《社是》の正しい読み方
「社是」の正しい読み方
「社是」の正しい読み方は、「しゃぜ」である。国是・社是・校是をまとめて覚えれば読み間違えない。「是」の音読みは「ぜ」のみである(訓読みは「これ」)。「提(テイ)」や「題(ダイ)」と混同しやすいので注意されたい。
「社是」の意味解説
「社是」とは、会社の発足や経営に関する基本的な方針のこと、および、それを表した言葉のことである。たとえば、社会においてどのような役割を果たす会社となるか、あるいは会社にどのように運営し成長させていくか、といった方針を簡潔に示した言葉が社是である。なぜ「しゃぜ」と読むのか・理由
「社是」の「社」は、「会社(かいしゃ)」の一部がそのまま使用されている。そして、「是」は、「正しい」「道理にかなっている」という意味の場合、「ぜ」と読む。したがって、「社是」の読み方は「しゃぜ」となる。「社是」の類語・用例・例文
「社是」は基本的に、内容も含めた全体を指すことが多い。例文にすると、「あの会社の社是は簡潔である点が素晴らしい」「従業員の多くが、社是を知らないままである」「念のために、取引先の社是を確認しておいた方が良い」といった形になる。「社是」の類語としては、同様に会社の方針である「社訓」が挙げられる。社是が社内外に広く知らしめるものであるのに対して、社訓は社内のみに知らせるものという違いがある。そのため、社訓は従業員への指導のような内容になることが多く、社是の内容とは大きく異なる。そして、「企業理念」や「経営理念」といった類語もある。どのように会社を運用、経営していくのかを示したもので、社是と意味が似ている。したがって、会社によっては、社是と企業理念や経営理念を同一視しているところもある。また、社是を詩的かつ漠然とした内容、理念を具体的な内容にしている会社も少なくない。
「社是」の英語用例・例文
「社是」を英語で表現する場合、「company creed」あるいは「company motto」を使用することが望ましい。「creed」は「信条」、「motto」は「指針」「信念」を意味する言葉であり、どちらを選択しても表現の内容が大きく変わることはない。それらを用いて例文を作ると、「I ask an expert to create a company creed(社是の作成を専門家に依頼する)」「It took time to understand the company motto(社是を理解するのに時間がかかった)」といった形になる。- 《社是》の正しい読み方のページへのリンク