「オフィス寺」に出入りする人々
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/27 20:46 UTC 版)
「誰も寝てはならぬ (漫画)」の記事における「「オフィス寺」に出入りする人々」の解説
頼子(よりこ) 通称「ヨリちゃん」。春樹の遠縁の女性(春樹より5歳年上)で、音楽事務所経営者。 一方でモグリの料理屋もやっている。ミュージシャンだった夫の洋司とは約20年前に死別している。職業柄人脈が広く、外国人F3000ドライバーや有名建築家など、多くの人間と付き合いがある。愛犬の名前はジャンゴ。 自称「かつては純情な乙女」であったが、春樹や五郎に愛用のハンドバッグで「クロコパンチ」をしばしばかます。 自宅マンションに「男子禁制」の部屋があり、大好きなキャラクターのファンシーグッズで埋め尽くされている。 好みの男性の顔のタイプは、薬で倒れる前のエリック・クラプトン。 中村(なかむら) 通称「中村ハン」・「よう会うおっさん」。オフィス寺に妙な仕事を持ち込むブローカーで、五郎のデザイン会社時代の同僚。 現在は冴えないおっさん面だが、子供の頃からサラリーマン時代まで美少年(青年)で通していた。一方、父親が起こした不祥事のため、軽井沢近くに一家で夜逃げをしたという過去も持つ。 オフィス寺の設立時のメンバーだが、他メンバーが五郎に造反し別会社を立ち上げる際、彼が長年手掛けていた仕事まで持って行かれそうになったため、仕方なく造反組に加わったという経緯がある。 なぜか「寺」メンバーと色々な場所・土地で遭遇する。木彫りの熊の収集家であり、ウマズイ連会員でもあり、時々「寺」に奇妙な食品を持ち込む。本作の登場人物の中では数少ない妻帯者。単行本6巻第125話で中古の「カワサキ・マッハIII」を100万円で購入。平井さんに「中古のバイクに100万なんて信じられない」と罵倒される。 『大阪豆ゴハン』の中にも同名の「よう会うおっさん」が登場するが、本作の彼との関係は現在のところ不明。 外見のモデルは、マイク・ラザフォード。 岡野由真(おかの ゆま) 通称「岡ちゃん」。気象予報士で、朝のニュース番組のお天気コーナーを担当。コメントが親切で、年配者から人気がある。20代半ばから後半として描かれている。ある飲食店で春樹が岡野の携帯電話を間違って持ち帰ったことがきっかけで、まず春樹と知り合い、その後「寺」に出入りするようになった。 ストレス解消の一環として、週末は大塩の畑で家庭菜園をやっている。 「ロシア人の肝臓」の持ち主であり、酒に異常に強いが、味が好きではないため好んでは飲まない。 今井笑子(いまい えみこ) 岡野の学生時代の友人で、会社の同僚。 五郎好みのモデル並の容姿だが、歯に衣着せぬ性格と度を越した大食らいなのが玉にキズ。 レースクイーンの経験もあり、一時期は野球選手と交際していたが、「漢字読めないし声デカいし」で嫌気が差して別れた。 他にもちょくちょく男性絡みのエピソードが出てくることから、同僚の岡野より男性にもてるようである。 大塩恵(おおしお めぐみ) 千葉在住の元オフィス寺アルバイト。「軍人並み」「戦車並み」と称されるほどの超豪快な性格。マキオちゃんより数歳年下。 38回も見合いをし、結局最初の見合い相手だった男性と結婚。夫は脱サラをして農業に従事、自身は自家製自然酵母パンを売っている。ちなみに夫選びのポイントは「私の邪魔をしない男」。 在職時代にオフィス寺の庭を勝手に菜園に改造し、かつ退職後の今もなお管理しており、まめに世話するよう叱咤してくるため、従業員一同は迷惑している。首が太い。 平井りら(ひらい りら) 五郎の2番目の妻で、元「オフィス寺」社員。 ベルギー人クォーターで、現在はデザイナーとしてオフィス寺に出入りする。五郎と復縁する気は毛頭ないが、デザインの才能は「貴重な金づるとして」評価しているらしい。 五郎と知り合う以前はモデル〜OLをしていたが、その華やかな容姿故、能力が正当に評価されないことが多かった。が、五郎との出会いで徐々に吹っ切れたという過去を持つ。基本的に堅実なキャリア志向の人。料理がほとんど出来ない。 佐伯亜美(さえき あみ) 春樹・五郎・山田と同じ大学の2学年先輩で、哲学科に所属していた才女。春樹と五郎にとっては、憧れのマドンナ的存在。 イギリスの美術館学芸員だったが辞めて帰国し、現在は実家住まい。 実家は銀座で佐伯画廊を経営している。 柴垣(しばがき) 通称「シバガっちゃん」。オフィス寺の経理担当の税理士で、月に1回訪れる。霊感が強く、オフィス寺に出現する女優の霊も見たことがある。長野県出身。 ゲイではないかの噂もあり、たびたび男性と親しげに(時には腕を組み)歩く姿が目撃されているが、本人はただの同僚だとして否定している。自称「軽度の」鉄道オタク。 久世(くぜ) 通称「くぜぴょん」。カメラマンで、新人の頃から「寺」に出入りする。一時ロンドンに留学していた。 長野県出身で、実家は鰻屋(彼が学生時代に廃業)。「シバガっちゃん」と共通の話題が多い。 趣味は野球。ドラフトの時期にはヤーマダと共に「正装」し、指名を期待する。 当初は大塩さんに気があり、相思相愛であったが、互いの思いを確認することなく留学した。 外見のモデルは、ラリードライバーのコリン・マクレー。
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