《確認しました》の敬語とは? わかりやすく解説

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《確認しました》の敬語

「確認しました」の敬語表現

確認しました」は「確認した」の丁寧語であり、敬語表現です。ただし、やや平易なニュアンスが漂うので、「確認いたしました」とするほうがより丁重な敬語といえるでしょう

「確認しました」の敬語の最上級の表現

確認いたしました」の最上級敬語は「ご確認申し上げました」です。ただ、かなり堅苦しい表現なので、ビジネスシーンでも使われる機会はあまり多くありません。「確認いたしましたでも、十分に敬意表せます。

「確認しました」の敬語のビジネスメール・手紙での例文

先に述べた通り「思う」の謙譲語は、「存じます」と「存じ上げます」ですが、使える対象異なります。「存じます」は人以外のものや場所に対して使えますが、「存じ上げます」は人だけが対象です。
田中様のおっしゃることは、ごもっともだ存じます」と「田中様のおっしゃることは、ごもっともだ存じ上げます」は、対象が人なので使い方としてどちらも正解です。しかし「夕食時間は、6時からだと存じ上げます」は、対象が人ではないので間違いとなります。この場合は「存じます」を使って、「夕食時間は、6時からだと存じますとします

存じます」は考え伝えるときだけでなく、依頼感謝謝罪気持ち伝えるときにも使える表現です。「A社との合併は、時期尚早だと存じます」は自身考え伝えてます。ご都合合わせて来社いただける幸いに存じます」は、依頼するときの表現です。感謝の気持ち伝えるときは「歴史のある賞をいただき光栄存じます」などという使い方をします。このような事態となり、誠に遺憾に存じます」などが謝罪表現です。"
ご覧になる」の例文以下の通りです。「当日スクリーン貴重な映像映しますので、どうぞ皆様席について最後までご覧ください」「この度は私のプレゼンテーション長時間ご覧いただき誠にありがとうこざいました」「部長一度現場ご覧くだされば、いかにひどい状況であるかがご理解いただける思います

見られる」の例文以下の通りです。「先生は現在話題になっている映画はもう見られましたか」「我社ショールーム見られる場合には、ぜひ一言声がけください」「同封した案内書見られましたら、大切に保管してください

ご高覧」の例文以下の通りです。「メール画像添付いたしましたので、ご高覧いただきたく存じます」「社長に拙作資料ご高覧賜り恐悦至極存じます」「私の制作した映画皆様方のご高覧拝しただけでも大変名誉なことでございます
ビジネスメールや手紙など、「観る」の謙譲語文書で表す場合には、「拝見する」を使うのが一般的です。「メール拝見しました。ぜひ一度お目にかかりたい存じます」「お見積もり拝見いたしました検討させていただきたい存じますので、いましばらくお時間頂戴できれば存じます」「貴サイト拝見してご連絡いたしました」「お送りいただきました企画書拝見したところ、いくつかお伺いしたい点が出てまいりましたご教示いただければ幸いでございます」「昔と変わらぬ先生お元気そうなお姿を拝見して安心する同時に懐かしさがこみ上げてまいりました」などと使います
"「素敵なプレゼントいただき、とても嬉しいです
明日から休暇いただきますので、よろしくお願いいたします
頂戴したお言葉を胸に、ここまで頑張ることができました
お忙しいところ恐れ入りますが打ち合わせお時間頂戴できますでしょうか
貴社記念品賜りましたこと、暑く御礼申しあげます
御協力賜りますよう、よろしくお願い申しあげます
先ほどメール拝受しました。早速ご対応いただき感謝申しあげます
本日書類到着いたしました取り急ぎ拝受ご連絡まで」
貴重な品を拝領し誠にありがとうございます

「確認しました」を上司に伝える際の敬語表現

確認いたしました」は上司対す敬語としても使用できます。さらに、上司安心させるために「さっそく確認いたしました」「おっしゃる通り確認いたしました」という文章にすることもあります。なお、親し上司相手なら「確認しました」を使うことも可能です。ただ、役職離れている上司とのやりとりでは「確認いたしました」か「確認申し上げました」を用いるようにしましょう

「確認しました」の敬語での誤用表現・注意事項

まず、「確認いたしました」を「確認致しました」と変換するのが間違いです。なぜなら、丁重語謙譲語として使われる「いたす」と「致す」は別の言葉だからです。漢字で書く「致す」は「仕向ける至らせる」などの意味を持つ動詞です。「致す」自体敬意含まれていないので、敬語表現には適していません。メール手紙では「確認いたしましたと書くようにしましょう

