時は手をかざす必要があり、また従来の様に機体全体を覆うのでなく、かざした範囲と効果は狭くシールド様に運用するのだが、その分出力が高くこれを活かして従来では効果を求められないビーム・サーベルなどの格闘戦用ビーム兵器を「掌で受け止めて防御」するという、本機ならではの対格闘戦防御オプションを採る事ができる(作中では、クァバーゼのビーム・ソーやエレゴレラが振るったムラマサ・ブラスターを受け止めており、さらに押し戻してみせた)。 しかし、Iフィールドの展開には片側105秒という制限時間があり、それを過ぎると冷却のために120秒間使用不能となる。つまり、左右2基合わせて210秒間はビーム攻撃に対して完全に無敵となるが、展開可能時間と冷却時間に差があるため、結果として冷却終了までの15秒間は、完全に無防備になってしまう。元々エース用に開発された機体であるため、開発側はこの点に関してあまり重要視していなかったようだが、パイロットのトビアは「実験機だからって無責任なものを」と憤慨していた。 『ゴースト』で明かされたフルクロスの設定から、元々はフルクロスの原型に組み込む為の小型Iフィールドジェネレーターの技術をMSに転用した実験兵装だと考えられ、制限時間などもその為だと思われる。 最終決戦仕様 X3が木星戦役時に木星帝国との最終決戦のために追加で装備をした姿。ザンバスターやブランド・マーカーが追加されている。 オプション型ブランド・マーカー 木星帝国との最終決戦において、クロスボーン・バンガードのメンバーは宇宙に出るために液体燃料ロケットでMSを打ち上げ、ビーム・シールドによって大気圏を突破するという作戦をとったが、 X3は前述のIフィールド発生装置装備に伴い、ブランド・マーカー(=ビーム・シールド)は本機の基本装備から外されていた。そのためそれを補うために左腕部に外付けでブランドマーカーを装備した(ブランドマーカーのビームシールド非展開時に左腕のIフィールドが展開できるかは不明)。右腕にはオプション型ブランドマーカーを装備していないので右腕のIフィールドは展開できる。 なお、作中ではビームシールドの機能は使用されていたが、ブランド・マーカーの機能は使用されていない。最終的にオプション型ブランドマーカーは戦闘中に排除されている。 劇中の活躍 本機は劇中中盤に新たに補充された機体。受け渡しの際にトビアが乗り込むこととなってしまい、そのまま出撃。エレゴレラとの戦闘で小破した。 成り行きで実力不相応の機体を駆る事になったトビアだが、それが却って彼のニュータイプ能力の成長を促進する事となり、地球上では「死の旋風隊」の襲撃を受けるも2機を撃破、木星帝国との最終決戦でもカラスのノーティラスやクラックス・ドゥガチの最終MAディビニダドを撃破するなどの活躍をしている。 ドゥガチとの決戦の際は両手のIフィールドを最大出力で展開。大型メガ粒子砲を押さえ込んだまま、トビアはコア・ファイターで脱出し、本機は失われている。X3用の予備パーツはサナリィに残存していたために、後にX1改・改の修理用パーツとして利用された。
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