オルレアンの乙女編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/31 08:45 UTC 版)
「ワールドヒーローズ2 (漫画)」の記事における「オルレアンの乙女編」の解説
第2巻以降に追加されたキャラクター及び、既存キャラクターの動向。 なお、『2』のプレイヤーキャラクター14名のうち、ブロッケンが敵対したため、残りの13人が歴史改変を阻止しようとするのだが、マッドマンは終始ジャンヌの実家に置き去りにされているため、実際に行動しているのは12人である。当初は6人ずつの2チームに分かれて行動したが、すぐに4チームに編成変えとなった(4人組が2チームと、3人組、単独行動という構成。独断での編成ではないと思われる)。初期2チームは、ジャンヌ組がドラゴン、シュラ、ハンゾウ、Jカーン、ジョニー。もう片方はフウマ、エリック、キッド、マッスル、ラスプーチン、リョーコ(ジャンヌが編成した)。 ジャンヌ・ダルク(WH以前) 西暦1428年のフランス、ドンレミ(ドンレミ=ラ=ピュセル)村に住む少女。まだ戦士として覚醒していない(そして、ワールドヒーローズ(WH)参加前の)ジャンヌ。 風車小屋から馬車に飛び降りるなど、ちょっとお転婆な面がある。天使の声を聞いたことがあり、また鳥と仲が良い。 ジャックに攫われた直後も、城の最上階から脱走を図ったが、毎回失敗している。ブロッケンに未来を知らされてからは、己の存在に悩み、能動的な行動は取らなくなった(ただし、知らされたのは火あぶりまでで、タイムマシンで救われたことは伏せられていた)。以後、彼女を「ジャンヌ(WH以前)」として、既存のジャンヌと区別する。 ブロッケン 第二次大戦期のドイツ軍人。サイボーグ化されている。祖国の敗北という「歴史的事実」や、メンバーからの軽い扱い(原子炉を内蔵しているがために、発電機扱いされタコ足配線で電気を奪われるなど)にショックを受け、自己を見つめ直していた。 ギガスの創造の際にも電源として使用されたため、自我がギガスにコピーされる。タイムマシンに同乗し、ギガスをボスと崇めて操り、歴史改変を企んだ。最終的にはナチスドイツの世界征服を目的としている。 第1話ではタイムマシンの設計図を奪い、元の時代に帰ってナチスによる世界征服を行おうとしており、原点回帰の行動といえる。 第4巻では、ギガス、ジャック、リョフ、ジャンヌ(WH以前)と共に表紙に登場した。ジャンヌ以外で表紙に登場したキャラは珍しく、他にはハンゾウとフウマしかいない(共に第1巻)。第4巻表紙でのイメージカラーは水色。 ギガス ゲームでは第1作のボスキャラクターであり、第2作の中ボスも務めた。本作では根腐軸盆博士の造った人造人間で、「疑似(ぎじ)ガドリニウム随縁(ずいえん)システム」を略してギガズだったが、助手Cによりギガスとの提案がなされ、本人もそう名乗っている。 液体金属で構成されており、いかなる人物にも変身可能(この点はゲームと同じ)。しかし、実際には微妙に似ていないらしく、ブロッケンにツッコまれていた。 本作では、頭部がバケツのような形のヘルメット状になっており、左右から一本ずつ角が生えている(下方に向かって湾曲している)。身体はマント状の白い布で覆われている。第4巻表紙でのイメージカラーは銀色。 時間を克服する、という使命から歴史崩壊を目的としており、ブロッケンとはややニュアンスが異なる。タイムマシン奪取の際、ジャンヌに傷つけられたことを切っ掛けに、ジャンヌの時代を最初の標的に定めた。 ジャックとリョフを部下に迎え、城を奪って本拠とし、ジャンヌ(WH以前)を人質にしていたが、どこまでがギガスの意思でどこからがブロッケンの示唆かは不明(J・カーンは、ブロッケンを参謀視していた)。 最終決戦でジャンヌに敗れるが、辛うじて生き延び、ロンドンにあるジャックの住処でブロッケンらと共にいた。 ジャック 第8話オルレアンの乙女編(1)「W・C・T・M・P」最終ページで初登場。ゲームでは、第3作『ワールドヒーローズ2JET』から登場。19世紀のイギリスの殺人鬼切り裂きジャック本人とされている。第4巻表紙でのイメージカラーは紺色。 主に黒い帽子と黒マントで身を覆った状態で行動する(ゲームでは、ラウンド1開始前の姿に当たる)。黒装束の下のパンクファッション(頭部はモヒカン)を見せることは少ない。 女性の絶望した表情が好き、という残虐性を持つ反面、ノリの軽い性格をしている。 「地中に潜る」という異質な能力を持っている。これはゲームの必殺技に準拠した能力であるものの、他のキャラクターに比べ化け物じみた能力となっている。 リョフ 第8話オルレアンの乙女編(1)「W・C・T・M・P」最終ページで初登場。ゲームでは、第3作『ワールドヒーローズ2JET』から登場。三国志時代の武将呂布本人とされている。第4巻表紙でのイメージカラーは緑色。 個性はやや薄く、寡黙でもなくれば饒舌でもない。また、『三国志演義』のイメージと違い、仲間を裏切るような傾向は見られない。他の3人と比べ、元の時代がかなり古いが、チームには馴染んでいた。 暴れるのが好きな豪傑で、最初のエピソードでは手加減を忘れて野党を斬りまくっていた(ブロッケンやギガスは、使える人物は部下にしようとしており、リョフにも指示を出していた)。 ジャンヌ 主人公的なポジションにあるが、本筋から離れた場所で行動している。 ジャンヌチームのリーダーと見られる。メンバーはキッド、マッスル、Jカーン。 フウマ リョーコ、エリック、ラスプーチンらとチームを組む。遠回りした挙句、ハンゾウからの手紙で城に乗り込むが、敵の罠に落ちてしまう。 リョフと2度に渡って対戦した(初戦は敗北)。奥義究極爆裂拳も披露。 事件解決後はなぜか置き去りにされたため、ジャンヌ(WH以前)と共に百年戦争に参戦する。 リョーコ フウマのチーム。ジャックと2度にわたり対戦(初戦は敗北)。再戦では勝利を収める。 ドラゴン シュラ、ジョニーと同じチーム。敵の罠を逆手に取り、リョフの部下に紛れて城に潜入した。 ハンゾウ 単独行動を取っている。ギガスの居城を探り当て、忍鳩を使って仲間に知らせた。 マッドマン ジャンヌの家に置き去りにされたままだった。最後になっても回収されておらず、フウマに目撃される。
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