ASP
「ASP」とは・「ASP」の意味
「ASP」は「エー・エス・ピー」と読み、ビジネスや医療、IT分野や生化学などの様々な分野で用いられる略語で、省略されている言葉によって意味は異なる。略語のため通常は大文字で記載する。一般的な「ASP」の使い方には「Affiliate Service Provider(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)」や「Application Service Provider(アプリケーション・サービス・プロバイダー)」、「Active Server Pages(アクティブ・サーバー・ページズ)」の略語がある。アフィリエイト・サービス・プロバイダーはインターネット上で商品やサービスを提供するECサイトと、ECサイトの商品やサービスの成功報酬型広告を掲載するアフィリエイトサイトを仲介する広告代理サービス、または事業者のことである。アフィリエイト・サービス・プロバイダーを通して、ECサイトとの提携から報酬の受け取りまでを行うことができる。アフィリエイト・サービス・プロバイダーの代表例としては「A8.net(エーハチネット)」が挙げられる。「A8.net」は国内最大のアフィリエイト・サービス・プロバイダーであり、多くのジャンルの広告を取り扱っている。Google Adsense(グーグル・アドセンス)はGoogleが運営するアフィリエイト・サービス・プロバイダーで、一社ごとに企業と提携しなくても自動的にサイトに適した広告が付く。その他にも多くのアフィリエイト・サービス・プロバイダーがあり、化粧品やサプリメントの広告に強い、スマートフォン向けのゲームアプリに特化しているなど、それぞれに特色を持っている。報酬のタイプも広告を通して商品が購入されると報酬になるものから、広告のクリックによっても報酬が得られるものなど様々である。請求できる最低報酬額も事業者によって異なる。アフィリエイト・サービス・プロバイダーの選択は自身のサイトの内容に適しているかや、報酬の条件などによって行う必要がある。
アプリケーション・サービス・プロバイダーは、インターネットを通じて主に業務用のアプリケーションソフトやそれに付随するサービスを顧客に利用させるサービス、または事業者を指す。顧客はアプリケーション・サービス・プロバイダーのサーバーにアクセスして、インストールされているアプリケーションソフトを利用する。財務会計や給与計算、顧客管理や電子カルテなどに限らず、ワープロソフトや表計算ソフトなどの基本的なアプリケーションソフトも流通している。アプリケーション・サービス・プロバイダーの例としては、知識がなくてもECサイトが構築できる「BASE」や、Googleが提供するメールサービスの「Gmail」などがある。ストレージサービスの「Dropbox」も、この一例である。アプリケーション・サービス・プロバイダーが医療情報を扱うこともあるため、厚生労働省は「ASPが医療情報を扱う際のガイドライン」や「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」などを定めている。
アクティブ・サーバー・ページズは、Microsoftが開発したwebページを動的に生成する技術である。動的なwebページとは掲示板や予約フォームなどの、ユーザーや時間、場所などが異なる場合に異なる情報を自動的に表示するものである。アクティブ・サーバー・ページズでは通常はwebブラウザで処理されるスクリプトなどがサーバーで処理され、結果がブラウザに送られる。スクリプトとは、簡易なコンピュータプログラムのことである。アクティブ・サーバー・ページズではサーバー側の処理を動的に反映した、ダイナミックなwebページが作成できる。「.asp」は、アクティブ・サーバー・ページズのファイルに付く拡張子である。
医療用語では、即効型インスリン製剤の「Insulin Aspart(インスリン アスパルト)」の省略形として「Asp」が使われている。マーケティングで使われる「ASP」は、「Average Selling Price(平均販売価格)」である。平均販売価格は、そのメーカーの製品の販売価格の平均だ。アミノ酸の一種である「アスパラギン酸」は「Aspartic Acid」であり、3文字の略号として「Asp」が使われる。「American Selling Price(米国販売価格)」はアメリカの特殊な関税制度で、1922年のフォードニー・マッカンバー法に基づいて関税を計算した方法である。輸入された製品の価格に関税をかけるのではなく、アメリカの同一の製品の価格に対してかけた関税を輸入した製品に適用する保護主義的な手法だ。米国販売価格は、一般的に外国の価格より高い。
「ASP」の熟語・言い回し
「ASP」の熟語や言い回しには次のようなものがある。ASPサービスとは
「ASPサービスとは」は熟語や言い回しではない。「ASP」と「サービス」、「とは」の3語からなる、インターネットで検索する際の検索用語の1つだと考えられる。「ASP」については1章で説明した通りであり、「a」がどんな単語を省略したものかによって内容は異なるが、インターネットを通して様々なサービスを顧客に提供する仕組みである。「サービス」はこの場合、経済用語の「顧客に利便性や満足を与える無形の価値」だ。「とは」は連語で、格助詞の「と」と係助詞の「は」が結びついたものである。連語は、2つ以上の単語が結びついて1つの単語と似たような働きを持つ語のことだ。この場合は、定義や命題などの主題であることを示すために用いられている。本来は定義や命題を説明する文が続くはずの言葉であるが、定義や命題を調べるための用語なのでその部分は省略されている。「ASP」には「ASP」が提供するサービスの意味も含まれているため、その意味では「ASPサービス」と言うと「サービス」という語が重複する。「ASP」が「ASP」の事業者を指している場合は、「ASP」の事業者が提供するサービスの内容を検索するための語だと推測される。
ASP事業者とは
