いまどき下町物語
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「夢で逢えたら (テレビ番組)」の記事における「いまどき下町物語」の解説
根津の老舗扇屋店の扇屋を舞台にしたお茶の間コント。毎週ゲストを迎えメンバーは扇屋の家族と周囲のキャラに扮しコントを繰り広げる。思いつきで松本が拳銃を発砲したことから、それまではコントのオチの儀礼的なものだった「おしおき」が、コント中に壊れたスタイリーなどで体を張ったものになり、現在の若手芸人出演のコント番組に見られるシチュエーションコントの原型を作った。このパターンは『ごっつええ感じ』の「ハマダ芸能社物語」に継承される。全41回。 登場キャラレギュラー畑野プチトマト(浜田)/親父 婿養子で元ヤクザ(黒ドスのプチ)。職人ではなく経理や営業などの事務担当。職人募集ポスターを作るなど店の守り立てに努力している。「パンパンパン」(後背位の性交渉)という下ネタが好き。 畑野イネ(清水)/母親 肝っ玉母さん。ごぼう左衛門の娘。苗字は「はたけの」と読む。 畑野もも子(野沢)/長女 OL。ムギ太郎・ネギ太郎兄弟と二股をかけている。 畑野いも助(南原)/長男 もも子の弟 日芸を目指す浪人生。自分の名前が嫌いで「いも助」と呼ばれると怒る。当初は普通の服装だったが、後にスピードスケートの選手のコスチュームのような全身タイツ姿になる。最終回でその格好は村さんに呪いをかけられたからだと判明する。 畑野ごぼう左衛門(松本)/祖父 扇職人。「てやんでぇべらぼうめぇ!このスットコドッコイのイカレポンポンチキのおどるポンポコリンがぁっ!」などのメチャクチャな江戸弁(べらんめぇ言葉)を使う。中盤以降忽然と姿を消すが、タイトルバックでは全話登場している。 ムギ太郎(内村)/自称東大卒のもも子の彼氏。「おしおき」(メンバーが両手両足が持ち上下に揺らす「ちょうちょ」、文明堂のCMソングに合わせて相手を蹴る「文明堂」、ピストル発砲など)オチは「ムギ太郎いぢめ」と呼ばれる。最終回までタイトルバックに登場しているが、登場回数は初期の数話と最終話のみ。 村三吉(内村)/コーヒー店BY THE WAY倒産後、料亭よしこで働いていたが、なりゆきで家の隣にあった扇屋で働くことになる。愛称は村さん。畑野家からは立場的にも性格的にも蔑まれている存在。食事を床で食べさせられる。(後にガララニョロロも同じ扱いを受ける) ガララニョロロ(松本)/中盤から登場した「〜ニョロヨ」が口癖の蛇人間の警官。敬虔なクリスチャン、性格は自称小悪魔。一人称は「本官」。見境なく発砲する危険人物である。後のダウンタウンの冠番組である同局の『ダウンタウンのごっつええ感じ』内のコント、世紀末戦隊ゴレンジャイに出演したり、日本テレビ『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』内での罰ゲーム「ガララニョロロでズームイン!」でも使用されるなど番組や局の垣根を超えて出演することがあった。最終回では村さんに呪いをかけられたごぼう左衛門だったことが発覚する(それでも呪いは解けず、最終的にごぼう左衛門の正体はボブであった)。 準レギュラー村美奈(伊藤美奈子)/三吉の孫娘。隣に住むいも助に「夜のオカズちゃん」と呼ばれ、惚れられている。高校生。登場初期ではおしとやかな性格だったが、次第にプチトマトを「デブッチョ」と罵るほどに変化した。 料亭よしこの女将のよしこ(雑賀みか)/三吉の愛人、通称「おもしろマドンナ」 ネギ太郎(宮川一朗太)ムギ太郎の弟。後にもも子の彼氏。内村に顔が似ているということで宮川が採用された。 ハブ子(野沢)/ガララの恋人。語尾に「ハブ〜」が付く。 ゲスト山野カブエ(内村)/ごぼう左衛門が惚れたお婆さん。コント中にヅラが取れ扇屋の土地を横取りしようと変装したムギ太郎という事に変更された。 すっぽんの銀次(内村)/ビルを立てようと扇屋の土地を狙うヤクザ。 内村糸之(内村)/日本舞踊の達人。