「オフィス寺」メンバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/03/27 20:46 UTC 版)
「誰も寝てはならぬ (漫画)」の記事における「「オフィス寺」メンバー」の解説
大路春樹(おおじ はるき) 本作の主人公。通称「ハルキちゃん」。デザイン事務所「オフィス寺」所属のイラストレーター。 大阪市のキタ出身で、五郎とは中学からの幼馴染。連載中では40歳前として描かれている。祖父が高名な日本画家であり、その影響か彼も日本画を描く事ができる。4人兄弟の末っ子(長姉・園子、次姉・絵里、長兄・功樹)。 バツイチで、現在は愛猫の利休之助(りきゅうのすけ)と2人暮らし。利休之助との関係を周りにからかわれている。子供の頃からカワイイ顔立ちで、とかく年上の女性にモテるが、最近は感度が鈍い。 優柔不断で、基本的にヘタレ。作中でも亜美、岡野、下矢凪の姪、と複数の女性に気があるところを見せているが、積極的なアプローチはしていない。競艇好きで、よく仕事を抜け出してはスッている。 あまり酒が強くないらしく、宴会に参加する度にいつも必ず、一人だけ酔ってぶっ壊れている。岡野がオフィス寺に入り浸るようになったのは、そもそもこれが原因である。 愛車はランチア・デルタ(HFのエンブレムが見えるが、バリエーションは不明)。 川村五郎(かわむら ごろう) 本作のもう一人の主人公。通称「ゴロちゃん」。オフィス寺の社長。春樹と同い年で、40歳前として描かれている。 春樹と同じく大阪市のキタ出身で、幼児期に両親と死別し、叔父夫婦に育てられた。義兄と義妹がいる。 離婚歴3回。艶福家で、短期間で交際相手を変える。目から女性をシビれさせる「光線」(別名「毒」)を発射する得意技を持ち、子供の頃から好みの女性を射止めていたらしい。第100話の時点で、作中で語られた交際女性遍歴の通算数が約30人という話がある。 趣味は料理で、3人の元妻(特に2人目の妻)が皆家事をするタイプではなかったため、自然と料理が上手になった。 山田夏男(やまだ なつお) 通称「ヤーマダ君」。春樹・五郎とは大学の同期で、2人と並ぶ本作の準主人公。 ファーストネームは作中で登場してはいないが、作者自身のツイッターで披露された。命名の由来は、「夏に生まれたからだよ 爺ィが勝手に決めやがった」とのこと。 実家は銀座にあり、祖父が商店(山田九朗佐衛門商会)を営む。実家の屋上にはニワトリ小屋があり、様々なニワトリが飼育されている。 長嶋茂雄の声色を持ち、いつも不精ヒゲを生やしたイカツイ顔の持ち主。態度が異常に大きい上に常に横柄な口ききをするが、何故か周囲に悪く思われない、非常に得な人物(夢の中では、日頃とは正反対に小心者と化すこともある)。学生時代に自動車のナンバープレート偽造での前科がある。 「寺」に所属するイラストレーターだが、個人での仕事も受けているため、自宅にいることのほうが多い。離婚歴あり。 工事用の建設機械(重機)マニアで、建設現場での就労経験も有する。また野球好きでもあり(南海ホークスのファン)、大学時代は野球見物同好会に所属。そもそも東京出身でありながら関西の大学を選んだのも、南海ホークスを愛するが故で、進学後しばらくしてホークスが身売りして福岡に移転した際は、しばらく寝込んだほどショックを受けていた。 単行本6巻において、実家の近所住人から「ニート」疑惑を受けた件に対し、本人曰く「40過ぎて家にいるのは云々」とのくだりから、メインの3人は40歳以降ということが判明。 家族は両親と兄、祖父。父親は都から表彰されるほどの徳望の高い小児科医。兄がそれを継いでいる。 富井万起夫(とみい まきお) 通称「マキオちゃん」。春樹曰く狛犬に似ている。連載当初は30歳であった。 悪い人物ではないが、性格が少々暗い上にバスマニア(いわゆるオタク)なため、「寺」の皆からはぞんざいに扱われることが多い。 また、そのためか女性には縁が薄く、寧々とは特に相性が悪い。 デザインの作風が暗いなどの様々な理由で職場を転々としていたが、知人の紹介で「寺」に入社。当初は見習いだったが、その後正社員に昇格した。 名前や外見のモデルはラリードライバーのトミ・マキネン。 同じ作者の別作品「セケンノハテマデ」にもゲスト出演した。 寧々(ねね) 「寺」のアルバイト(単行本第9巻掲載のエピソードでめでたく正社員に昇格)で、巴の姉。通称「ねねちゃん」。 姉妹の実家は熱海の大衆食堂兼旅館(?)。社員旅行で「寺」関連のメンバーが訪れたこともある。 表参道で自作の詩集を妹・巴と共に路上販売しているところを、五郎にスカウト(お目当てである巴のおまけとして)される。 パソコン全般に詳しく、シスアドの資格を持つ。一般に能力は高いらしく、過去のバイトで正社員に疎ましがられたことが度々あったと語っている。 勘が鋭く、じゃんけんからギャンブルまで強さを発揮するが、雨天では勘が鈍る。 あまり女性にモテない男性を好きになることが多い。しかしその殆どが「その男性を格好よく変身させた途端、別の女性に略奪される」というパターンで恋愛が終わる。それを断ち切るべく、寡黙でシブい宅配配達員を好きになろうとしたが、結局は彼の結婚で失恋。 巴(ともえ) 姉の寧々と同じく「寺」のアルバイト社員(但し非常勤)。通称「巴ちゃん」。 20代前半でやや天然ボケ。いわゆる男好きするタイプで、男性を引き寄せるオーラを放っているらしい。作中で高校生の彼氏がいた時もある。ちなみに五郎の「光線」は効果がなかった。 姉よりだいぶ背が高く、初登場時は「中川家のような姉妹」と表現されていた。 姉が正社員に昇格してからは、写真に関する作業に興味を抱き、彼女なりに勉強を始める。
※この「「オフィス寺」メンバー」の解説は、「誰も寝てはならぬ (漫画)」の解説の一部です。
「「オフィス寺」メンバー」を含む「誰も寝てはならぬ (漫画)」の記事については、「誰も寝てはならぬ (漫画)」の概要を参照ください。
- 「オフィス寺」メンバーのページへのリンク