「黄金のバンタム」に挑戦とは? わかりやすく解説

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「黄金のバンタム」に挑戦

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 09:40 UTC 版)

ファイティング原田」の記事における「「黄金のバンタム」に挑戦」の解説

世界バンタム級王者エデル・ジョフレブラジル)は、「ガロ・デ・オーロ(黄金のバンタム)」の異名通り世界王座獲得した試合8度防衛戦いずれもKO勝ちし、その中には青木勝利原田KO勝ちしたジョー・メデル含まれていた。強打者であり、パンチ的確にヒットさせ、ディフェンス堅い実力王者だった。原田猛練習は、取材していた新聞記者が、疲労で床にへたり込む程の激しさだったと言うジョフレは妻と息子を連れて来日した試合前の予想は、ジョフレ一方的有利、原田が何ラウンドまで持つか、という悲観的な見方がほとんどだった。 1965年5月18日愛知県体育館行われたエデル・ジョフレ 対 ファイティング原田戦開始ゴング聞いた原田は、当初今までボクシングスタイル捨てアウトボクシング出たかなりの大博打打ったと言えるが、原田はこの博打勝った原田ラッシュ予想した作戦組み立てていたであろうジョフレに、明らかに戸惑い見られ、その端正なボクシング狂い出始めのである。そして、4Rジョフレリング中央原田との打ち合い応じたが、パンチいつもの的確性がなく、原田パンチ勝っていた。 そして遂にジョフレ唯一の弱点である細いアゴを、原田右アッパー打ち抜いたのである。これでロープまで吹っ飛ばされジョフレに、原田ラッシュ仕掛ける。だが、ジョフレもよく追撃打をブロックでしのぎ、次の5Rには、強烈な右をヒットし原田コーナー間違えるほどのダメージ負った。だが、練習量豊富な原田は、次の回から立ち直り終盤一進一退の展開を迎える。そして遂に15Rの終了ゴング聞いた勝敗の判定は、日本高田ジャッジ)が72-70で原田アメリカエドソンジャッジ)が72-71でジョフレ、そして、アメリカ人バーニー・ロスレフェリー)が71-69で原田2-1判定勝ちで原田世界王座奪取成功した日本側の関係者でさえ、どちらの勝ちかで割れた程に際どい勝負であったレフェリーロスは、現役時代原田そっくりのラッシャーであり、それが原田有利に作用したのでは、という噂もあったが、後の1966年5月31日原田2度目の防衛戦ジョフレ再戦前回上の差で判定勝ちし、完全に決着をつけた。

※この「「黄金のバンタム」に挑戦」の解説は、「ファイティング原田」の解説の一部です。
「「黄金のバンタム」に挑戦」を含む「ファイティング原田」の記事については、「ファイティング原田」の概要を参照ください。

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