次に、「ご確認いたしました」というフレーズについても、相手不愉快にさせる恐れあります自分行為対し美化語の「ご」をつけるのは決し間違いではありません。あくまでも相手向けた行為丁重に表現している」との意図があるからです。ただ、受け取る側の解釈によっては、「自分自分行為美化している」との印象になってしまうでしょう自分確認をする際には「確認いたしました」とするのが無難です。そのかわり目上相手主語なら「ご確認いただきました」のように、美化語用いましょう

ビジネスメール手紙では、「確認いたしました」の前後文章も非常に重要です。文章送った側は、相手本当に内容理解したかどうかになっているからです。ビジネス文書では内容読み飛ばした勘違いしたりすると、大きな損害を招くことも珍しくありません。そのため、「何をどう確認したのか」まで伝えて、ようやく丁寧な返信になるといえます。「いただいた資料内で、変動した数字確認いたしました」など、具体性持たせて返信ましょう

なお、「確認いたしました」と似た表現には「確認させていただきました」もあります。「確認させていただきました」も日本語としては間違いではありません。ただ、「させていただく」という表現不自然に感じる人もいます。一般的には、「確認いたしました」を使うのが自然です。

「確認しました」の敬語での言い換え表現

確認いたしました」の言い換え表現には「拝受いたしました」「拝見いたしました」「拝読いたしました」などがありますいずれも受け取った」「内容理解した」という大意持ってます。ただし、「確認いたしました」よりも具体的な行為を指す言葉といえるでしょう。まず、「拝受いたしました」はメール手紙などが「手元届いた」ことを意味する敬語です。重要な文書資料がしっかり届いたかどうか心配になっている相手安心させるために用います内容確認する前にまず、「確かに拝受いたしました」と返信するのもビジネスマナーのひとつです。

次に、「拝見いたしました」は、何かを「見た」ことの敬語表現です。「図表拝見いたしました」「デザイン拝見いたしました」などの文脈用います。そして、「拝読いたしました」は文章について「確認した」と述べるときに使われきました。「拝見いたしました」や「拝読いたしました」には、「内容もしっかり理解した」というニュアンス含まれています。

そのほか、「分かりました」という返事で「確認いたしました」を使う場合は、「かしこまりました」「了承いたしました」「承知いたしました」などに言い換えられます。確認」という言葉頻出する文章書いた場合は、一部別の言葉置き換えて読みやすくしましょう。

《確認しました》の敬語

「確認しました」の敬語表現

敬語には丁寧語尊敬語謙譲語ありますが、「確認しました」は「確認した」の丁寧語にあたります。確認」に丁寧語の「ます」を連用形にした「まし」を付け過去終助詞「た」を付けた形です。「確認しました」を尊敬語にしたい場合は、「する」の尊敬語である「なさる」を付けて確認なさいました」と表現しますまた、「する」の謙譲語の「いたす」を付けて確認いたしました」と表現すれば謙譲語となるのです。「確認しました」「確認なさいました」「確認いたしました」は全て敬語表現となりますが、相手自分と関係性考慮して使い分ける必要があります。「確認しました」はビジネスシーンでよく使われる言葉なので、仕事でのやりとり考えると使い分けがよく分かるでしょう例え同僚部下仕事確認した聞かれ場合、「確認しました」と丁寧語答えるのが適切です。上司聞かれ場合は、謙譲語の「確認いたしました」を使いましょう一方確認なさいました」という尊敬語は、自分より目上の人確認した場合に「Aさんが確認なさいました」といったように使うことができます

「確認しました」の敬語での誤用表現・注意事項

実は「確認」という言葉は、目上の人に使うのは避けた方が良い場合もあるのです。そのため上司仕事確認した場合は、「確認いたしました」よりも「拝見いたしました」と表現した方が良いでしょうただし書類などの確認で、具体的な数字など確認上司から頼まれた際は「書類数字拝見いたしました」と答えるのは不自然です。この場合は「書類数字間違いがないことを確認いたしました」といったように、「確認」という言葉を使うのが適切になります。また「確認させていただきました」と表現するのにも注意が必要です。こちらは「させてもらう」の謙譲語の「させていただく」を付けた敬語表現で、間違いではありません。しかし相手許可必要になるような行為を行う場合に使う表現であり、書類確認などの際に使うと不自然になります

「確認しました」の敬語での言い換え表現

メール手紙などを受け取ったことを伝える際は「確認しました」でも問題ありませんが、「拝受しましたと言い換えることも可能です。謙譲語にしたい場合は、「拝受いたしました」と表現します。他にも書類などを受け取って確認したことを、謙譲語で「受領いたしました」と表現することもよくあります内容確認し分かったことを伝えたい時は「分かる」の謙譲語使って承知しました」と表現して良いでしょうこのままでも敬語表現として問題ありませんが、「する」の謙譲語である「いたす」を付けて承知いたしました」と表現すると、さらに丁寧な印象なります


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