その他の兵器・メカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/27 16:23 UTC 版)
「新竹取物語 1000年女王」の記事における「その他の兵器・メカ」の解説
アンドロイド戦車 漫画版に登場し、ラーメタルに到着した地球人たちを襲う。映画『わが青春のアルカディア』に登場したメカと同一のデザイン。左右に伸びたアームからビームを放って攻撃する。驚異的な復元能力を持ち、1000年盗賊による戦闘艦の分解衝撃砲を使用して原子レベルで分解、消滅させても復元した。しかし、1000年女王が赴くと無抵抗となり、たちまち後退していった事から、1000年女王の威光には逆らえない模様。 ラーメタル戦車 TV版40話に登場。地球戦車に近いデザインで、右側に単装砲を備えている。ラーメタルに戻った弥生のゴンドラを囲み、聖女王の怒りに触れて幽閉された後、始に救出された弥生が地球に戻るのを阻止しようとしていたが、弥生の超能力に蹴散らされ、逃走を許してしまう。 地下空洞専用円盤 漫画版とTV版に登場した小型円盤で、漫画版では夜森が雨森所長を地上に送るために使用し、ラーメタル接近に伴う天変地異の中で、所長を第四科学局ビルまで送り届ける。だが、そのビル内は既に1000年盗賊のものとなっており、夜森に促されて所長は共に第四科学局を発って、地下空洞へと避難するも、その避難途中にゲートに後ろ部分を挟まれて大破してしまうが、夜森も所長も脱出して難を逃れた。 TV版では、地下大空洞に降り立った始に、地底大団地をはじめとした場所へと案内した。 警備ロボット 漫画版に登場。魔女惑星カーミラに配備されているハンニバル配下のロボットで、ボール状の本体から、クモやタコのような長い脚を複数本生やしたような形状。複数で行動し、カーミラ地表を警護巡回している。その外観に似合わず高性能で、カーミラに不時着したインセクターシップから降りた始とアラジンを拘束。その際、アラジンが採った擬死行動も簡単に見破っており、ロボット達の「抵抗すると破壊する」という脅しにはアラジンも始も屈する他なかった。 昇降リフト 漫画版で弥生が地下空洞と、機械宮殿を行き来するのに使用する二人乗りの立ち乗り型リフト。TV版のスペシャルでは、ゴンドラから降りる時に使用された。 探査衛星 TV版に登場したIDHの無人観測衛星。ラーメタルに接近し、その全容を探ろうとするが、ラーメタルからの攻撃で破壊されてしまう。 フェニックス TV版に登場したIDHが開発した超大型ミサイル。30話で地球に接近するラーメタルに対し、宇宙の法則を変えたり、惑星の破壊を好まず、地球、ラーメタル双方の被害を抑えたい雨森教授の提案で、ミサイルの爆発力を利用して軌道を変える「フェニックス計画」の実行兵器として使用され、夜森の脅迫と妨害にめげずに発射された。その結果、V1、V2、V3の3機がラーメタルの北極点に命中、地殻変動を起こして軌道を僅かに変えたものの、地球への被害影響までは殆ど変えることは出来ず、計画は徒労に終わった。しかし、IDHは作戦失敗の事実を公表すれば、地球人がパニックを起こすと恐れ、ラーメタル激突寸前まで隠蔽するしかなく、そればかりか、ラーメタルを傷つけられた事でラーレラを刺激し、機甲団による報復を招く結果となってしまう。 弥生のバイク TV版で弥生が使用する赤い二輪車。物語初期~中期に使用された。TV版は現存車輛のように四輪、二輪の両方の車が描かれたが、後述する映画版では主要陸上ビークルの多くが、タイヤを排したエアカーとなっており、やや現実のデザインを流れに沿っているTV版の車輛と、より未来的、SF的に造っている映画版と車輛及び、その世界観の違いを浮き彫りにしている。 1000年盗賊の専用車 TV版で1000年盗賊が多用する黒い高級車然とした車。日本車か、日本輸入向け外国車種のような右仕様ハンドル。 雨森所長の車 TV版での雨森所長の愛車で、所長は下駄履きにも関わらず、器用に運転している(現在は下駄履きでの乗車運転は禁止(道路交通法第七十条))。マツダ ファミリアAPに酷似したフロント形状。 重力バイク 映画版で始が乗った小型のバイクで、二輪を排したデザインで、浮揚して進む。ラーメタル接近による隕石落下で、弥生の身を案じた始はこれで弥生のマンションを訪れたが、そこで永久管理人と出会う。 エアカー 映画版で弥生の愛車としてデザインされた白いエアカー。四輪だけではなく、ハンドルなどの類は無く、磁気カードを入れてコース設定をすることで、コンピュータが自動的にそこへ案内するというもので、ドライバーが運転する必要は無い。対照的な赤いカラーのセレン専用カーもある。 ラーメタルエアカー TV版でラーメタル側が使用するエアカー。屋根の無い開放式で車体中央で運転し、後部にも席がある。地下基地に運び込んだものと、ラーメタル星で使われているものが登場している。 盗聴器 TV版で弥生の行動に不審を抱き、夜森の話に信憑性を抱いたゲランが、弥生や始の動きを探る為に、蝶や花の中に仕込んだ盗聴器で、そうした偽装をして2人の元へ送り込んだ。これで1000年女王と1000年盗賊の話し合いを襲撃したり、動きを事前に察知するなどの妨害工作を行った。 改造マシン 漫画版に登場した強制知識習得マシン。人間の身体を椅子に拘束し、頭にヘルメット状のヘッドギアを被せて、スイッチを入れると何億冊もの書物等の知識を一瞬で詰め込む機能を持つ。それを受けると別人のように、本人が知りもしない知識までインプットされていて、それを応用して単独で宇宙船を動かしたり、戦闘技能なども習得したり、様々な科学的分析なども行うなど、本人の潜在意識の中に封じられている力をも呼び覚ませる事すら可能だが、7、8時間くらいしか効果は持続せず、それを過ぎると元の木阿弥となってしまう。 本編ではその改造を受けるのはもっぱら始だったが、改造時には強烈な脳刺激が及び、失神する程の衝撃が走るので当の始もかけられるのを嫌がっていた。TV版と映画版では劇中に登場しないが、TV版と映画版で脚本を担当した藤川桂介がノベライズしたコバルトシリーズ版には登場している。 『宇宙交響詩メーテル』では、プロメシュームが「儀式」と称してメーテルにこの装置を使用し、歴代1000年女王の記憶の引き継ぎを行っている。この場面では地下大空洞内のジャングルやメーテルにとって面識のない永久管理人やミライ、夜森などのイメージ映像が挿入され、彼女に歴代女王の記憶が引き継がれていることが描写された。
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