アルテア界
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/24 15:28 UTC 版)
「アクエリオンEVOL」の記事における「アルテア界」の解説
カグラ・デムリ 声 - 内山昂輝 非常に好戦的なアルテア界の青年軍人。その正体はミカゲによって二分された、もう一人のアマタ。ミカゲにより記憶が封印された上で彼に育てられ、幾度と無くアマタと戦うこととなった。 アマタと同じくアポロの生まれ変わりであるためミコノに強い執着を見せ、後に彼女を手に入れるためにアルテアを裏切る。さらにミカゲに操られたゼシカに扇動され、ソーラーアクエリオンを入手し、アルテア軍のアブダクター部隊を殲滅した。 その後、ミカゲに乗っ取られエンシェントAQへと変形したアクエリオンからゼシカと共に脱出。アポロの生まれ変わりであることや運命などを気にせず、自らの意志でミコノを取り戻そうとするアマタの姿を見て心境の変化を生じ、自らの能力でアマタを後押しする道を選んだ。 最終戦後はネオ・ディーバの一員としてゼシカと共にアマタとミコノを待つ。小説版ではかつての聖天使学園への襲撃事件からの引け目から学園には駐留せず、近辺の森林で過ごしているとされている。 1時間スペシャルでは、世界にヒビが入る現象事件時にベクターゼドに乗り込み、ゼシカとユノハと出撃しアクエリオンEVOLに合体後、ヒビから出てきたアポロが乗るソーラーアクエリオンとぶつかり合う。同じ存在のせいか、ベクターから降りてからもアポロと睨み合う。 エレメント能力は逆さまの力。任意の物理的事象を現実と逆の状態に変えることができる。また、獣の姿へと変身することができる。 トワノ・ミカゲ 声 - 中村悠一 アルテア界の神官。長らく氷の結晶の中で眠りについていたが「無限拳」の復活に呼応して目覚める。 その正体は、前作に登場した堕天翅族の頭翅の生まれ変わり。1万2千年前の創聖合体の最中、アポロと魂が融け合ったことにより、彼がアポロニアスの転生者ではなく下等な翅犬の転生者であったため、絶望と憎悪が闇の部分だけを転生をさせ全ての愛を壊すべく行動するようになる。 ヴェーガとアルテアの衝突・合体を画策することにより、一つになった後の生命の死に絶えた地球における神(創造主)となるという目的を抱き、そのためにアポロの転生者であるアマタ、シルヴィア(セリアン)の転生者であるミコノへの個人的な復讐も兼ね、アマタから切り離したカグラを自分の駒として育て上げ、ミコノ共々神話型アクエリオンを操縦するための道具とした。 カグラとミコノを精神操作で沈黙させ、美しくも虚しい「独りだけの合体」を果たしてエンシェントAQを操り、アクエリオンEVOLとの決戦に臨む。しかし、アマタが創聖合体を果たしたことで、エンシェントAQが変形したアクエリオンLOVEから追い出され、不動の(生身の)肉体を乗っ取ろうとしたが、アポロニアスの転生者である不動に受け容れられ、復讐心を鎮められる結果となった。 頭翅本人はアポロ、シリウスと共に“人柱として地球を救う”運命を受け入れており、ミカゲはあくまで頭翅の一部であるに過ぎない。 イズモ・カムロギ 声 - 安元洋貴 アルテア界最高司令官。ヴェーガへの侵略行為を「聖戦」と称し、アルテアの未来を自らの双肩に背負って戦う最高指導者であり、アマタ(カグラ)の実父。 はねっかえり者のカグラには手を焼いている。また、人的犠牲やエネルギーの浪費を全く省みない上に、自分の意向を平然と無視するミカゲには、それ以上に警戒心を抱いている。 アルテアの未来に対する責任感は人一倍強く、種の存続のために、時空転移にも耐えられる素質を持ったレア・イグラー(後述)を選びアルテアへ迎える、という計画を立案・指揮するが、その行動原理は良くも悪くもアルテア側の種の存続最優先であり、何人ものヴェーガの女性を犠牲にした。 若かりし頃、レア・イグラー調査のためにヴェーガへ赴いた際にアリシアと出会い、やがて恋仲となった彼女との間にアマタを授かる。しかし、アルテアへ帰還した際にミカゲに彼女の存在が露見し、やむなくアリシアをアルテアへと迎えることとなった。 神話型アクエリオンとの交戦中に乗機(アフラ・グニス)を撃破され重傷を負う。真実を知ったアマタにより介抱されるが、直後に「イヴの呪い」の真実と原因を知ると同時に事切れてしまう。しかしアリシアの声によって諭され、魂はアリシアと共に星空の彼方へと消えていった。 ジン・ムソウ 声 - 福島潤 女性の死滅により、アルテア界に生まれた最後の少年。電子戦や兵器設計などに関して高いスキルを持ち、過去の戦闘データを基にしたシミュレーションでは無敗を誇る。 3度目の対戦・敗北後は、イズモにレア・イグラーの探索とアクエリオンの奪取を命じられ、編入予定のエレメント候補生になり済ましアクバルジン・バドバヤールの偽名を使って聖天使学園に潜入する。 ヴェーガ(地球)の文化や女性に関する予備知識を持たないことに加え、周囲との交流に消極的だったため、行く先々でトラブルを起こす中ユノハと出会う。彼女への淡い恋心を覚えるとともにアルテア側の侵略の正当性について疑問を抱くようになり、後にアルテアから離反。しかしそれを知ったミカゲの制裁を受け、ユノハに看取られながら帰らぬ人となった。アルテア界ではその死はミカゲによって戦意発揚のプロパガンダに利用された。 エレメント能力は断ち切る力。物理的な繋がりを断ち切ることができる能力で、カイエンにスパイ行為を疑われて銃撃を受けた際に、自分を庇ったユノハに逆に銃弾が当たりそうになったのを守ろうとしてこの能力が発現したが、自身にエレメント能力があることまたは発現する可能性があることは、その瞬間まで自覚していなかった。 彼と数名のエレメント候補生の死は、生き残った候補生達に自分達が戦場生活を送っていることを自覚させるきっかけとなり、恐怖に駆られて退学する者も現れた。 1時間スペシャル創勢のアクエリオンEVOLでは別次元の時間軸にて彼の魂が日本の各地を旅する少年・月島シンとして転生していたことが判明。朧気ながらジンと思われる面影が現れることもあり、同じく転生したと思われるユノハの面影をもつ少女・河津ユノと運命的な出会いを果たす。数々の出来事を経てシンとユノが思いを通わせたことで、次元を超えてジンの魂の声がついにユノハのところへたどり着く。自分を気遣ってくれたお礼と様々なことに巻き込んでしまったことへの謝罪、そして彼女のことを本当に想っていたことを伝え、創勢のアクエリオンEVOLが完結する。
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