つき‐だし【突(き)出し】
突出し、突き出し
突出
- 遊女が始めて店を張り、客を取ること。昔は姉女郎が妹女郎を始めて振袖新造に出し、即ち見世へ出す時は楼主より一切の斡旋を姉女郎に依頼するものにて、姉女郎は妹女郎を広めの為め五丁町を連れ歩くこと七日間、其行装花魁道中に同じ、明治初年以来此事絶ゆ、今、初見世といふ。
- 遊里にて女郎が初めて店に出る事をいふ。初店のこと。〔花柳語〕
- 遊里にて女郎が初めて店に出る事をいふ。初店のこと。
- 〔隠〕遊里で女郎が初めて店に出ること。初店のこと。
- 遊廓で女郎が初めて店に出ることをいふ。初店と同じ。
- 女郎が初めて店に出ることを云ふ。
- 遊女が始めて店を張ること。
- 遊女が始めて店に出ること、おどおどしているものを無理に突き出すの意。
- 女郎が初めて店に出ることをいう。
突出し
突出(つきだ)し
突き出し
突き出し(つきだし)とは、相撲の決まり手の一つである。相手の胸や顔を掌で突っ張り、土俵の外に出す技[1]。最も基本的な技の一つであるが、寄り切りや押し出しに比べれば出現頻度は少なめである。
明治から大正にかけての横綱太刀山峯右エ門の突きは強烈で、“一突き半で相手を突き出す”ということから「四十五日(一突き半→一か月半)」の異名をとった。その後も突っ張りの強い力士が一気に突き出しで決めたときには似たような言われ方がされる。
突き放し
現在公式の決まり手の名称としては採用されていないが、現在公式の決まり手の突き出しに含まれるもののうち、突っ張って、ポーンと一突き、相手が弾け飛んでしまった場合には、古くは「突き放し(つきはなし)」と呼ばれた。
公式決まり手制定以前において、「突き放し」として報道・記録された取組は非常に多いので、ここでは双葉山が「突き放し」で白星を記録した取組のみを例示する。
脚注
- ^ 『大相撲ジャーナル』2017年7月号 p74
関連項目
つきだし
「つきだし」の例文・使い方・用例・文例
つきだしと同じ種類の言葉
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