いも助に「オカマ野郎」と罵られる。 トム(松本)(本名:フェルナルドセン・メンフェルメルナルド 職業:豆運び)/留学生として1回だけ登場。登場時のタイトルは「ボブじゃないっす!トムっす!」。 踊りの先生(ただのあっこ(振り付け))/イモ助がダンサーになろうとして師事した先生。 トモコ(中嶋朋子)/いも助の幼馴染。料亭よしこのバイトに雇われた。 ヤクザ(不破万作)/ガララの転職先である組の兄貴分。 レポーター(毒蝮三太夫)(ゲスト出演)/お花見レポーターとして登場。プチトマトに「アラシ隊員〜」と突っ込まれる。 村二吉(内村宏幸(構成))/三吉の先祖。扇屋地下に埋蔵されている村野小路家の財宝を発掘するよう二吉に進言した。他にもムラピン王国国王役等で度々登場。 TV局ディレクター(山田康雄)/ドキュメンタリー番組の取材で扇屋を訪れる。ルパン三世風のジャケットを着てルパンのものまねをする。『お笑いスター誕生』風のナレーションでウンナンを象さんのポットといじる。 レポーター(北原つん)/ドキュメンタリー番組のレポーター。 ヒロミ/オープニングで相方二人が殺された仕返しに扇屋へ乗り込んできたという設定。その後、畑野プチトマトから渡された毒まんじゅうを食べて、フレーム外で断末魔をあげて死亡するだけの役。ちなみに、前週に前フリとなるショートコントが放送されていた(ダウンタウンが清水ミチコと野沢直子を雇い、「ウッチャンナンチャンをダウンタウンと間違えるファン」を演じさせて嫌がらせをした後、2人に毒まんじゅうを手渡しB21スペシャルに食べさせに行かせるという内容のコント)。 クマさん(篠原勝之)/扇組合組長。扇屋の総出のお花見に強引に参加した。 ムラピン王国国王(内村宏幸(構成))/下町の生活の見学のため扇屋を訪れた。 召使(木原つん)/ 京本政樹/扇屋にするためにやってきたさわやかな扇職人。神田にある扇屋万年堂と間違えて弟子入りしたためにメンバー一同から「ちょうちょ」をくらうはめに。 原田先生(原田大二郎)/いも助が通ってた高校の先生。いも助の指導のために扇屋を訪れた。扇屋の一同まで鍛えなおそうとするほどの熱血ぶりだったが、実は高校教師を辞して家庭教師を装って教え子の家を次々と訪問していた。 ヒロシ(前田吟)/近所の印刷屋。町内の子供会の出し物「ももたろう」の犬役をやることになったが、通し稽古での衣裳が小っちゃい犬の耳を付けただけだったために、怒りを買ったメンバーからの「ちょうちょ」をくらった。 宮尾すすむ/「社長名鑑」の出版社の社長。プチトマトの名前が名鑑に載ったことを祝って扇屋を訪ねた。この回は長男の雅史も出演した。 署長(荒井注)/ガララ、ハブ子の上司。 整体師(関根勤)(ゲスト出演)/ギックリ腰になったプチトマトを治療するために登場。このコントにスタイリーを持ち込んだ張本人。 組長八名信夫 大泉クリニック院長(大泉滉)/出張健康診断の名目で扇屋にやってきた無免許医師。 石原刑事(石原良純)/ 夏木雲海(夏木ゆたか)/ごぼう左衛門の供養のために扇屋を訪れた(一応)僧侶。かなりのお喋りで、勝手にジャンケン大会を仕切った挙句、賞金6万円をお布施として徴収したために。スタイリーのおしおきをうけた。 お祭りヒロちゃん(森口博子)/町内会の祭で行われる神輿担ぎの練習を聞きつけ扇屋に現れた。 電器屋(武田鉄矢)/扇屋に導入される電子計算機の説明でやってきた。ほとんど金八先生ばりのキャラクター。説明というよりは授業に近く、コンピューターの操作という範囲から逸脱したがために扇屋の怒りを買い、スタイリーのおしおきをうけた。 加藤優(直江喜一)/武田と同じ電器屋の従業員。 ボブ(松本)/最終回でガララの正体はごぼう左衛門だったことが発覚したが、そのまた正体はボブだった。最後は手ブラで乳首を隠しながら、「ダウンタウンの松本です」と淡々と言い、他のメンバー全員から「なーんやそれ!」と一斉に突っ込まれていた。
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