「ASP事業者とは」も、熟語や言い回しではなく検索用語だと考えられる。「ASP」と「事業者」、「とは」の3語からなる。「ASP」については1章で説明した。「A」が「Affiliate」ならECサイトと、成果報酬型のECサイトの広告を設置するアフィリエイトサイトを仲介するサービスまたは事業者である。「A」が「Application」の意味なら、インターネットを経由してソフトウェアやソフトウェアの稼働環境を提供するサービスまたは事業者となる。具体例についても前述の通りである。「事業者」は「生産や営利などの目的で継続的に会社や商店などを経営する仕事をする人、または法人」である。「とは」の働きは「ASPサービスとは」の場合と同様だ。従って「ASP事業者とは」は、「ASP」の仕事をする法人がどんなものなのか、もしくは具体的な「ASP」の仕事をする法人を検索するための語だと推測される。
ASP登録とは
「ASP登録とは」も熟語や言い回しではない。「ASP」と「登録」、「とは」の3語からなる中断された文である。インターネットでの検索に用いられていると考えられ、「ASP」はすでに述べた通り「ASP事業者が提供するサービス」または「ASP事業者」を指す。「登録」は帳簿や行政官庁などの公簿に載せることだが、この場合は「ASPを利用するために、事業者が求める必要事項を入力すること」である。「とは」の意味は前述の通りだ。「ASP登録とは」は、「ASPに登録するという意味」、もしくは「ASPに登録する方法」を検索していたと推測される語である。
lgwan ASPとは
「lgwan ASPとは」も熟語や言い回しではなく、「lgwan ASP」について知りたい時のインターネットの検索用語である。「lgwan ASP」と「とは」から構成される。「lgwan ASP」は、正式には「LGWAN-ASP(Local Government Wide Area Network‐Application Service Provider)」だ。「lgwan」は略語のため小文字で省略する場合、一般的には省略部分にピリオドが必要である。固有名詞であることからも、公式には大文字で記載する必要がある。「lgwan ASP」は「総合行政ネットワーク・アプリケーション・サービス・プロバイダー」と訳される。府省や地方公共団体、公益法人や民間企業などのサービス提供者が、サービス利用者である地方公共団体に、品質とサービスレベルの高い各種行政事務サービスを提供している。具体的なサービスは次の4つである。
・アプリケーション及びコンテンツサービス:アプリケーションや情報コンテンツなどの提供
・ホスティングサービス:アプリケーションとコンテンツサービスが稼働するための、機器の提供と運用管理
・ファシリティサービス:ホスティングサービスに利用する機器のための、設置スペースや設備の提供
・通信サービス:LGWANに接続するための専用回線の提供
「とは」についてはすでに述べた。
エー‐エス‐ピー【ASP】
読み方:えーえすぴー
《application service provider》インターネットを経由して、サーバー上のアプリケーションソフトを利用するサービス。また、そのようなサービスを提供する業者のこと。
エー‐エス‐ピー【ASP】
エー‐エス‐ピー【ASP】
読み方:えーえすぴー
ASP
ASPとは、(1)Active Server Pages、(2)Affiliate Service Provider、あるいは(3)Application Service Providerの略称である。
(1)フルスペル:Active Server Pages
読み方:エーエスピー
ASPとは、Webページの「動的に」生成することができる機能のことである。Microsoftから提供されているもので、Webサーバー「IIS」(Internet Information Server)の拡張機能として用いることができる。
JavaScriptやVBScriptで記述されたスクリプト言語や、ActiveXコントロールなどのコンポーネントは、通常はWebブラウザにスクリプトごと送られ、ブラウザにおいて処理される。ASPにおいては、スクリプト等の解釈・処理がサーバー側で行われ、その処理結果のみがブラウザに送られる。
サーバーで処理され、処理結果のみが返ってくる仕組みを採用することにより、データをデータベースに格納したり、データベースとコンテンツを連動させたりといった、サーバー側での処理を動的に反映できるダイナミックなコンテンツが生成可能になる。
(2)フルスペル:Affiliate Service Provider
読み方:エーエスピー
この場合のASPとは、インターネット上で商品の販売やサービスなどを行っているECサイトと、そのサイトの広告を掲載しているアフィリエイトサイトとの間を仲介している、広告代理サービスのことである。ASPのサービスを利用する事で、ECサイトとの提携から報酬の受け取りまでをアフィリエイトサービスプロバイダを通じて容易に行うことができる。
(3)フルスペル:Application Service Provider
読み方:エーエスピー
この場合のASPとは、インターネットを通じて、アプリケーションを顧客に提供する事業者のことである。
ASPは、自社の保有するサーバーにアプリケーションソフトをインストールし、そのアプリケーションソフトをインターネット越しにレンタルしている。顧客(クライアント)はWebブラウザを用いてアプリケーションにアクセスし、自分の業務に利用することができる。
ASPによってアプリケーションをレンタル利用することには、導入費用や手間などを大幅に削減することができるメリットがある。ユーザーのパソコンには個々のアプリケーションソフトをインストールする必要がなくなるので、企業内の情報システム部門の負担であるアプリケーションのインストールや管理、および、そのアップグレードなどを独自に行わなくて済むようになる。これとほぼ同様の理由でアプリケーションを提供する企業からもASPが歓迎される傾向にあり、従来のように業務横断型ソフトウェア(ERP)などの大規模な業務システムだけでなく、ワープロソフトや表計算ソフトといったごく基本的なアプリケーションもASPによって流通するケースが増えてきている。
クラウドコンピューティング: | Windows Azure Zyncro |
サーバー: | JSP ASP Apache アクセスログ BizTalk Server |
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