「黄金の男」編から「海底の墓標」編まで
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 09:33 UTC 版)
「海賊ギルド」の記事における「「黄金の男」編から「海底の墓標」編まで」の解説
ハンマーボルト・ジョー 声:細井重之(TV版)、仁内達之(PCエンジン用ゲーム)、戸谷公次(プレイステーション用ゲーム) 「黄金の男」編で初登場。宇宙カジノ「ラスベガス・ステーション」の支配人という表の顔を持つ、海賊ギルドの幹部。カメラ付のマスクと戦闘服を着用し、いずれもカラーは黒で統一している。カメラアイとロケットを仕込んだ鋼鉄製の両手を持ち、射出後はカメラからの映像を元にロケットパンチを使う。その一撃は「ハンマーボルト」の名前通りの威力で、レディを押さえ込むほどのパワーを有する。金塊を巡るコブラとの戦いではコブラをKO寸前まで追い込むが、重力発生装置を切られて無重量状態に陥り、両手のコントロールが乱れた隙を突かれて敗北。宇宙空間に吸い出されるも死んではおらず、その後「ザ・サイコガン」編にてコブラにリベンジをかける。 「ザ・サイコガン」編では冒頭で情報屋を訪れたコブラを襲撃。ロケットパンチでコブラを地下駐機場まで追い込むも、ジョー本人がエレベーターで追跡してくることを察知したコブラに隣のエレベーターへ逃げ込まれ、エレベーター同士が擦れ違う瞬間にサイコガンを連射されて敗れた。 TV版では13話で登場。両手で三角形を作り、三角形の形をしたエネルギー弾を放つという攻撃方法に加え、鋼鉄製の両手を取り外した両腕からも三角形の形をしたエネルギー弾を発射できる。 冒頭シークエンスが変更されたため、OVA版の「ザ・サイコガン」編には登場しない。また、これに併せて刊行されたメディアファクトリー版のコンビニコミックでも、登場シーンがカットされている。 「刺青の女」編をベースにしたPCエンジン版では、中盤のボスキャラクターとして登場。ジェーンを殺害し、コブラを叩きのめして一時は敗走に追い込む。その後レディを人質に取って、怒りに燃えるコブラと決着をつけようとする。原作でもロケットパンチを駆使した格闘術に限ってはコブラを圧倒していたが、本作ではそれに輪をかけて強く、通常のサイコガンが一切通じないほどである。 「黄金の男」は少年ジャンプ増刊号に読み切りで発表されたエピソードのリメイクであるが、増刊号ではジョーの役割をクリスタルボーイが行っていた。 ジゴバ 声:加藤精三(TV版) 「サイコガンの秘密」編で登場、TV版では2話での登場となる。銀河系中の女性を他の銀河系に売りつけている奴隷商人で、全身が鱗に覆われている。誘拐した女性・ビビを脅迫してコブラのサイコガンを盗撮させた。ビビ曰く「狡知に長けた悪魔そのもの」。エーゲ海の小島に宇宙船を停泊させ、盗撮で得た写真からサイコガンを解析してそのコピーを製作、部下にそれを持たせてコブラを迎え討った。自分の体の原子構造を変えることで物質の間を自由に移動可能。これによりコブラを翻弄し、レディの体に乗り移って彼を殺そうとしたがレディの機転と彼女のアドバイスを思い出したコブラによって倒された。 「サイコ・ガンの秘密」は少年ジャンプ増刊号に最初に読み切りで発表されたエピソードをリメイクしたものである。発表順だけで言えばコブラが最初にあった強敵である。 ランド 声:徳丸完(TV版) ラル星のランド競技場をホームグラウンドとするラグ・ボールチーム「レッド・サクソンズ」のオーナー。その裏では海賊ギルドの一員としてロド麻薬の密売ルートに関わっている。チームの運営・経営にも通じており、新人選手として潜入したコブラに一軍昇格を餌に八百長試合を持ちかけた。 コブラの活躍で麻薬ルートを暴かれて銀河パトロールに逮捕され、死刑を待つ身となるが、指輪の宝石の形で隠し持っていた怪物マーメイドの卵を孵化させ自身は看守の銃を奪って自殺、パトロール基地に未曾有のバイオハザードを巻き起こす。ドミニクのセリフによれば、ランド競技場が摘発されたことでギルドのすべての麻薬組織を摘発できたという。 TV版および「ラグ・ボール」編をデジタルカラー化したMFコミックス版では、マーメイドのシークエンスはカットされている。 ブライアン・リード 声:石田太郎(TV版) 「死の商人」編で登場。表向きはレオード社という自動車会社の社長だが、実は武器製造を行っており、いわゆる「死の商人」。そしてその正体は「刺青の女」編で倒されたクリスタル・ボーイである。コブラと落ち合う約束をしていたレディを、新商品として発売予定のサイボーグ兵士「コマンド・ゲリラ」を利用して捕らえて鋼鉄の外装と防弾ガラス張りの本社ビルに拘束し、その最上階にある社長室で彼女の救出に向かったコブラを待ちうけていた。このとき人工皮膚で生身の人間を装っていたが、右手の鉤爪はそのままだった。 TV版では25話で登場。ボーイとは別人物の扱いであり、生身の人間である。また、鉤爪もつけていない。 アイアンヘッド 声:尾崎圭子(TV版)、高島雅羅(コブラ・ザ・アーケード) 「海底の墓標」編で登場、TV版では23話の登場となる。海賊ギルド幹部の女性型サイボーグにして、コブラとドミニクのバカンス先の海に海底基地を築いた一味のボス。20億ドルの金塊を積んだ豪華客船クイーン・ギャラディ号を沈めたばかりか、居合わせたコブラ達にも攻撃をかけてドミニクを海底要塞へと連れ去った。長い髪の毛と2本の長い角が付いた鋼鉄製の頭部を持ち、髪の毛を相手の首に絡ませて締め上げることもできる。この頭部は単独飛行が可能で必要に応じてサイボーグの体を交換でき、その中の一体は鋭い剣とサイコガンをも弾く盾を装備している。 TV版では名前の通り頭部は鉄のような色をしているが、アーケード版では交換後のボディーと同じく金色である。シーメン 声:神保恭子、滝沢久美子、高田由美、大原美佳子(TV版) アイアンヘッド配下の女性戦士たちで、キングコブラの猛毒を塗った矢を撃ち出す武器を使用している。コブラ曰く「人魚」。潜水に適した格好をしていて、髪の毛で水中の酸素を捉えて呼吸することができる。そのため酸素マスクやボンベを必要としないが、髪の毛を焼かれると呼吸不能に陥ってしまう。 エリス 声:島津冴子(TV版) シーメンの毒矢を受け、気絶したコブラを介抱した女性。コブラにギルド配下のアイアンヘッド一味のことを教えたが、彼女もまたその一員だった。一見生身の人間に見えるが、実はサイボーグでコブラは彼女の髪の毛を触り、クチクラの有無でそれを見抜いた。
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